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男性不妊

不妊専門鍼灸師が伝えたい事!男性の加齢と精液所見

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男性不妊の加齢に向き合う方法

 

不妊の約半分は男性側に問題があると言われ、不妊治療は夫婦でするものということは

大分と周知されてきているものの、なかなかご主人の協力が得られない。または、精液所見だけをみて問題ないと思っている方が少なくありません。これはご主人だけの場合とご夫婦ともに精液所見だけで判断されていることもあります。

 

男性の精子の老化:事実と誤解

 

毎日新しく作られている精子が劣化するのでしょうか?実は、精子は卵子ほどの質の劣化はないと言われています。女性は閉経を迎えることで生殖能力に制限がありますが、男性にはそのような制限が存在しないと長らく考えられていました。しかし、最近の研究によると、男性も加齢の影響を受けることが明らかになってきました。

 

 

男性の高齢化と健康リスク

 

男性の年齢と子供の統合失調症や自閉症との関連性を示す論文が発表されています。また、男性の年齢が上がると精子の数や運動率が減少し、体外受精の成功率が低下し、流産率も上昇するとの報告が増えてきました。具体的なデータとして、男性は30歳ごろから精液の質が低下し始め、35歳ごろから妊娠率が低下し、流産率も増加することが知られています。

 

男性の不妊治療を考える時期と協力の重要性

 

女性ほどのリスクは認識されていないかもしれませんが、30歳を過ぎたら男性も不妊治療を考える必要があるかもしれません。これは女性側だけの問題ではありません。男性自身もリスクがあると認識して、日常の行動、生活習慣、食生活に気をつける必要があります。ただ、精液所見に問題がないからといって安心するのは禁物です。精液所見だけでは、精子の老化を正確には判断できないので、ご夫婦に問題がないのに妊娠しない方は、一度ご主人も専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

 

男性も加齢を意識することが重要

男性の加齢と精子の質の低下は、多くの人々に知られるべき重要な情報です。大阪の不妊鍼灸専門家として、私たちは男性の不妊治療、精子の質をあげることにも力をいれて取り組んでいます。

男性も女性も、自分の体を知り、ご夫婦で鍼灸を受けられることが妊娠への近道です。

 

参考文献

藤原敏博. (2020). 名医が教える妊活と不妊治療のすべて (1st ed.). 株式会社あき出版.

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不妊専門鍼灸師が伝えたいこと!男性の加齢と精子の質の低下②

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「大阪の不妊専門鍼灸院が伝えたいこと!男性の加齢と精子の質の低下」

をご覧いただいた当院の患者さまから、男性の精子の老化について多くの質問を受けましたので、少し前のテレビで放映された記事を参考にまとめましたのでご参考ください。

 

NHKの取材

 

昨年、欧米の男性の精子の濃度が40年間で半減したという驚くべき研究結果が発表されました。日本人も例外ではなく、過去の研究で日本人の精子の数は欧州4か国と比較して最も少なかったことが明らかにされています。新たな研究では、ある年齢を境に精子の機能が大幅に減少する可能性が指摘されている。WHOの報告によれば、不妊の原因の半数は男性にあります。

 

テレビ番組の調査で、20歳から50歳までの男性9人が精子の濃度と運動率を測定。結果、参加者の半数以上がWHOの基準を下回っていました。都内のクリニックの3年間のデータでは、564人の中で約1/6が基準を下回った。この状況は日本だけでなく、中国でも問題となっており、精子バンクが全国で設立されているほどです。

 

ここでは、提供を受ける女性が妊娠する確率を上げるため、精液に関してWHOより厳しい基準を設定。調べてみると、男性のおよそ7割が基準を下回り、精液が足りない状態が続いています。大気汚染など、環境の変化も原因の1つだと考えられています。

 

国営 精子バンク管理組長 范立青さんによると、

 

食生活や大気汚染が問題

「私たちはとても深刻な問題だと考えています。たぶん食べ物の添加物の成分とか、大気汚染とか、ライフスタイルとか、それらの要因が精子の数や運動率の低下を招いたと思います。」

 

精子が“老化”する! 30代から要注意!?

