肩こり
当院は全国でも継承している術者が少ない良導絡(りょうどうらく)療法を用いた施術ができます。
痛む箇所に対する局所的な標治療法でもあり、
体質改善としての全身的な根治療法でもあります。
どこにいっても治らなかったような、
頑固で慢性的な症状にお悩みの方には、
良導絡療法をおすすめいたします。
肩こりのメカニズム
肩には多くの筋肉がついています。
人間は二足歩行をするため、首から肩、腰にかけての筋肉が緊張しやすく、血行不良をおこし、肩こりや腰痛などの痛みとして自覚症状があらわれてきます。
特に肩は、重い頭や腕を支えていますので、筋肉が緊張しやすい部位です。
緊張状態が続くと血行不良をおこし、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、筋肉がどんどん硬くなってしまいます。
・姿勢が悪く猫背である
・デスクワークで長時間同じ姿勢で過ごす
・首が細く長く筋肉量が少ない
上記に当てはまる方は肩こりしやすいお体ですので、普段からケアが必要です。
骨の変形による肩こり
人間の背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と、ゆるやかなS字カーブを描いているのが正常な状態です。
これら背骨に変形がおこると付着する筋肉が引っ張られることによって血行不良をおこし、痛みとして症状があらわれます。
頸椎の変形を引き起こす要因はさまざまです。
加齢や外傷(事故など)によってもひきおこりますし、
近年、女性を中心に多く見られるのが「ストレートネック」です。
正常な人の頸椎は30~40度前弯しています。
なんらかの原因でこの前弯角度が30度以下になった状態を「ストレートネック」といいます。
ストレートネックになっても必ず症状がでるわけではありませんが、
多くの場合、肩こりをはじめとする様々な症状(首こり、頭痛、めまい等)が見られます。
内臓疾患によって生じる肩こり
実は内臓疾患によっても肩こりとして症状がでる場合があります。
内臓体性反射による筋緊張で、内臓の具合が悪いことを、筋肉が表現してくれています。
慢性痛でマッサージをしても効かないときは内臓からきていることが多いです。
この場合、内臓の血流量をあげることで解消されます。
鍼灸を受けることで、内臓の血流量をあげることができますので、
内臓疾患による肩こりも意外とあっさり楽になったりします。
肝臓の疲れ、胃の疲れなど、お心当たりのある方は、
鍼灸で全身施術を受けられることをおすすめいたします。
良導絡療法について
良導絡療法は大変由緒ある伝統的な治療法です。
1950年に中谷義雄先生によって創始された、電気鍼による自律神経調整療法です。
自律神経は交感神経と副交感神経とに分かれ、
この自律神経のバランスの崩れは、身体にあらゆる病を引き起こすと言われています。
良導絡療法は、皮膚電気抵抗を測定することで、
自律神経のうち「交感神経」を数値化することに成功し、
以下の3つの反射を利用し、発展した鍼灸療法です。
◆内臓―皮膚反射
内臓からの情報が中枢神経を介し、特定の皮膚に反応をあらわします。
◆内臓―体性反射
内臓からの情報が中枢神経を介し、骨格筋を収縮させます(筋性防御)
◆体性―内臓反射
皮膚への刺激で、内臓機能を調整します。
これらの反射を利用し、直流電気を用いて施術を行います。
自律神経を間接的に刺激するほか、さまざまな反応が生じます。
鍼によって適切な量の組織損傷を与え、自力修復機能を働かせます。
さらに直流通電はこの働きに持続効果を加えてくれます。
良導絡を7秒間刺鍼することで、およそ20分間の置鍼効果があるとも言われています。
※一般的によくみられる低周波(パルス通電)とは異なります。
良導絡療法は、臨床経験45年、開業35年の実績をもつ院長の宇都宮英子先生が担当します。
学会の近畿ブロック理事で、永久専門師であります。
長年の治療実績があり、多くの難治性の症状を快方へ向かわせています。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
院長先生からのメッセージ、良導絡鍼灸については、こちらをご覧ください
(https://utsunomiya-shinkyu.jp/first/)