PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、排卵障害を伴う代表的な状態のひとつです。「排卵しにくい」「周期が乱れやすい」といった特徴がありますが、PCOS=必ず妊娠しにくい、というわけではありません。
大切なのは、排卵の有無だけでなく、妊娠につながる卵胞が育つ環境が整っているかという視点です。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは
PCOSでは、卵巣内に小さな卵胞が多数みられ、排卵が起こりにくい、または不規則になることがあります。月経周期の乱れや、排卵誘発剤に対する反応のばらつきがみられる方も少なくありません。
一方で、PCOSの方でも妊娠・出産に至っているケースは多く、重要なのは「排卵させること」だけに目を向けすぎないことです。
「排卵しているのに妊娠しない」PCOSの背景
PCOSの方の中には、排卵誘発などで排卵は確認されているにもかかわらず、なかなか妊娠に至らないケースがあります。
その背景には、
- 自律神経の乱れ
- 内分泌(ホルモン)バランスの不調
- 卵巣・骨盤内の血流低下
- 慢性的なストレスや炎症環境
といった要因が複雑に関与していることが多く、排卵の「回数」だけを増やしても、卵胞の質が伴わない状態になっている可能性があります。
宇都宮鍼灸良導絡院が考えるPCOSへの基本方針
当院ではPCOSに対し、「排卵させること」をゴールにせず、妊娠につながる卵胞が育つ環境を整えることを重視しています。
そのために、次の3つの視点から身体を整えていきます。
1.自律神経と内分泌(ホルモン)の調整
PCOSでは、視床下部―下垂体―卵巣系(HPO軸)の働きが乱れていることが多くみられます。この中枢の安定には、自律神経の状態が大きく関わります。
当院では良導絡測定を参考に、自律神経のバランスを把握し、緊張が強い状態をやさしく緩めることで、ホルモンが働きやすい体内環境を整えていきます。
2.卵巣・骨盤内血流のサポート
卵胞の成熟には、血流による酸素や栄養の供給が不可欠です。冷えや骨盤内循環の低下があると、卵胞発育に影響することがあります。
鍼灸やレーザー施術を用いて、卵巣・子宮周囲の血流環境を整え、妊娠に向けた「土台づくり」を行います。
3.診断名に縛られない「PCOS傾向」への個別対応
検査上はPCOSと診断されていなくても、
- 卵胞が育ちにくい
- 排卵が遅れやすい
- 月経周期が安定しない
といった「PCOS傾向」を持つ方は少なくありません。
当院では診断名だけにとらわれず、月経周期・体調・治療歴を踏まえたうえで、お一人おひとりに合わせた施術を組み立てています。
ART(体外受精)とPCOS ― 併用時の考え方
PCOSの方は採卵数が多くなりやすい一方で、卵子の成熟度にばらつきが出やすかったり、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスクが気になる場合もあります。
当院ではARTを「競合する治療」ではなく、病院での治療効果を引き出すための補完医療として位置づけています。
採卵前には卵巣血流と自律神経を、移植に向けては子宮内膜の受け入れ態勢を整えることを目的に、周期に合わせたサポートを行います。
PCOSでお悩みの方へ
PCOSは、正しく身体を整えていくことで、妊娠の可能性を十分に高めていける状態です。
排卵の有無や数値だけに振り回されず、妊娠につながる「質」を一緒に育てていきましょう。
「この治療で合っているのか」「次に何をすべきか」そうした迷いも含めて、どうぞご相談ください。
妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?
宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀



