
2025年11月の投稿記事
妊活レシピ「成熟卵を育てる葉酸」
海外の生殖医療についての文献では、妊活中に必要な栄養素のレビューが紹介されています。
今回は、葉酸についてご紹介します。
妊活中に葉酸が大事なのは「赤ちゃんの脳やせき髄がつくられるごく初期の発育に欠かせない栄養素だから」です。特に妊娠0~1カ月頃は、母体の自覚がないうちに神経管(脳・脊髄のもと)が形成されるため、妊娠前から十分に摂っておくことがとても重要になります。さらに葉酸は卵子の質や子宮環境にも効果的です。
以下、妊活で葉酸が必要な理由を分かりやすくまとめます。
妊活中に葉酸が大事な理由
神経管閉鎖障害(NTD)のリスクを下げる
葉酸は細胞分裂やDNA合成に関わるため、胎児の神経管形成に必須。不足すると以下のリスクが上がることが、世界的な医学研究で認識されてます。
- 無脳症
- 分脊椎(脊髄の異常形成)
- 脊柱裂
妊娠0~28日頃に神経管が作られるので、妊娠がわかる前からではなく妊娠を望んだ時から葉酸を蓄えておく必要があります。
卵子の質の老化を予防する
葉酸はDNAの修復や細胞の生成に関わるため、卵子の質にも関係します。期待できる効果は以下の通りです。
- 卵子の染色体異常のリスクを下げる
- 成熟卵の育成をサポート
- 妊娠率の改善を示す研究もあり(特に400μg以上の摂取)
※医学的な根拠(エビデンス)が比較的しっかりしています。試す価値ありです。
また、ある日本のサプリメントメーカーの研究では、女性が約1カ月間、毎日葉酸(一定量)摂取したことで体外受精において成熟卵が増えたという報告もあります。男性の場合は運動率の向上とDNA損傷率の減少が確認でき、男女ともに摂取することで良好胚を得ることができたとのことです。つまり、タイミング・人工授精においても体内で良好胚が育つ可能性が上がるため効果的であると言えます。(詳細を知りたい方は当院スタッフにご質問ください)
着床しやすい子宮環境づくり
葉酸は赤血球生成を助けるビタミンB群の一種。貧血の予防→子宮内膜の血流改善→着床環境の維持に役立つと言われています。
男性(ご主人)にもメリット
男性も葉酸を摂取することで、
- 精子の染色体異常が減少する可能性
- 精子の質の向上
- 受精の確率向上
などが報告されています。タイミング・人工授精の場合は精子が自力で卵管まで泳いで到達して受精しないといけないので精子の状態の改善も必須です。
妊活中の推奨量は?
妊活~妊娠初期:400μg
食事だけでは十分な量に達しにくいため、多くの国でサプリ推奨になっています。日本の厚労省も同じく「食品に加えてサプリで400μg/日」を推奨しています。
葉酸の多い食材|摂取量の目安
🥬葉物野菜
1. ほうれん草(ゆで)
100gあたり:約110μg → 必要量を食べ物だけで400μg得るには、ほうれん草約360g(大きめの1束)が必要。現実的な量は1日70g~100g(小盛の1皿分)
2. ブロッコリー(ゆで)
100gあたり:約120μg → 必要量だけ食事で補うと330g(1株まるごと以上の量)。現実的な量は3分の1株(約100μg)
🌱豆・海藻・和食系の食材
1. 枝豆(ゆで)
100gあたり:約260μg→現実的な量は小鉢1杯(50g)で約130μg。居酒屋の普通のお皿くらいで約80g(約200μg)。かなり優秀ですね。妊活中におすすめの食材。
2. 納豆
1パック:約60~70μg→1日1パック食べればかなり優秀。便通改善にも効果的です。納豆は血流改善に良いとよく聞きます。
3. ひじき
10g(小鉢1つ):約35μg→ひじきを1品入れると上手に補える。
🍓果物・その他
1. いちご
100g(5~6粒):約90μg→おやつに取り入れやすい量。果物、高いですよね…。
2. アボカド
1個(150g):約90μg→半分食べれば60μg。
3. レバー(鶏)
100g:毛髪栄養素も豊富で約1300μgと圧倒的→ただし、ビタミンA過剰のリスク(肝機能障害、頭痛、吐き気、胎児の先天異常)があるため妊活~妊娠初期は食べすぎ注意(週1で30g程度が良いです。)
現実的に「食事だけで補おうとすると?」
400μgを食事だけで摂る場合、例えば以下の組み合わせです。
- ほうれん草のおひたし(70~100g)→70~110μg
- ブロッコリー(100g)→120μg
- 納豆(1パック)→65μg
- 枝豆(50g)→130μg
- いちご(5~6粒)→90μg
合計:475μg
これでようやく超えるくらいです。「毎日これだけ食べる」のは正直しんどいレベルです。
結論:食事プラスサプリでバランスが一番良いです。
理由は3つで、
- 食事の葉酸は吸収率が約50%と低い
- 毎日400μgを食事だけで安定して摂るのは困難
- 世界的にも妊活~妊娠初期は「400μgの合成葉酸(サプリ)」が標準
葉酸の吸収率を上げるポイント
ビタミンB群(特にB12・B6)と一緒に摂る
B12が多い食材
- 魚介(サバ、イワシ、サンマ)
- あさり
- 卵
- 牛乳・チーズ
- 海苔
B6が多い食材
- まぐろ・かつお
- バナナ
- サツマイモ
- じゃがいも
納豆+卵、ブロッコリー+鶏むね、ほうれん草+サバは相性◎。葉酸はビタミンB12 と協力して赤血球を作り、代謝されるので同時摂取で利用効率が上がります。
ビタミンCと一緒に摂る
- ブロッコリー(同時に葉酸も多いので最強)
- ピーマン、キャベツ
- キウイ、いちご
- じゃがいも(Cが熱に強い)
ほうれん草のおひたしなどにレモンを数滴も良いです。葉酸は酸化に弱いため、ビタミンCの抗酸化力が吸収を助けます。
逆に吸収率を下げるもの
- 過度のアルコール(葉酸を消費する)
- 胃腸の炎症(過敏症・腸炎)
- 長時間の調理(加熱・煮込みすぎ)
- 偏った食事(B12不足だと代謝できない)
食事で葉酸を摂るには、B12・B6・ビタミンCと一緒に摂るのがおすすめです。
低温調理・短時間調理にする(葉酸は熱に弱い)
食事で得る葉酸は加熱で50~90%減ると言われています。吸収率を上げる調理法は、
- 蒸す(茹でるより流出が少ない)
- 電子レンジで加熱(短時間で壊れにくい)
- スープにして煮汁ごと飲む(流出分も摂取可)
妊活レシピ「ほうれん草のごまあえ」
ごまあえは定番の料理です。春菊・小松菜などでも同様にできます。
材料(2人分)
- ほうれん草・・・2分の1束
《あえ衣》
- 白すりごま・・・大さじ1
- だし・・・大さじ1(顆粒だしなら小さじ3分の1)
- しょうゆ・・・大さじ1と3分の1
- 砂糖・・・小さじ2
作り方
- ほうれん草を水でサッと洗う。根元に十字の切れ目を入れる。耐熱皿に置き、ラップをふんわりかける。
- 600wで1分30秒~2分(束の太さで調節)。
- 冷水にサッとくぐらせ、水気をよくしぼり、3センチ長さに切る。
- あえ衣の材料を混ぜ合わせる。
- ほうれん草とあえ衣であえる。
まとめ
葉酸は妊活中の体づくりに欠かせない栄養素です。食事だけでは不足しやすいため、ビタミンCやB12の多い食材と組み合わせたり、蒸す・短時間加熱などで効率よく取り入れることができます。
ホウレン草やブロッコリー、納豆などを毎日少しずつ続けながら、必要に応じてサプリも活用してきましょう。是非参考になさってください。
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子宮内膜症と食事の関係|原因は食べ物?避けたい食品はある?
