移植後の鍼灸で大切にしている3つのこと☆不妊【不妊鍼灸・不育鍼灸】
移植前と移植後では、施術内容がガラリと変わります。
今回は移植後の施術について、私たちが大切にしていることをご紹介いたします。
移植後は、着床にむけて子宮内膜への血流がとても大切なときです。
着床に関しては、研究のすすんだ現代医学でも未解明な点が多いのですが、
血流が大切だということに変わりはありません。
血液が酸素や栄養分を細胞におくり届けているからです。
薄くて酸素の少ない内膜より、厚みのあるフカフカの内膜の方が受精卵も居心地が良いはずです。
不妊クリニックでも、移植前後は血流をあげるお薬がよく処方されているようです。
大切なこと1つめ「血流をあげる」
血流をあげるという点に関しまして、鍼灸はとても心強い治療法です。
移植後は子宮を栄養する血管や神経の近くへのやさしい刺鍼で、子宮への血流をあげていきます。
次に、
不妊鍼灸専門の当鍼灸院は、自律神経の調整を大切にしています。
大切なこと2つめ「副交感神経優位の環境づくり」
副交感神経優位の環境をつくるということは、体をリラックスさせるということです。
副交感神経は、全身の毛細血管を拡張し、内臓(生殖器系含む)の働きを上げてくれます
これには、自律神経を整える取穴(使うツボ)と手技によるマッサージが有効です。
最後に、
私たちが気をつけていることは、患者さまに不安を与えないことです。
大切なこと3つめ「不安要素をとりのぞく」
体外受精・胚移植は、とても繊細な治療法です。
鍼灸においても、あまり刺激を入れすぎないよう、直接子宮に関係するようなツボは避けています。
避けるツボは、足にもありますし、手や肩にもあります。
まれに「鍼灸の刺激で流産するのでは」という不安をお持ちの方がいらっしゃいます。
たとえば、三陰交と呼ばれるツボは子宮への作用が強いといわれています。
三陰交への刺鍼と流産の因果関係は認められていませんが、不安を与えないよう、そういった類のツボは避けています。
移植後はこれらの「大切な3つのこと」を取り入れた当院オリジナルの「受胎マッサージ+鍼灸」をご用意しております。
※あくまで移植後の施術内容のご案内です。
移植後の施術より移植前の施術の方が子宮の環境づくりには大切です。
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