36歳 4年間の妊活と流産を乗り越えて 体外受精で妊娠のご報告
4年間の妊活
プロテインSと血栓症
プロテインSは、血液凝固因子であり、欠乏すると血栓傾向になります。
胎盤に血栓ができると流産や死産の原因になる可能性があります。
これを検査するクリニックの多くは正常値56%くらいです。
厚生労働省不育症研究班の出した日本のデータは、プロテインS活性が60%未満の不育症患者が何も治療を行わず流産する可能性は非常に高かったため治療が必要と報告しています。
低用量アスピリン療法の成功率が71.4%で、ヘパリンを併用した場合は76.9%であり、わずか5.5パーセントの上昇に留まるため、いきなりハードルの高いヘパリン療法が必要であるというわけではありません。
しかし、低用量アスピリンの作用メカニズムがはっきり分かっていないため実際にヘパリン療法を併用している患者さまは少なくないです。
プロテインSは妊娠すると非妊娠時の半分くらいに活性が落ちると知られています。
妊娠前は60~80%くらいの方が正常範囲にあり、妊娠中も30%以上であれば正常と考えて良いそうです。
妊娠初期のプロテインS活性が、20%以下だと妊娠高血圧などのトラブルが起こる可能性があります。
不育症的観点から言えば、非妊娠時プロテインS活性の正常値は56%以上であり、その下限値に達している場合は治療を検討する必要があります。
参考資料:杉ウィメンズクリニック(プロテインSの正常値とその治療方針。)
当院は不育症で妊娠を維持したい方、そうではない方でもマタニティ鍼灸を受けていただいてます。
流産は妊娠初期に多く、妊娠中も体の血液循環をよくすることは大切です。全身への血液循環がきちんと巡っていないと子宮へ新しい血液が届きにくくなります。その場合、着床しにくい、着床しても育ちにくい状態がおきてしまいます。
めぐりを良くすることは大事なことなので妊娠維持・流産予防に効果が期待できる経穴(ツボ)に鍼や灸を行い血流促進を図ります。また、妊娠初期もレーザー療法もおすすめしています。
クリニックの低用量アスピリン療法、ヘパリン療法と鍼灸を併用されてる方も少なくないです。
体外受精で妊娠されたAさんも妊娠後にマタニティ鍼灸を受けていただき、順調に成長しているとのことです。
Aさん妊娠お喜びの声
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
Aさん、妊娠本当におめでとうございます。
不妊治療を長く続けてきた中で、たくさんの困難に立ち向かってきたことと思います。
それでも、Aさんは諦めず様々なことにトライしてこられたことに私たちも勇気づけられます。
また、鍼灸施術を受けていただき、私たちが少しでもお役に立てたことを嬉しく思います。
今後もAさんが健康で幸せなマタニティライフを過ごせるよう、精一杯のサポートをさせていただきたいと思います。
不妊治療は精神的にも肉体的にも大変なものですが、Aさんのように助けを必要とされる方々がいる限り、私たちは諦めず常にお力になれるよう尽力してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
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