「子宮内膜症は食べ物が原因なの?」「食事で悪化することはある?」「子宮内膜増殖症では食べてはいけないものがあるの?」と気になって検索される方は少なくありません。
先に結論をいうと、子宮内膜症の原因は食事だけではありません。子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外で増える病気で、原因はまだ完全にはわかっておらず、月経血の逆流、遺伝的要因、免疫、ホルモンなどが関わると考えられています。
ただし、子宮内膜症は炎症と関わりの深い病気であり、食事は体内の炎症状態に影響しうるため、食べ方の積み重ねがリスクや症状に関係する可能性はあります。実際、炎症を高めやすい食事パターンほど、子宮内膜症との関連がみられた研究も報告されています。
- 子宮内膜症は、食べ物だけが原因で起こる病気ではありません。月経血の逆流、免疫、ホルモン、遺伝的な要因など、さまざまな要素が関わると考えられています。
- 一方で、子宮内膜症は炎症と関わりが深い病気であり、食事内容が体内の炎症状態に影響する可能性があります。
- 「これを食べたら必ず悪化する」と断定できる食品はありませんが、加工肉、甘い飲み物、揚げ物、偏った食事が続いている場合は見直す価値があります。
- 食事では、青魚、野菜、海藻、きのこ、豆類、果物、食物繊維を取り入れ、無理のない範囲で抗炎症を意識した食べ方を続けることが大切です。
- 強い月経痛や不正出血がある場合は、食事だけで様子を見ず、婦人科で相談しながら体調管理を進めることが安心につながります。


まず知っておきたいこと|子宮内膜症と子宮内膜増殖症は別の病気です
検索では「子宮内膜症」と「子宮内膜増殖症」が混同されがちですが、これは別の病気です。
子宮内膜症は、本来子宮の内側にあるはずの組織に似たものが、卵巣や腹膜など子宮の外で増える病気です。月経痛、骨盤痛、性交痛、不妊などと関係します。
子宮内膜増殖症は、子宮の内側の内膜が厚くなりすぎる状態です。不正出血などをきっかけに見つかることが多く、タイプによっては慎重な経過観察や治療が必要です。
そのため、「食べてはいけないもの」を調べる場合も、まずはどちらの病気について知りたいのかを分けて考えることが大切です。
子宮内膜症の原因は食べ物だけではない
炎症と食事の関係が注目されています
子宮内膜症の原因はひとつではなく、食事だけで説明できる病気ではありません。ですが、子宮内膜症では病変の周囲や体内で炎症が関与すると考えられており、研究では食事全体の「炎症を高めやすさ」を評価する食事性炎症指数(DII)が注目されています。
DIIは、栄養素や食品が炎症マーカーにどう関係するかをもとに、食事パターン全体の炎症性を数値化した指標です。スコアが高いほど炎症を高めやすい食事、低いほど炎症を抑えやすい食事と考えられます。
2023年のNHANES解析では、より炎症を高めやすい食事パターンの人ほど、子宮内膜症の割合が高い関連がみられました。ただし、これは観察研究であり、「この食べ物が原因」と断定できるものではありません。
子宮内膜症で食べてはいけないものはある?
完全に禁止するより、摂りすぎを見直す考え方が大切です
現時点では、子宮内膜症に対してこれを食べたら必ず悪化すると断定できる食品は確立していません。
ただし、研究では、赤身肉や加工肉、トランス脂肪酸の多い食事、炎症を高めやすい食事パターンが、子宮内膜症リスクと関連する可能性が示されています。逆に、オメガ3脂肪酸、果物、一部の野菜、ビタミンDなどは、低いリスクと関連した報告があります。
そのため、「絶対に食べてはいけないもの」と考えるよりも、毎日の食習慣の偏りを見直すという視点のほうが、医学的にも現実的です。
見直したい食品の例
次のような食品は、子宮内膜症が気になる方にとって、摂りすぎを見直す候補になりやすいものです。
- 加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
- 脂質の多い肉料理が続く食事
- 砂糖の多い清涼飲料や甘い飲み物
- 揚げ物や超加工食品が多い食事
- 白いパン、菓子、麺類に偏った食べ方
大切なのは、これらを一切禁止することではなく、毎日続いていないかを見直すことです。過度な制限はストレスにつながり、続けにくくなることもあります。
子宮内膜症の食事で意識したいこと
抗炎症を意識した食べ方が基本です
研究からは、炎症を抑えやすい食事パターンとして、野菜、果物、魚、食物繊維、オメガ3脂肪酸を含む食べ方が注目されています。特定の食品だけを増やすより、食事全体のバランスを整えることが大切です。
取り入れやすい食品の例
- 青魚(サバ、イワシ、サンマなど)
- 緑黄色野菜
- 海藻、きのこ、豆類
- 果物
- 雑穀ごはん、麦ごはん、オートミールなど食物繊維を補いやすい主食
- 無糖の緑茶やコーヒー
和食をベースに整えるなら、白米をすべて変えなくても、まずは一部を麦ごはんや雑穀米にする、主菜を週に数回は青魚にする、味噌汁に野菜や海藻を足す、といった小さな工夫から始めるだけでも十分です。
今日から試しやすい工夫
- 白米を毎回ではなくても、時々麦ごはんや雑穀米に置き換える
- 肉料理が続く日は、次の食事で魚や豆腐を選ぶ
- 甘い飲み物ではなく、緑茶や麦茶、無糖コーヒーにする
- 副菜に緑の野菜と黄色の野菜を一品ずつ足してみる
- 揚げ物が続くときは、焼く、蒸す、煮る料理を増やす
すべてを完璧に変える必要はありません。増やしたい食品を一つ増やし、控えたい食品を一つ減らすくらいの意識でも十分に続けやすくなります。
子宮内膜増殖症で食べてはいけないものは?
