妊娠治療中のヘアカラー 妊活・不妊治療中のカラーリング
妊娠治療中のヘアカラー 妊活・不妊治療中のカラーリング
本日、妊娠治療中のヘアカラーについて質問をいただきました。
手持ちの資料等を調べたところ、明確な禁忌事項には挙げられていませんでした。
よって、不妊治療中のヘアカラーが妊娠に悪影響を及ぼす医学的な根拠はないようですが…。
酸化染毛剤は環境ホルモン作用がある
「ヘアカラー剤によって、頭皮だけでなく深刻な皮膚障害が相次いでいることに対して、2015年10月に消費者庁が警告を発したことを取り上げています。」
「この警告で消費者庁が問題にしているのは、医薬部外品に分類される酸化染毛剤です。多様な白髪染め製品の中で、酸化染毛剤が問題だと言われても、一般の人には分からないでしょう。
このNPO法人は、早くからヘアカラー剤の危険性を警告しており、2001年には北里研究所と共同して、成分の調査をしています。その結果、すべてのヘアカラー剤に、乳がん細胞を増殖させ、環境ホルモン作用があることを確認したそうです。」
出典:食品と暮らしの安全
この記事によると、妊娠治療中でなくても心配になりますね…。
不妊のリスクのひとつに環境ホルモンの影響があげられています。
市販のヘアカラーとホルモン剤との関係
また市販の毛染め製品には、生理中の使用を避けるように記載されているものあります。
それに、妊活中の方はホルモン剤を服用されているため、生理中でなくても身体はとても敏感な状態になっていますので、そのような市販のヘアカラー商品はは念のため避ける方が無難だと思います。
美容師の方は不妊症のリスクも
一般の方が家庭で使用するヘアカラーの妊孕性の統計はとられていませんが、美容師の方を対象にした統計はあります。
タール系色素は皮膚炎やアレルギー反応を起こす場合があります。
また、酸化型染毛剤の中の、アミノフェノール類、フェニレンジアミン類、トリエタノールアミンは発がん性はないのですが、生殖細胞毒性が認められています。
美容師の方は、これら以外にも多くの化学薬品を使用するので、深刻な子どものリスクがありますし、不妊症や生理不順のリスクも多いようです。
まとめ
賛否両論ありますが、自宅でされるカラーの場合は自己判断にゆだねられます。
美容室でカラーをされる場合は、できるだけ詳しく成分を聞いて、担当のクリニックの先生に確認されるのが安心ですし、
これらの化学成分の見識をお持ちの美容室やクリニックを選んで下さいね。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。