レーザー治療器(スーパーライザーPX)って何?
point!
- 太陽光にも含まれる赤外線で人体にも無害で安心。
- 鍼やマッサージでは届きにくい、患部の深いところに到達。
- 温熱効果により筋肉に刺激を与え、自己免疫機能を高める。
- 痛みを感じることなく、短い時間で効果を得ることが出来る。
特に不妊治療に挑まれる方、何度採卵しても結果が得られない方に優れた効果を発揮したエビデンスがあるため、当院に導入することになりました。
スーパーライザーPXは、全国の大学病院の9割以上で採用されており、不妊クリニック、ペインクリニック、皮膚科、耳鼻咽喉科、鍼灸院、整骨院など様々な領域で利用されています。
スーパーライザーPXの基本的効果
自律神経のバランスの改善(交感神経過緊張を正常化)
- 血流を直接改善(深部の血管を拡張させける有を促進。
照射後、2~3時間後に最も効果があらわれ6時間持続) - 組織活性力の向上(細胞の活性化、大脳皮質細胞のATPを増加させる)
- 自然治癒力を上げる(急性、慢性の筋膜、筋肉の痛みを軽減、
痛みを伝える神経線維の電動を選択的に抑制、酸化ストレスが減少) - 消炎鎮痛効果(炎症マーカーが減少)
その他、適応範囲は多岐にわたります。
光線療法の鎮痛作用(推奨度B)
日本神経治療学会2010年ガイドライン
抗炎症作用
- 炎症マーカーが減少(PGE2、IL1β、TNFα)
- 動物実験では、celecoxib、dicrofenac、dexamethasoneと同様な鎮痛作用
筋組織への作用
- 酸化ストレスと筋肉疲労が減少→急性痛と慢性痛を軽減
- 筋肉疲労は筋肉痛の前に生じるため、筋肉痛が軽減
神経筋接合部の伝達抑制
- 筋筋膜痛やトリガーポイントを抑制
- 痙性麻痺の緩和
知覚神経伝導抑制
- 痛みを伝えるAδやC線維の神経伝導を選択的に抑制
- 軸索流や神経酵素が抑制される
神経神経への作用
- 大脳皮質細胞のATPを増加させる
- 痙性麻痺の緩和
交感神経過緊張を正常化、血流正常化(直接作用)、細胞活性化
出典:日本神経治療学会 https://www.jsnt.gr.jp/
1 不妊・婦人科系疾患への効果
卵巣機能改善
排卵障害、黄体機能不全、卵子の質の改善、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)子宮機能改善
子宮内膜が薄い、月経痛、月経不順高齢不妊
採卵成績の良くない方ストレス
自律神経調整、免疫・ホルモンの乱れを整える更年期障害の様々な症状
2 お肌への効果
鍼灸の一番の効果は血流の改善です。
鍼灸では、細胞に微細な傷をつけることにより、細胞は傷を直ちに修復しようとするはたらきが起きます。この時に、スーパーライザーで修復を促すため更に血行をさせることが出来ます。
肌細胞の活性化
正常な代謝へと導きます。コラーゲンの新生促進
お肌のハリと潤いを保ちます。美肌効果
メラニン色素にはたらきかけ黒ずんだお肌を還元します。血管の拡張、血流の促進
肌細胞が栄養され美肌が期待できます。
当院でのスーパーライザーPXの治療法
自律神経のバランスの改善・血流改善・組織活性力の向上・自然治癒力を高める・消炎鎮痛効果など適応症状は多彩ですが、当院では主に下記の治療に使用します。
不妊・婦人科系疾患への治療
卵巣機能改善
排卵障害、黄体機能不全、卵子の質の改善、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)など卵巣の治療に対して用います。子宮機能改善
子宮内膜が薄い、月経痛、月経不順など子宮の治療に対して用います。高齢不妊
採卵成績の良くない方などに対して用います。ストレス
自律神経調節、免疫・ホルモンの乱れを整えるために用います。
スーパーライザーPXに関する資料
局所にスーパーライザーPXを照射することにより、細胞内ミトコンドリアに作用してATP産生が増加します。活性酸素を適当量増やすことで、遺伝子転写の誘導、細胞活動が活性化し細胞増殖と遊走が促進されることで細胞の死を抑制へはたらきかけます。
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スーパーライザーPXを照射したときの脳血流量の画像です。左上の画像が照射前、右下の画像が照射時間3分後です。3分間の照射で脳血流量が促進したと示す赤色の範囲が広く見られています。
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スーパーライザーPXを照射後の顔面、手の血流の変化です。交感神経緊張の状態が強い時であるほど反応が出やすい傾向にあります。首にある星状神経節1ヶ所に照射することで、大きな変化が見られます。
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