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妊娠しやすい人・しにくい人の特徴とは?

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妊娠しやすい人・しにくい人の特徴とは?海外研究から読み解く妊活のヒント

妊娠のしやすさには、年齢や生活習慣、ストレスなど、さまざまな要因が影響します。近年の海外研究では、これらの要因と妊娠率との関連性が明らかになってきています。本記事では、科学的根拠に基づいて、妊娠しやすい人としにくい人の特徴を解説します。

妊娠しやすい人の特徴(傾向)

1. 若年(特に20代後半まで)

女性の卵子の質と数は年齢とともに減少します。研究によれば、卵巣予備能の指標である抗ミュラー管ホルモン(AMH)は24.5歳でピークを迎え、その後減少していきます。

2. 規則的な排卵と月経周期

安定した月経周期は、排卵の予測がしやすく、妊娠の可能性を高めます。逆に、不規則な周期や無排卵は、妊娠の障害となる可能性があります。

3. 健康的な生活習慣

適切な体重、バランスの取れた食事、定期的な運動は、ホルモンバランスを整え、妊娠しやすい体づくりに寄与します。特に、地中海式ダイエットは精子の質を改善する効果があると報告されています。

4. パートナーの精子の質が良好

男性の精子の質も妊娠に大きく影響します。健康的な生活習慣や適度な運動は、精子の濃度や運動率を向上させることが示されています。

5. 病気や既往歴がない

子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、性感染症などのリスクがない

妊娠しにくい人の特徴(傾向)

1. 高年齢(特に35歳以降)

35歳を過ぎると、卵子の質と数が急激に低下し、妊娠率が減少します。45歳で妊娠を試みた場合、50〜80%の確率で出産に至らないと報告されています。

2. 月経周期の不安定

無排卵やホルモンバランスの乱れは、妊娠の障害となります。特に、肥満や過度な痩せはホルモンバランスを崩し、排卵障害を引き起こす可能性があります。

3. パートナーの精液異常

男性の肥満や不健康な生活習慣は、精子の質を低下させ、妊娠の可能性を減少させます。特に、肥満は精子のDNA損傷を増加させることが示されています。

4. 高ストレス状態

慢性的なストレスは、女性の排卵や着床を妨げ、男性の精子の質を低下させる可能性があります。研究では、ストレスが妊娠率を低下させることが示されています。

5. 基礎疾患や婦人科疾患がある

子宮筋腫、子宮内膜症、甲状腺疾患、高プロラクチン血症など

6. BMIが高すぎる/低すぎる

肥満や痩せすぎもホルモンバランスを崩す原因になります。

7. その他の心理・環境的な影響

焦りや思い詰め:過度なプレッシャーはホルモンバランスを乱し、妊娠を妨げる可能性があります。
パートナーとのタイミングの不一致:排卵日周辺での性交渉がないと、妊娠のチャンスを逃すことになります。

まとめ

妊娠のしやすさには、年齢、生活習慣、ストレス管理など、さまざまな要因が関与しています。これらの要因を理解し、適切な対策を講じることで、妊娠の可能性を高めることができます。妊活を始める際は、自身の体と向き合い、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

妊娠しやすい人と妊娠しにくい人の体質・習慣の違いを示した図解

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