さらに最新の研究で、新たなリスクが分かってきました。見た目が元気な精子でも、中身が老化している場合があるというのです。獨協医科大学の岡田弘教授は、精子のある能力に注目し研究を続けてきました。

 

精子が老化すると受精卵は分裂しない

精子が老化していた場合、受精卵は分裂に必要な活性化に至りません。

岡田教授によれば、35歳を過ぎると細胞分裂を促す精子の力が衰えていく人たちが存在するといいます。

 

なぜ精子の力が衰えてしまうのか?

不妊の原因として、男性側の精子の問題が注目されています。特に、多くの男性がWHOの基準よりも低い精子の数や運動率を持っていることがわかっており、この現象の原因として環境の変化や大気汚染などが挙げられています。最新の研究では、外見上は健康な精子でも中身が「老化」している可能性が指摘されています。この老化の要因として、精子のDNAの損傷が考えられています。このような精子の問題があると、自然妊娠が難しくなるとされています。

 

 

精子の濃度や運動率に問題がなくても

 

獨協医科大学埼玉医療センター 泌尿器科 岡田弘主任教授は

「精子の質というものの検定がこれからは大事になってくる。いつまでも男の場合は精子さえいれば子どもができるかといえば、そうはいかない。年齢的に子どもができにくくなるというのは、女性だけではなくて男性にも責任の一端がある。」精子の減少や“老化” 対策は?

これまで女性の側にあると捉えられがちだった不妊の原因が、男性の側にも多くあるんじゃないかということになると、心配される方も多いと思うんですが、

 

精子の劣化は改善するのでしょうか

 

現時点で科学的根拠があるものというのは少ないのですが、現在の自分自身のライフスタイル自体を変えていく。つまりは、例えば睡眠不足であったりたばこだったり、あとは肥満だったり、そういうものを改善させていくことで体にかかっていく老化のストレスをできるだけ下げてあげて、そして精子の所見を改善させてあげる可能性がある、そういうことはありうると考えています。

 

精子を守るための7か条

  1. 禁煙スベシ
  2. 禁欲は間違い
  3. ブリーフよりトランクスを
  4. 妊活の時期はサウナは控えよ
  5. 膝上のパソコン操作はダメ
  6. 自転車に注意
  7. 育毛剤 (飲み薬)に注意

 

 

例えば、この2番の「禁欲は間違い」ということなんですが、精子というものは精巣で作られて、そこから出てくる途中で精管という所を通っていくんです。その途中でもうすでに酸化のストレス老化のストレスを受けていくということが分かっています。

 

またこの3~5番にかけては、精巣自体がこの熱によるストレスに非常に弱いということがありまして、できるかぎり精巣のほうを温め過ぎないということが重要であるということを考えています。また、自転車というもの自体がスポーツとしては非常にいいものではあるんですけれど、会陰部、陰のうの下辺りの細かい血管にダメージを与えてしまう。また、飲み薬による毛を生やすための薬というのは非常に効果があるものなんですが、体の中のホルモンに影響を及ぼすということがありまして、それ自身が精子の所見を悪くしてしまう、そういう可能性があるということが指摘されています。

 

男性自身が精子の状態を知り、適切な治療や生活習慣の見直しを行うことの重要性を説いています。特に、睡眠不足、喫煙、肥満などのライフスタイルの改善や、禁欲の誤解の解消、精巣の過度な加熱を避けること、自転車の使用やある種の薬の影響を考慮することなどが挙げられています。

 

精子の状態が回復しない場合

生活習慣の改善やサプリメントなどでも精子の状態が回復しなかった場合、子どもを望む夫婦にとって頼みの綱となるのが、医療の力です。現在では、自然妊娠が難しいとされた場合でもさまざまな不妊治療の選択肢があります。

鍼灸もそのひとつです。

 

晩婚化が進んで高齢で子どもをもうけたいという夫婦が増える中で、精子の減少や老化はより切実な問題になってくると思います。早めの検査、そして精子を守るための生活習慣についても考えていく必要がありそうです。

 

高齢で子供を望む夫婦が増える中、精子の質の低下や老化は深刻な問題となってきています。早めの検査や、精子を守るための生活習慣の見直しを行うことが求められています。

 

引用:男にもタイムリミットが!?~精子老化の新事実~. (2018, February 6). NHK クローズアップ現代. https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4097/

 

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