
下腹部が固いと妊娠しづらい?【お腹の柔らかさと妊娠との関係】
いま現在妊活に取り組まれている方の中には、お腹の状態を気にされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、お腹は「妊娠しやすいお腹」と「妊娠しづらいお腹」に分けることができ、その状態は妊娠力と深く関係しています。
この記事では、妊娠しづらいお腹の特徴と、鍼灸治療でなぜお腹を柔らかくすることが重要なのかについて、最新の知見と合わせて解説します。
妊娠しづらい「カチカチ」なお腹の正体
以下のような状態のお腹は、妊娠しにくくなっているサインかもしれません。
- カチカチと硬いお腹: 筋肉で鍛えられている硬さではありません。瘀血(おけつ)や余分な脂肪、ストレスによる自律神経の乱れで、下腹部の筋肉が慢性的に緊張し、硬直している状態です。
- ふにゃふにゃで力がないお腹: 筋力やエネルギーが不足している状態です。内臓の働きが低下し、子宮や卵巣に十分な栄養が届きにくい可能性があります。
- ひんやり冷たく突っ張っているお腹: 特に、足の付け根にあたる鼠径部(そけいぶ)が冷えていたり、張り感がある場合です。これは、骨盤内の血流が滞っていることを示しています。
このようなお腹は、血流が悪く、ホルモンバランスが乱れているサインと考えられます。
妊娠しやすい「つきたてのおもち」のようなお腹とは
理想的なお腹は、「つきたてのおもち」のように、柔らかくて、温かくて、ふっくらしていることが特徴です。
- 弾力がある: 弾力があるお腹は、血行が良く、内臓が正常に働いている証拠です。押すと心地よく沈み、痛みを感じません。
- 温かい: お腹がふんわりと温かいのは、下腹部の血流が良い状態です。子宮や卵巣に十分な血液が送られ、機能が活発になります。
お腹が硬かったり冷たかったりする場合、肥満、便秘、ストレス、月経異常、子宮や卵巣の機能低下などが原因になっていることがあります。
なぜ鍼灸で「妊娠しやすいお腹」になるの?
「硬くて冷たいお腹」を「柔らかく温かいお腹」に変えることが、鍼灸治療の重要なポイントです。
鍼灸で子宮や卵巣の血流を改善
鍼灸では、主に以下の方法で妊娠しやすいお腹へと導きます。
- 瘀血の改善: 鍼灸は、下腹部や骨盤周辺のツボを刺激することで、血の巡りを促進し、滞った瘀血を取り除くアプローチを行います。これにより、子宮や卵巣への血流が改善され、機能が活発になります。
- 温熱効果: お灸や吸玉(カッピング)を用いて、身体を芯から温めます。冷えが改善されることで、内臓の働きが活性化し、子宮内膜が厚くなる効果も期待できます。
- 自律神経の調整: ストレスや不眠は、自律神経を乱し、お腹の硬さや冷えにつながります。鍼灸は、自律神経のバランスを整え、身体をリラックスさせることで、子宮や卵巣の働きをサポートします。
鍼灸と不妊治療の関連性に関する最新の知見
近年では、鍼灸治療が骨盤内の血流を改善し、子宮内膜の受容性を高める可能性を示唆する研究が増えています。例えば、ある研究では、体外受精の移植前後に鍼灸を行うことで、妊娠率が向上したとの報告もあります。鍼灸は、西洋医学の不妊治療を補完する有効な手段として注目されています。
参考文献:
(1) Paulus, W. E., Zhang, M., Strehler, E., El-Danasouri, I., & Sterzik, K. (2002). Influence of acupuncture on the pregnancy rate in patients who undergo assisted reproduction therapy. Fertility and Sterility, 77(4), 721-724.
(2) Manheimer, E., Zhang, G., et al. (2008). Effects of acupuncture on rates of pregnancy and live birth among women undergoing in vitro fertilisation: systematic review and meta-analysis. BMJ, 336(7643), 545–549.
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