特定の禁止食品より、体重管理と受診が大切です
「子宮内膜増殖症 食べてはいけないもの」と検索される方も多いですが、現時点では、明確に禁止されている特定の食品が定まっているわけではありません。
一方で、子宮内膜増殖症は肥満や無排卵、ホルモンバランスの乱れなどと関連することがあり、食事の面では体重管理につながる食べ方が大切になります。
そのため、増殖症については「これを食べると悪い」と単純に考えるよりも、食べすぎや偏りを見直し、必要に応じて婦人科で適切な評価を受けることが重要です。
サプリメントは必要?
オメガ3脂肪酸、ビタミンD、マグネシウム、ポリフェノールなどは、個別の状況によって役立つ可能性があります。ただし、まず優先したいのは食事と生活習慣の土台を整えることです。
サプリメントは品質や用量、薬との相互作用にも注意が必要です。服薬中の方や治療中の方は、自己判断で始める前に医療者へ相談しましょう。
食事だけでなく、生活習慣も一緒に整えることが大切です
子宮内膜症や慢性的な炎症を考えるときは、食事だけでなく、睡眠、運動、ストレス、喫煙の影響も見逃せません。
- 睡眠はなるべく一定の時間に取り、生活リズムを整える
- 軽いウォーキングや筋力トレーニングを無理のない範囲で続ける
- 深呼吸、入浴、散歩などでストレスをため込みすぎない
- 喫煙や受動喫煙を避ける
食事だけを厳しく管理しようとすると負担になりやすいため、生活全体を少しずつ整えることが、結果的に続けやすい方法です。
痛みや不正出血があるときは、食事だけで様子を見ないことも大切です
子宮内膜症では、強い月経痛、慢性的な骨盤痛、性交痛、不妊などがみられることがあります。子宮内膜増殖症では、月経が重い、だらだら続く、月経以外の出血がある、不正出血があるなどの症状がみられることがあります。
こうした症状がある場合は、自己判断で食事だけを変えて様子を見るのではなく、婦人科で相談することが大切です。食事はあくまで体調管理の土台のひとつであり、必要な検査や治療に代わるものではありません。
まとめ
子宮内膜症は、食べ物だけで起こる病気ではありません。ただし、炎症を高めやすい食事パターンが関係する可能性はあり、食生活を整えることには意味があります。
大切なのは、特定の食品を極端に怖がることではなく、加工食品や甘い飲み物が続いていないかを見直し、野菜・魚・食物繊維を少しずつ増やすことです。
また、子宮内膜増殖症については、特定の禁止食品よりも、体重管理や婦人科での適切な評価が重要です。
「何を食べたから悪くなったのでは」と自分を責める必要はありません。今日の一食を少し整えることから、無理なく始めていきましょう。
Q1. 子宮内膜症は食べ物が原因で起こるのですか?
子宮内膜症は、食べ物だけで起こる病気ではありません。月経血の逆流、ホルモン、免疫、遺伝的な要因など、いくつもの要素が関係すると考えられています。ただし、食事は体内の炎症状態に影響しうるため、毎日の食べ方を整えることは体調管理の一つとして役立つ可能性があります。
Q2. 子宮内膜症で食べてはいけないものはありますか?
現時点では、「これを食べたら必ず悪化する」とはっきり言える食品はありません。ただし、加工肉、砂糖の多い飲み物、揚げ物、超加工食品などが続く食生活は、見直しの候補になります。大切なのは完全に禁止することではなく、摂りすぎが習慣化していないかを見ることです。
Q3. 子宮内膜症のときは、どんな食事を意識するとよいですか?
野菜、果物、青魚、豆類、海藻、きのこ、食物繊維を意識した食事が取り入れやすい方法です。特別な食事法を完璧に続けるより、白米を時々雑穀ごはんにする、魚の日を増やす、甘い飲み物を減らすなど、続けやすい小さな工夫のほうが現実的です。
Q4. 子宮内膜増殖症にも同じように食事が関係しますか?
子宮内膜症と子宮内膜増殖症は別の病気です。子宮内膜増殖症では、特定の「食べてはいけないもの」よりも、体重管理やホルモン環境の見直しが大切になることがあります。不正出血がある場合は、自己判断せず婦人科で相談することが重要です。
Q5. 食事を変えれば子宮内膜症は治りますか?
食事は大切な土台ですが、食事だけで子宮内膜症を治せるとは言えません。症状が強い場合や不妊、強い月経痛、不正出血などがある場合は、婦人科での検査や治療が必要になることがあります。食事は「治療の代わり」ではなく、体調を整えるサポートとして考えるのがよいでしょう。
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📚参考文献
- Liu P, et al. Association between dietary inflammatory index and risk of endometriosis: A population-based analysis. Frontiers in Nutrition. 2023.
- Office on Women’s Health. Endometriosis.
- ACOG. Endometriosis.
- Royal College of Obstetricians and Gynaecologists. Endometrial Hyperplasia.
- Arab A, et al. Food groups and nutrients consumption and risk of endometriosis: a systematic review and meta-analysis. 2022.
- Parazzini F, et al. Diet and endometriosis risk: a literature review. 2013.
この記事の監修者


院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)
FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)
- 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
- 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
- 日本生殖医学会会員
不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。
※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。
子宮内膜症と向き合う毎日に、体を整えるという選択肢を
子宮内膜症は、食事だけで変えられるものではありませんが、毎日の食べ方や睡眠、冷え、ストレス、血流などを少しずつ整えていくことは、体調管理の土台になります。
東洋医学では、痛みや月経トラブルを単なる局所の問題としてみるだけでなく、血の巡り、自律神経の乱れ、冷え、胃腸の弱りなど、全身のバランスから考えていきます。子宮内膜症によるつらさも、お一人おひとりで感じ方や背景が異なるからこそ、体質や生活状況に合わせて整えていくことが大切です。
宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の方や婦人科系のお悩みを抱える方に対して、現在のお体の状態を丁寧にうかがいながら、無理のない形で体調を整えるお手伝いをしています。
「何をしたらよいかわからない」「病院の治療と並行して体を整えたい」「冷えや月経痛も含めて相談したい」と感じている方は、どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください🍀
