大阪で不妊・不育鍼灸なら宇都宮鍼灸良導絡院 > 妊活中の食事・栄養 > 胚盤胞まで育たない原因は栄養不足が原因かも?胚盤胞まで育たない原因は栄養不足が原因かも?投稿日:2025/04/09目次1 胚盤胞にならない…もしかしたら「栄養不足」かもしれません2 一見健康そうに見える方でも…実は栄養不足3 コレステロール=悪者ではない?妊活中は「材料」に4 どうしたら胚盤胞が育ちやすくなるの?5 鍼灸でのサポートも効果的6 まとめ7 参考文献8 関連記事胚盤胞にならない…もしかしたら「栄養不足」かもしれません体外受精において「胚盤胞にならない」「胚盤胞が育たない」と悩まれている方はとても多くいらっしゃいます。複数回の採卵でも胚盤胞まで育たず、「もう無理なのかも…」「私の身体がどこか悪いの?」と落ち込まれてしまう方も少なくありません。ですが、その背景には見えない栄養不足関係していることもあるのです。一見健康そうに見える方でも…実は栄養不足当院でも、痩せ型の方や一見標準体型の方であっても、慢性的な栄養不足が胚盤胞に育たない原因の一つになっているケースをよく見かけます。中でも注目すべきなのが「コレステロール値の低さ」。「コレステロールは低いほうが健康にいい」と思われがちですが、妊活中はむしろ少し高めの方が良い場合もあるのです。コレステロール=悪者ではない?妊活中は「材料」にコレステロールには、妊活において次のような大事な役割があります。卵子の細胞膜の材料になる性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロンなど)の材料になるホルモン分泌や卵胞成熟、胚発育などの生殖機能全体に関与するつまり、コレステロールが不足すると、卵子の成長に必要な“材料”が足りなくなるのです。これは特に低BMI(痩せ型)の女性に多く見られ、ホルモンバランスが崩れやすくなり、胚の発育にも影響します。どうしたら胚盤胞が育ちやすくなるの?大切なのは、「材料をしっかり身体に届けること」。特に意識したいのが以下の2点です。タンパク質をしっかり摂ること筋肉を動かして、身体をつくること筋肉を動かすことでコレステロールやリン脂質の合成が活性化し、血流も良くなります。その結果、卵巣や子宮への血流も安定し、胚が育ちやすい身体へと近づいていくのです。鍼灸でのサポートも効果的鍼灸には、自律神経を整えホルモン分泌を促す作用や、骨盤内の血流改善効果が期待できます。実際に、鍼灸と栄養改善を並行して行った方で「初めて胚盤胞まで育った」というケースもあります。“身体づくり”を見直すことが、次の一歩につながる大きなきっかけになるかもしれません。まとめ胚盤胞が育たない原因のひとつに栄養不足・低コレステロールがあるコレステロールは卵子やホルモンの重要な材料タンパク質摂取・筋肉の維持で材料を整え、血流もアップ鍼灸による体質改善も併せて行うことで、効果的な妊活サポートに参考文献Chavarro JE et al. (2008). Protein intake and ovulatory infertility. Human Reproduction, 23(4), 865–872.関連記事卵子の質を高めたい方へ【妊活中に摂りたい栄養素とサプリ・食事法】 胚移植後の食事:妊娠をサポートする栄養素と食材リストこのページのトップへ