不妊治療中の頭痛薬、痛み止めと排卵への影響①【不妊鍼灸・不育鍼灸】
妊活中の頭痛、痛み止めと排卵障害①
不妊治療をされていて、頭痛や生理痛に悩まされる方は多くいらっしゃいます。
頭痛が辛いができるだけ薬は呑みたくない!
でもツライ!
薬を呑む方、呑まない方がいらっしゃいますが
薬を呑まれる方は少し注意が必要です。
頭痛薬に含まれるステロイドではない抗炎症剤の
NSAIDs(エヌセイド)
は、排卵の率が下がるという学会発表があります。
(※排卵を抑制する作用がありますが、卵胞を育てる作用もあるようです)
製薬剤名は出せませんが、一般的な市販薬である痛み止めに含まれています。
頭痛には大きく分けて
【片頭痛】
片頭痛とは、片側だけの時と両側におこることがあり、こめかみから目のあたりにかけて
脈をうつように「ズキンズキン」と痛みが特徴です。
痛み方 |
ときどきズキンズキン、ガンガンと脈をうつような痛みが15日以上続く |
痛む部位 |
頭の片側に起こることが多いが、両側のこともある |
頻度 |
頭痛の起こる回数は、月に1~2度多い時は週に1~2回 |
経過 |
痛みは1~2時間でピークに達し、吐き気や嘔吐を伴うことも多い |
行動 |
動くと痛みが悪化するので、じっとしている方が楽 |
随伴症状 |
吐き気、胃のムカムカ、光がまぶしい、音がうるさい、においが気になる |
前兆 |
目の前にチカチカとしてフラッシュのような光があらわれたり 視野の一部が見えにくくなることがある(閃輝暗点) |
【片頭痛の誘因】
ストレス |
ホッとした時、悩みが解決したとき、や休日に副交感神経が優位になり血流が上がって起こることもある。 また、朝ご飯を食べないなど低血糖からおこる週末頭痛もあります。 |
月経によるホルモンバランスの変化 |
ホルモン(エストロゲン)の分泌量の変化により 月経が始まる1~2日前 月経中(2~3日)排卵時など ピルの服用によることもあります。 |
家族歴 |
母親が片頭痛もちなら5割程度似るそうです |
アルコールや 特定の食物 |
赤ワイン(ポリフェノール)・チョコレート・チーズ 柑橘類、防腐剤(亜硝酸ナトリウム) 中華料理(グルタミン酸ナトリウム) |
天候、温度の変化 |
台風、梅雨時の気圧の急激な変化、温度差 |
睡眠 |
寝不足 寝すぎ(血流の循環が悪くなる) |
その他 |
LEDで誘発される 太陽光 |
頭痛薬に含まれるステロイドではない抗炎症剤の
NSAIDs(エヌセイド)
は、排卵の率が下がるというお話は不妊治療をされている皆さんには
放ってはおけません。
ですが、薬を使わなくても頭痛は簡単に止められます。
当院では、鍼を直接うつこともありますが、
被内鍼
を使って頭痛を、画期的におさえる方法をとります。
貼っておくので、剥がれるまで有効です。
不妊治療中で、薬が呑めず辛い頭痛で悩まされている方
一度ご相談ください。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
次回は緊張型頭痛についてお話します。