33歳(2人目不妊・PCOS)1人目治療時に凍結した胚盤胞4BCの2個移植で妊娠
兵庫からお越しのKさん(33歳)が鍼灸とレーザーで身体を整え、体外受精で妊娠されました。
当院にお越しになるまでの経緯
Kさんは以前、お一人目の妊活の際も当院で不妊鍼灸を受けられ、無事に妊娠・出産されました。
(お一人目妊活時の妊娠ブログはこちらをご覧ください。)
産後、お子様が2歳になった頃に二人目の妊娠を希望されました。妊活開始から3~4カ月が経過した時点で、不妊治療専門クリニックへの通院を再開。お一人目の時に凍結保存していた卵子を用いて移植を行いました。
これまでの治療経過
2024年8~9月:移植を行い陽性反応が出るも、胎嚢確認後に残念ながら流産。
クリニックの診断:媒精(ふりかけ)では受精しない卵子の問題と、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が判明。
現状:手元に残る胚盤胞は2個(グレード:4BC、4BC)。
2024年11月に、残りの凍結卵2個を移植する予定となっており、「これが陰性なら再度採卵から」という状況でした。この大切な移植に向けて万全を期すため、再び当院での鍼灸治療をご希望されました。
患者さん情報
- 来院の動機:2人目不妊
- 鍼灸の経験:あり(当院にて1人目妊娠・出産の実績あり)
- 体調・体質:デスクワークによる肩こり、尾てい骨の痛み、不妊症
- 睡眠:6~7時間(23時就寝~6時30分起床)
- 生理:周期30~31日で規則的。月経前・月経時の不調はなし。経血は赤色~暗赤色。
- 食生活:1日3食(夕食18~19時)。甘いものを好む。水分は水・お茶。飲酒・喫煙なし。
- 運動・入浴:運動はあまりしない。入浴は全身浴。
- ご主人:34歳(男性不妊の有無は不明)
- 服用薬・サプリ:エレビット、温経湯
- セルフケア:漢方、サプリメント、バランスの良い食事
Kさんの妊娠に至るまでの経緯
■ 2024年10月:お休み周期(体づくり)
11月の移植を見据え、この1カ月は徹底した体づくりを行いました。再診時の問診では、以下の不調が見られました。
- デスクワークによる肩こり、肩甲骨まわりの重だるさ
- 子育てと仕事による疲れやすさ
- 尾てい骨周りの痛み
- 足先の冷え
それぞれの症状に応じたツボを使用し、移植に向けて子宮の血流を促進する施術を継続しました。また、尾てい骨の痛みに対しては「不妊整体」を行いケアしました。(当院の不妊鍼灸の詳しい内容はこちらをご覧ください。)施術を重ねる中で、つらかった症状は徐々に緩和されていきました。
■ 2024年11月:移植周期
移植に向けて、当院では「鍼灸」と「レーザー」を併用し、子宮の血流をさらに高め、フカフカの内膜が育つようアプローチしました。
その結果、移植当日の子宮内膜の厚さは10.5ミリとしっか育っており、ホルモン補充周期にて凍結融解胚盤胞の2個戻し(4BC、4BC)を行いました。
【 判定結果 】
BT10(判定日):陽性反応(hCG値 81.6)
※数値は低値でしたが、医師より「ホルモン補充で妊娠を維持できている」との説明あり。
6日後の再判定:hCG値 1329 に急上昇。胎嚢もしっかり確認できました。
その後、無事に心拍も確認でき、クリニックを卒業されました。当院でのケアは「マタニティ鍼灸」へと移行し、妊娠維持のサポートに加え、つわりや肩こり、腰痛などのケアを実施。妊娠18週で無事に当院も卒業となりました。
Kさん、本当におめでとうございます。
お二人のお子様、そしてご主人と、これからも温かく幸せなご家庭を築かれていってください。もし3人目の妊活や、その他お体のことでお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきます。
Kさん(33歳)妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊、移植へ向けての体質改善
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精(顕微授精、2個移植)
▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
レーザー・食養生(ダイエット)・サプリメント
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
・足の冷えがよくなった
・尾てい骨の痛みがマシになった
・鍼の数が多く、施術のあとは全身がスッキリした感じがする
合間のちょっとしたマッサージも丁度良い強さで気持ちいいです
▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
・エレビットや漢方を毎日飲む
・湯船に毎日つかる
1人目のときもこちらでお世話になり、血流が良くなったのか冷え症も良くなりました。2人目不妊でまた通わせていただき、通院後初めての移植で無事妊娠することができましてとても感射しています。周期にあわせて施術を変えて下さるところもありがたいです。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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妊活世代の髪の悩みは妊娠力のサイン
「最近、白髪が増えた」「髪がパサついて艶がない」「抜け毛が気になる」…。こうした髪の変化は美容の問題だけではなく、東洋医学では身体からの重要なサインと考えられています。
妊活世代(20代後半〜40代)の女性にとって、髪の変化は妊娠力とも関わることがあります。特に35歳以上では妊娠力が低下しやすい時期と重なるため、「髪と妊活」を切り離さずに捉えることが大切です。
35〜45歳女性に多い髪の悩みTOP5
美容・医療関連の調査では、以下のような悩みが上位に挙げられています。
- 白髪
- うねり・くせ毛
- パサつき・乾燥
- 抜け毛
- ボリューム不足・薄毛
これらはすべて「腎」「血」「気」と深く関わり、妊活に直結するサインと東洋医学では解釈されます。
東洋医学でみる「髪と妊娠力」
1. 白髪
東洋医学:「腎精不足」「肝血不足」のサイン。
妊娠力との関係:腎精は生殖力の源であり、卵巣機能や卵子の質、ホルモン分泌に直結。肝血不足は血流や排卵・着床環境に影響します。
2. うねり・くせ毛
東洋医学:水分代謝(津液)の乱れ、湿邪、脾虚によるサイン。
妊娠力との関係:脾の弱りは栄養を血へ変換できず、妊娠に必要な血流や内膜形成を妨げます。
3. パサつき・乾燥
東洋医学:「血虚」「陰虚」による潤い不足。
妊娠力との関係:血虚は「髪は血の余り」と言われる通り、血が不足し髪が艶を失う。同時に子宮内膜への栄養も不足し、着床環境に影響します。
4. 抜け毛
東洋医学:「腎虚」「気血両虚」のサイン。
妊娠力との関係:基礎体力や血の不足は卵巣機能の低下や生理周期の乱れにつながり、妊娠力を下げる要因となります。
5. ボリューム不足・薄毛
東洋医学:「腎精の消耗」「気虚」のサイン。
妊娠力との関係:生命力の低下を示し、妊娠力にも影響を及ぼします。
西洋医学でみる「髪と妊娠力」
ホルモンと髪
妊娠中はエストロゲン増加で髪の成長期が長くなり、出産後にホルモンが急低下すると一時的に抜け毛が増える「産後脱毛」が起こります。
ストレスと妊娠率
髪に蓄積されたストレスホルモン(コルチゾール)が高い女性は、IVFの妊娠率が約1/3低いことが報告されています。
つまり、髪の状態は西洋医学的にも「ホルモン」「ストレス」と関係しており、妊娠力を映す指標となり得ます。
35歳未満でも出るの?
