腸もみセラピー
便通異常は、一般的に便秘、下痢および便秘と下痢を繰り返す交替性便通異常に分けられます。 便秘・・・腸の中での異常な停滞あるいは腸管内通過時間の異常に長い状態。 下痢・・・水便量が多くなりお通じが本来の固形状の形を失って、水様または粥状となった状態。 交替性便通異常・・・便秘と下痢が交互にたびたび反復するもの。
便秘の分類
正常な便秘は、1日1回。1日2~3回、4~5日に1回の場合もあるが、それなりに規則性があり苦痛がなければ正常の排便異常と考えて良いと言われています。 医学的な定義は、「正常時の便通よりも回数が減少、かつ排便感覚が不規則になった状態。便が硬く排便困難を伴う、また排便があっても残便感が残る状態。」としています。 便秘には器質性便秘と機能性便秘があります。
器質性便秘
通過障害 大腸ガン、腸閉塞、腹膜癒着など 症候性 巨大結腸症、急性虫垂炎など 代謝性 甲状腺機能低下症など 神経障害 糖尿病、脳血管後遺症、脊髄疾患、パーキンソン病など 薬剤性 利尿作用のあるもの(降圧剤)、副交感神経抑制作用のあるもの(潰瘍治療薬)など 器質性便秘を改善するには、原因疾患の治療が大原則です。
機能性便秘
弛緩性 腸の蠕動運動の低下。便は太く硬い。高齢者や経産婦に多い。原因は大腸の緊張低下、運動の鈍化により、腹筋の筋力が低下し排便時に十分な腹圧が得られない。 習慣性 直腸壁の排便反射低下。太くて硬い分割便。直腸性や単純性ともいう。下剤連用者、痔疾患、便意抑制性習慣のある女性に多い。度重なる排便刺激の無視。下剤・浣腸の誤用・乱用。 痙攣性 腸の蠕動運動低下で、痙攣性収縮(狭窄)による通過障害。コロコロした小さく硬いウサギの便に似ている。若年者や神経質な人に多く、主に過敏性腸症候群に見られる。原因は、副交感神経の過緊張など。 腸管(特にS状結腸)の過緊張で便の移送が妨げられる。(過敏性腸症候群) 腸もみセラピーは、患者着の上から胃や腸をやさしくもみほぐします。 ベビーパウダーを使用する方法もありご希望に合わせて行います。 お腹がリラックスしてくると胃腸が本来のはたらきを戻します。 様々な不調の改善につながります。
効果
新陳代謝を盛んにし食欲を増進する。 胃腸などの蠕動運動を盛んにし、消化液の分泌を高め消化吸収作用を促進する。 飲食物を輸送し便の排泄を促進する。 腹部の血管・リンパ管の循環を促進し冷え・むくみが改善、腹圧を高める。
自分で出来る生活改善
便秘
1日1回、決まった時間にトイレに座ってリズムをつくる。 便意を抑制しない。 適度な運動(特に腹筋の強化) 食物繊維の豊富な食品、十分な水分の摂取(注、痙攣性には逆効果) 起床空腹時に一杯の冷水、または炭酸を飲む
下痢
過労・睡眠不足を防ぐ。 適度な運動。 過度な香辛料・刺激性の食品は避ける。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。