もちろん、髪のサインは若い世代にも現れます。過労・ストレス・過度なダイエット・不規則生活・ホルモン治療などで20代後半や30代前半でも白髪や抜け毛、髪の質の低下が起こります。
ただし、35歳以上では妊娠力の低下が加速する時期と髪の変化が重なるため、より注目すべきサインとなるのです。
髪の悩みをケアするには
- 鍼灸:腎精や血を補い、全身のバランスを整える
- 食養生:黒ごま・なつめ・クコの実・黒豆などで腎や血を養う
- 生活習慣:睡眠で腎精を回復させ、ストレスを減らす
髪の悩みを単なる美容の問題とせず、妊娠力を高める身体づくりのサインとして活かすことが大切です。
鍼灸で体質改善、髪の悩みに応える
鍼灸は単なる症状への対処だけでなく、体質そのものを整えるアプローチができるのが特徴です。
- 腎精を補うツボ刺激:加齢や疲労で不足しやすい腎精を養い、髪の成長や黒さを支えます。
- 血を巡らせる鍼:血虚の改善を助け、髪の潤いや艶を取り戻すサポートになります。
- 自律神経やホルモンの調整:鍼灸は自律神経やホルモン系にも作用し、妊娠力とともに髪の健康にも良い影響を与えます。
つまり鍼灸は、白髪・抜け毛・パサつきといった髪の悩みを「美容の不調」としてではなく、妊娠力を高めるための体質改善の一部として応えることが可能です。
まとめ
髪の変化は「美容の悩み」だけでなく、東洋医学では「腎・血・気」の状態を映す鏡であり、西洋医学でもホルモンやストレスの指標と考えられています。
妊活中は、髪のサインを積極的に受け止め、身体の声として大切にしましょう。
📚参考文献
- 髪質・長さが「健康と生殖可能性」を示すサインになり得る → Hinszらによる研究:「女性の髪の長さや質は若さや健康の示唆となり、生殖可能性をサインする」
- 育児中のホルモン変化と髪の成長・抜け毛との関連 → 妊娠中はエストロゲン増加で髪の成長期(アナゲン期)が長くなり、産後に一斉に脱毛する(テロゲン脱毛)現象が確認されています
- 髪に蓄積したストレスホルモン(コルチゾール)が、IVF妊娠成功率に影響する → ヘアサンプルから測定した高いコルチゾールレベルは、IVFでの妊娠率を約1/3下げるという研究が報告されています
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妊活をお休みした方がよい身体・心への影響
妊活を無理に続けることで起こる心のリスク
治療の継続は、身体的・精神的ストレスが増加することが複数の論文で報告されています。
長期にわたって治療や採卵・移植が続くと、ホルモン環境の乱れや自律神経バランスの崩壊、睡眠の質の低下、消化器症状などが頻繁に起こります。治療への焦り・不安は、夫婦関係や精神的回復力(レジリエンス)にも大きな影響を恐れず、うつや情緒不安定のリスクを高めます。
特に以下の症状は「お休みのサイン」と医学的に報告されています。
- 月経周期の乱れ(ホルモンバランスの乱れ)
- 睡眠障害や食欲不振
- 頭痛・冷え・肩こり・腸障害(下痢、便秘など)
- 不安や気分のアップダウン
- 強い身体の疲労
しかも不定愁訴や慢性的な負担は、治療の成果にもマイナスな影響をもたらすため、医師や臨床心理士は「休息期間の導入」を推奨しています。
妊活を休む科学的意義
医学的根拠によると、心身の調整期間を離れることには複数のメリットがあります。
- 休息により自律神経バランスが回復し、体内のホルモン分泌(エストロゲンやプロゲステロン)や血流、代謝が整います。
- 身体的・精神的なストレスの軽減へは、卵巣や子宮の血流改善、卵子の質や着床率の向上に向けて考えます。
- レジリエンス(精神的回復力)や夫婦関係の満足度を高めることで、治療再開時の心理的負担を軽減させ、不妊治療全体の成績評価を向上させます。
特に鍼灸などの補完医療は、血流促進・自律神経調整・ストレス軽減・妊娠率向上に、臨床的・統計的に有効性があることが示されています。
お休み期間に推奨されるセルフケアと鍼灸の役割
医学的な推奨では、妊活を休む期間こそ以下の身体づくりが重要です。
- 規則正しい生活と質のよい睡眠:メラトニンやセロトニン分泌が増え、頭皮の質向上に効果
- 適度な運動:全身・子宮への血流改善、インスリン抵抗性低下、筋力アップ
- 食事(タンパク質・葉酸・鉄分・ビタミンD):卵細胞の発育と着床率にポジティブな影響
- 体温管理と呼吸:ホルモン伝達を契機に、自律神経のバランスを保つ
- マッサージ・鍼灸:自律神経バランス回復、血流促進、ストレス軽減
鍼灸施術では、副交感神経優位(リラックス状態)と子宮動脈PI値の改善により臨床妊娠率が上昇したとする複数の報告があります。
「休む」ということは妊活の滞りではなく、身体と心、そして夫婦関係を整える未来につながる重要な医療戦略です。 焦らず、医学的根拠に基づいて最適な身体づくりとメンタルケアを実践してください。
📚参考文献
- 森川明美(2013).不妊治療中における女性の抑うつとストレスを軽減するケア.マイココロ研究助成論文集, 49, 1-7.
- 髙畑由起子ほか(2023).高度不妊治療を受ける女性のストレス要因:混合研究法.日本受精着床学会誌, 40(3), 345-356.
- 日本女性心身医学会誌(2017).不妊治療失敗後の女性の回復力と夫婦関係.日本女性心身医学会誌, 22(2), 101-110.
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宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀
32歳(低AMH・子宮筋腫・精子無力症)3ABと5AAの胚盤胞2個移植で妊娠
大阪市からお越しのHさん(32歳)が鍼灸とレーザーで身体を整え、体外受精で妊娠されました。
ご来院までの経緯
妊娠を望まれてから2年が経過していたHさんご夫婦。不妊治療専門クリニックにて体外受精へステップアップされましたが、様々な課題に直面されていました。
これまでの治療経過と課題
- 卵子の問題: 2回目の採卵では卵胞が8個見えていたものの、凍結できたのは初期胚1個のみ。「卵胞が育たない」「空胞が多い」「受精後に分割しない」といった悩みがありました。
- 精子の問題: 精液所見が基準値以下であり、顕微授精の対象となっていました。
クリニックでの検査結果:
AMH値 1.0(42歳相当)
子宮筋腫あり(7~8cmが数個あるが、手術はせず経過観察)
「体質を改善したい」「妊活について正しい知識を知りたい」とのご希望で、ご夫婦そろって当院での不妊鍼灸を開始されました。
患者様情報
Hさん(奥様・32歳)
来院動機: 体質改善、不妊症
体質・症状: 肩こり、冷え性、むくみやすい、ストレス過多
睡眠: 6時間(0時~6時)、夢をよく見る
月経: 周期28~30日(規則的)。月経前頭痛あり、生理痛なし。
経血は赤~暗赤色でレバー状の塊があり、量は少なめ。
生活習慣: 外食多め、入浴は全身浴、適度な運動あり。
鍼灸経験: あり(刺さない鍼)
Hさんのご主人(31歳)
来院動機: 男性不妊症
体質・症状: 便秘
睡眠: 7時間(0時~7時)、夢をよく見る
精液検査所見:
運動率:1~10%(重度の精子無力症/基準値42%以上)
精子数・濃度・形態率は問題なし
生活習慣: 外食多め、薄味を好む。飲酒・喫煙なし。
鍼灸経験: なし
妊娠に至るまでの経緯
【2023年12月】 初診・治療開始
採卵後、「他にできることはないか」と模索されている中で当院を見つけてくださいました。
以前、奥様は別の鍼灸院に通われていましたが、今回は「夫婦で取り組む」ことを決意。
これまでの経験も伺いながら、当院の不妊鍼灸の方針を説明し、お二人への施術をスタートしました。
【2024年1月】 鍼灸開始1ヶ月後:採卵・採精(3回目)
鍼灸開始からわずか1ヶ月後の採卵でしたが、劇的な変化が見られました。
採卵結果: 8個中6個が受精
凍結結果: 胚盤胞2個、初期胚2個(過去最高の結果)
精液所見: 運動率9%(その他は基準値クリア)
前回は初期胚1個のみだったところ、今回は4個の凍結に成功。これにはHさんご夫婦もホッと安心されたご様子でした。
【2024年2月】 移植周期(3回目)・陽性判定
自然周期にて、凍結融解胚盤胞移植を行いました。
移植内容: 2個同時戻し(グレード:3AB、5AA)
子宮内膜厚: 7.9ミリ
判定日(BT14): 陽性反応
これまでなかなか着床に至らなかった中、初めての陽性反応を確認。お二人で喜びを分かち合われていました。
【妊娠期間中~ご卒業】
陽性判定後は「マタニティ鍼灸」へ切り替え、つわりや肩こりなどのマイナートラブルをケアしながら、妊娠維持をサポートしました。懸念されていた子宮筋腫(8cm、5cm)についても、医師より「経過観察で問題ない」との診断を受け、安定した経過を辿ることができました。
そして無事、妊娠28週を迎えられたタイミングで、当院を卒業されました。
担当鍼灸師より
Hさんご夫婦、本当におめでとうございます。体質改善とご夫婦での治療の成果が、過去最高の採卵結果、そして初めての陽性反応へと繋がりました。これからもお子様と3人で、温かく幸せなご家庭を築いていってくださいね。
お二人目の時など、また何かお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきます。
Hさん(32歳)妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊治療。採卵・移植に向けて体を整えるため。精子の改善。(体外受精に2度失敗したため)
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精(顕微授精、凍結胚2個(3ABと5AA)移植)
▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
ストレッチ・レーザー・温活・ウォーキング・半身浴・サプリメント
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
宇都宮鍼灸院さんにお世話になる前は、他の鍼灸に通っていました。費用が高く、何より自分のペースや意向が尊重されることなく、ただ時間だけが過ぎていく気がしていました。また、男性の不妊治療もできるところはないかということで宇都宮鍼灸さんにたどり着きました。先生方はみなさん優しく、気さくに話してくださり、またその時々の体調や採卵、移植のスケジュールに合わせて、針を変えてくれたりと、しっかりと向き合い丁寧に施術をしてくださいました。移植後、脈をみていただいたときに、「これは妊娠してるかもね」と言われ、本当に妊娠していたときは、とても驚きました。2回移植に失敗し、自信をなくしていましたが、ここへ来て施術を受ける度に、成功するのではないかと不妊治療に前向きになれました。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
通院や採卵に向けての注射など、治療を続けていくなかで、自分だけががんばっているような気がして夫にあたってしまい、けんかになることもありました。夫もこちらで治療を受けるようになってからは、一緒にがんばっているという気持ちになり、私の気持ちにも少し余裕がでできました。仕事帰りに待ち合わせをして、鍼灸に行くことがデートのようで、楽しかったです。鍼灸をきっかけに、体質改善・ストレス緩和・前向きな気持ちになれ妊娠することができたと感じています。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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妊活で「365日」意識したい栄養:たんぱく質
妊活は短距離走ではなくマラソン。排卵・受精・着床・初期発育――1年を通して体はめまぐるしく働きます。その土台づくりに欠かせないのがたんぱく質です。ここでは、たんぱく質を「なぜ・どれくらい・どう摂るか」を、論文と公的資料に基づいて整理しました。
たんぱく質が妊活に効く“科学的な理由”
生殖ホルモンの主要素材
卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、妊娠初期を支えるhCGは、いずれも糖たんぱく質ホルモン(=たんぱく質が主成分)です。材料が乏しければ合成も滞ります。
卵子・内膜・卵管・子宮など“組織”の材料
卵子や内膜は細胞と細胞外マトリクスでできており、その再生・修復にアミノ酸が必要です(一般生理)。不足が続けば内膜の回復力や卵胞の育ちにも影響します。
インスリンと排卵に関わる代謝の安定
高インスリンは排卵障害や卵質低下のリスク因子。低GIを意識した食事(炭水化物の質を整え、食事にたんぱく質や脂質を適度に組み合わせる)は、インスリン感受性の改善や月経周期の整いに寄与した試験報告があります(PCOS対象)。
食事パターンとしての裏づけ
個々の栄養素にこだわりすぎるより、地中海食などの“全体の食事パターン”が体外受精(ART)の生児獲得や妊娠率と関連した系統的レビュー/メタ解析があります(ただし研究の質は中等度で、結論は一部不一致)。
たんぱく質“の種類”と排卵性不妊
大規模前向き研究では、動物性たんぱくの一部を植物性たんぱくに置換すると、排卵性不妊のリスクが低下。妊活中は動物・植物のバランスを意識する価値があります。
【ポイント】
①「十分量」を毎日 ②「質(種類)のバランス」 ③「食事全体のパターン」をそろえる――の3本柱で考える。
どれくらい摂ればいい?(日本の基準)
- 成人女性の推奨量(RDA):1日50 g(日本人の食事摂取基準2020より)
- 妊娠期の追加量(目安):妊娠初期+0 g/中期+5 g/後期+25 g → 後期は計75 g/日(2025策定解説記事に明記。基はMHLWの基準)
妊活中(まだ妊娠していない)でも、体重1kgあたり約0.8–1.0gを目安に“不足しない”設計を。体力づくりや冷え対策の筋量維持にも役立ちます。腎機能に不安がある方は必ず医療者に相談を。
何から摂る?“質”のそろえ方
植物性と動物性を半々イメージで
- 植物性:大豆製品(納豆・豆腐・高野豆腐・豆乳)、雑穀、ナッツ。
植物性たんぱくの比率を上げると、観察研究で排卵性不妊リスク低下が示唆。 - 動物性:魚(青魚・白身)、卵、鶏むね・ささみ、発酵乳。
ARTのコホートでは魚の摂取増が生児獲得と関連した分析も(置き換え解析)。
「地中海食」的に整えると全体最適に近づく
オリーブ油・魚・豆・全粒・野菜果物・ナッツを軸に、赤身肉や加工肉は控えめ――この食事パターン自体がARTの最終アウトカムと関連したレビュー多数(エビデンスは中等度)。
1日の“実践プラン”(合計≈60–70 g)
- 朝:納豆1パック(8g)+卵1個(6g)+ヨーグルト150g(6g)
- 昼:鶏むね100gのサラダ(22g)+全粒パン or 玄米
- 間食:無塩ミックスナッツ25g(5g) or 高たんぱくヨーグルト(10g)
- 夜:鮭の切り身100g(20g)+冷ややっこ半丁(8–10g)+具だくさん味噌汁
※()内はおおよそのたんぱく質量。実際は製品表示や食材で前後します。
食べ方のコツ(続けやすさ重視)
毎食に主たんぱく(豆・魚・卵・鶏・乳のどれか)を“ひとつ”入れる。
- GIを下げる工夫:主食は全粒/雑穀・冷やご飯、食物繊維と一緒に、先にサラダやたんぱく質から食べる。PCOSのある方は特に有効です。
- 脂質の質を改善:調理油はオリーブ油、魚(n-3)を週2回以上――「地中海食」パターンの中核。
- サプリは脇役:基本は“食事”で。サプリは医療者と相談のうえで不足時のみ。
よくある質問
Q1. たんぱく質を増やすと太りますか?
エネルギー過多でなければ直ちに体脂肪は増えません。むしろ満腹感や血糖安定に寄与し、低GIの食事設計に組み込みやすくなります。
Q2. 肉は避けたほうがいい?
完全にゼロにする必要はありません。ただし植物性や魚を増やす置き換えは、排卵性不妊の低リスクやART転帰との関連が報告されています。加工肉は控えめに。
Q3. 何かにアレルギーがあります…
大豆・卵・乳・魚などにアレルギーがある方は、別の食品群で代替し、医療者に個別相談を。
まとめ
- 妊活では毎日(365日)たんぱく質を「十分量×良質×食事パターン」で整える。
- 植物性たんぱくや魚を増やし、低GIの食べ方を組み合わせる。
- 目安は女性50 g/日、妊娠後期は75 g/日程度へ(個人差あり)。体調や疾患のある方は必ず医療者に相談を。
📚参考文献
- Cahoreau C, Klett D, Combarnous Y. Structure–Function Relationships of Glycoprotein Hormones and Their Subunits’ Ancestors. Frontiers in Endocrinology. 2015;6:26.
- Marsh KA, Steinbeck KS, Atkinson FS, Petocz P, Brand-Miller JC. Effect of a low glycemic index compared with a conventional healthy diet on polycystic ovary syndrome. American Journal of Clinical Nutrition. 2010;92(1):83–92.
- Kellow NJ, Le Cerf J, Horta F, Dordevic AL, Bennett CJ. The Effect of Dietary Patterns on Clinical Pregnancy and Live Birth Outcomes in Men and Women Receiving Assisted Reproductive Technologies: A Systematic Review and Meta-Analysis. Advances in Nutrition. 2022;13(3):857–874.
- Winter HG, Alesi S, Papacosta E, et al. Can Dietary Patterns Impact Fertility Outcomes? A Systematic Review and Meta-Analysis. Nutrients. 2023;15(11):2443.
- Chavarro JE, Rich-Edwards JW, Rosner BA, Willett WC. Protein intake and ovulatory infertility. American Journal of Obstetrics and Gynecology. 2008;198(2):210.e1–210.e7.
- Nassan FL, Chiu Y-H, Vanegas JC, et al. Intake of protein-rich foods in relation to outcomes of infertility treatment with assisted reproductive technologies. American Journal of Clinical Nutrition. 2018;108(6):1104–1112.
- Ministry of Health, Labour and Welfare (Japan). Overview of the dietary reference intakes for Japanese (2020). 2020.
- 柴崎直明. 日本における栄養素等摂取基準の課題をふまえたたんぱく質の摂取量とその考え方. 日本臨床栄養学会雑誌. 2025;46(2):139–147.
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採卵後のOHSS予防と水分摂取~むくみ・お腹の張りが気になるときの過ごし方~
採卵後、「お腹が張る」「むくみが気になる」「水分はどのくらい飲めばいいの?」と不安になる方は少なくありません。
とくに不妊治療中に気をつけたいのが、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)です。
OHSSは、排卵誘発や採卵のあとに卵巣が強く反応し、血管の外へ水分が漏れやすくなることで起こります。軽症で済むことも多い一方、重くなると尿量低下、強い腹部膨満、息苦しさ、血栓症のリスク上昇などにつながることがあるため、採卵後は体調の変化を丁寧にみることが大切です。
結論からいうと、採卵後の水分摂取は大切です。ただし、医学的には「水分をたくさん飲めばOHSSを防げる」とまでは言えません。OHSS予防の中心は、刺激法の選択、トリガー方法の工夫、必要に応じた薬剤使用、全胚凍結などの治療側の予防策です。水分摂取は、そのうえでの補助的なセルフケアと考えるのが自然です。
- 採卵後のOHSS対策では、こまめな水分摂取が大切ですが、水分だけで予防できるわけではありません。
- OHSSでは、むくみがあっても体の中では脱水や血液濃縮が進むことがあるため、見た目だけで判断しないことが大切です。
- 採卵後は、一気飲みではなく少量ずつ補水しながら、尿量、体重、お腹の張り、息苦しさなどの変化を確認しましょう。
- 吐き気が強くて飲めない、急な体重増加、尿量低下、強い腹部膨満などがある場合は、早めに採卵した医療機関へ相談することが大切です。
- 鍼灸院では、採卵後の体調管理を補助的に支えることはできますが、OHSSの診断や治療は医療機関で行う必要があります。
OHSSとは? なぜ採卵後にむくみや張りが出るの?
OHSSは、卵巣刺激後に血管透過性が高まり、血管内の水分が腹腔や胸腔などへ移動することで起こります。
その結果、体の中では次のような変化がみられることがあります。
- お腹の張り、腹水
- むくみ
- 体重増加
- のどの渇き
- 尿量低下
- 吐き気
- 息苦しさ
つまり、採卵後に「むくむ」「お腹が苦しい」と感じる背景には、単なる水分の摂りすぎではなく、体液の移動というOHSS特有の仕組みが関わっています。
採卵後の水分摂取はなぜ大切?
OHSSでは、血管の外へ水分が移るため、見た目にはむくんでいても、体の中では血液が濃縮しやすい状態になります。
そのため、採卵後は脱水を避け、口から飲める範囲でこまめに水分をとることが大切です。
ただし重要なのは、最適な水分量について明確な試験データは十分ではないことです。つまり、「1日2〜3Lが絶対に正しい」と断言できるわけではありません。
そのため、実際には以下のように考えるのがよいでしょう。
- のどが渇く前から少量ずつこまめに補水する
- 一気飲みは避ける
- 尿量や体調をみながら調整する
- 吐き気や腹部膨満が強く、思うように飲めない場合は無理をしない
特に、飲めないこと自体が注意すべきサインになるため、無理をせず治療施設へ相談することが大切です。
採卵後の過ごし方|OHSS予防のために意識したいポイント
1.水分は一気飲みではなく、少量ずつこまめに
採卵後は、まとめて大量に飲むよりも、少しずつ回数を分けて飲むほうが体への負担が少なく続けやすいです。
水やお茶だけでなく、食事がとれないときは経口補水液などを取り入れることもありますが、自己判断で無理に飲み続けるのではなく、飲めるかどうか自体も体調の目安として見ていきましょう。
2.「むくみ=水を控える」とは限らない
採卵後にむくみが出ると、水分を減らしたほうがよいのではと思う方もいます。
しかしOHSSでは、体の外に水がたまっていても、血管内は脱水気味になっていることがあります。見た目のむくみだけで判断せず、尿量、体重、息苦しさ、腹部の張りなどもあわせて確認することが大切です。
3.症状が悪化するなら「様子見しすぎない」
OHSSは採卵直後だけでなく、その後に妊娠が成立すると遅れて悪化することがあります。
そのため、「採卵から数日経ったから大丈夫」とは言い切れません。お腹の張りが強くなる、体重が急に増える、尿量が減るといった変化があれば、早めに相談しましょう。
4.安静だけでなく、体調観察が大切
「採卵後はとにかく安静にしていればよい」と思われがちですが、実際には体調の変化を観察することがとても大切です。
特に次のような項目は、意識して確認しておくと安心です。
- お腹の張りの強さ
- 体重の増え方
- 尿の回数や量
- 息苦しさの有無
- 吐き気や食事・水分がとれるかどうか
こんな症状があれば、早めに治療施設へ相談を
採卵後、次のような症状がある場合は、自己判断せず採卵した医療機関へ相談してください。
- お腹の張りや痛みがどんどん強くなる
- 体重が急に増える
- 尿の回数や量が減る、尿が濃い
- 吐き気や嘔吐で水分がとれない
- 息苦しい、胸が苦しい
- 強いのどの渇き、ふらつき
- 足の腫れや胸痛など、血栓を疑う症状
採卵後のむくみやお腹の張りは珍しくないものの、「よくあること」と決めつけてしまわないことが大切です。迷ったときは、早めに治療施設へ確認しましょう。
OHSS予防の中心は「水分」だけではない
ここは誤解しやすいポイントですが、OHSS予防としてもっとも重要なのは、採卵後のセルフケアだけでなく、治療計画そのものです。
実際の予防策としては、主に次のような方法が挙げられます。
- GnRHアンタゴニスト法を選ぶ
- GnRHアゴニストトリガーを用いる
- 必要に応じてカベルゴリンを使う
- 新鮮胚移植を避け、全胚凍結を検討する
- 高反応例ではモニタリングを強化する
つまり、水分は大切だが、OHSS予防の主役は治療側のリスク管理であることも知っておくと安心です。
鍼灸院でできるサポート
鍼灸院の立場では、OHSSそのものを診断・治療することはできません。そのため、医療機関での管理を前提にしながら、体調管理の面で補助的なサポートを行うことが大切です。
当院では、不妊治療中や採卵後の方に対して、次のようなサポートを行っています。
- 採卵後の冷えや緊張、腹部の張り感に配慮した体調サポート
- 水分・食事・休養の取り方についての一般的な生活アドバイス
- 体調変化に早く気づくためのご相談
- 異常サインがある場合に速やかな受診を促す対応
東洋医学では「気・血・水」の巡りという考え方があります。採卵後の時期も、無理をせず体を冷やしすぎないようにしながら、心身の負担をため込まないことが大切です。
Q1. 採卵後はどのくらい水分をとればよいですか?
採卵後の水分摂取は大切ですが、「1日何リットルが正解」と一律に決まっているわけではありません。のどが渇く前から少量ずつこまめに飲み、尿量や体調を見ながら調整することが基本です。無理に大量に飲む必要はありません。
Q2. 採卵後にむくみがあるときは、水分を控えたほうがいいですか?
必ずしもそうではありません。OHSSでは、見た目にはむくんでいても、体の中では血管内の水分が不足していることがあります。むくみだけで自己判断して水分を極端に減らすのではなく、尿量や体重、お腹の張りなどもあわせて確認し、不安があれば医療機関へ相談しましょう。
Q3. 採卵後のお腹の張りは、どこまで様子を見てよいですか?
軽い張り感は採卵後によくみられますが、日に日に苦しくなる、急にお腹が張る、痛みが強いといった場合は注意が必要です。特に体重増加や尿量低下、吐き気、息苦しさを伴うときは、早めに採卵した医療機関へ連絡しましょう。
Q4. 採卵後に水やお茶を飲めていれば大丈夫ですか?
水分がとれていることは大切ですが、それだけで安心とは言い切れません。OHSS予防では、治療方法や排卵誘発の管理が大きく関わります。採卵後は水分摂取に加えて、体重、尿量、腹部膨満感、呼吸のしづらさなどの変化もあわせて見ていくことが大切です。
Q5. 採卵後に鍼灸を受ける意味はありますか?
鍼灸はOHSSそのものを治療するものではありませんが、採卵後の冷えや緊張、体のだるさなどに配慮しながら、体調管理を補助的に支える目的で取り入れられることがあります。ただし、強い腹部膨満や尿量低下などOHSSが疑われる症状がある場合は、まず医療機関での確認が優先です。
まとめ
採卵後のOHSS対策では、こまめな水分摂取は大切なセルフケアのひとつです。
ただし、水分だけでOHSSを防げるわけではありません。
大切なのは、次の4点です。
- 採卵後の体調変化をよく見ること
- 無理のない範囲で少しずつ補水すること
- 尿量低下、急な体重増加、強い腹部膨満、息苦しさなどを見逃さないこと
- 症状があるときは早めに採卵した医療機関へ相談すること
採卵後のむくみや張りは珍しくありませんが、悪化のサインを見逃さないことが何より大切です。不安なときはひとりで抱え込まず、まずは治療施設へ相談してください。
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📚参考文献
- American Society for Reproductive Medicine. Prevention of moderate and severe ovarian hyperstimulation syndrome: a guideline. Fertility and Sterility. 2024.
- Royal College of Obstetricians and Gynaecologists. The Management of Ovarian Hyperstimulation Syndrome (Green-top Guideline No. 5).
- ESHRE. Guideline on Ovarian Stimulation for IVF/ICSI.
- Gullo G, et al. Ovarian Hyperstimulation Syndrome (OHSS): A Narrative Review and Legal Implications. Journal of Personalized Medicine. 2024.
- RCOG patient information: Ovarian hyperstimulation syndrome.
- Leeds Teaching Hospitals NHS Trust: Ovarian Hyperstimulation Syndrome (OHSS).
この記事の監修者


院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)
FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)
- 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
- 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
- 日本生殖医学会会員
不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。
※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。
妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?
採卵後のお腹の張りやむくみは、よくある変化でもある一方で、「このまま様子を見てよいのかな」と不安になりやすい時期でもあります。東洋医学では、こうした時期は「気・血・水」の巡りが乱れやすく、冷えや緊張が重なることで不調を感じやすくなると考えます。
宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療と並行しながら、採卵後の体調管理を少しでも安心して進められるよう、お身体の状態に寄り添ったサポートを行っています。気になる症状がある方や、次の移植に向けて体調を整えておきたい方は、無理のないタイミングでご相談ください🍀










