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大豆製品の摂りすぎは逆効果?妊活中の注意点

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大豆製品の健康効果

大豆製品(豆乳、豆腐、納豆など)は、健康に良い食品として広く知られています。特に、大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た作用があり、ホルモンバランスを整える効果が期待されています。

イソフラボンの働き

イソフラボンは、エストロゲンに似た化合物であり、女性の体内でホルモンバランスを調整します。適度な摂取は、更年期障害の緩和や骨粗鬆症の予防に役立つとされています。

過剰摂取のリスク

しかし、イソフラボンの一種であるゲニステインを過剰に摂取すると、ホルモン受容体に影響を与え、正常なホルモンの働きを妨げる可能性があります。研究では、ゲニステインの過剰摂取が妊娠率を低下させる可能性が示されています。

豆乳の過剰摂取と月経周期

豆乳を飲みすぎると、月経周期が乱れることが報告されています。月経周期の乱れは、女性の健康や妊娠に影響を及ぼすため、注意が必要です。

具体的な影響例

月経周期が乱れることで、排卵のタイミングが不規則になり、妊娠の機会が減少するリスクが高まります。また、ホルモンバランスの乱れは、他の健康問題を引き起こす可能性もあります。

適切な摂取量のガイドライン

イソフラボンの推奨摂取量を守ることが重要です。日本の厚生労働省は、1日あたりのイソフラボン摂取量の目安を70-75mgとしています。豆乳1杯(200ml)には約25mgのイソフラボンが含まれています。

まとめ

健康効果を得るために、大豆製品の摂取は適度に。妊娠を希望する方やホルモンバランスを気にする方は、日々の摂取量を見直し、バランスを心がけましょう。必要に応じて、医師や栄養士に相談することも検討してください。

大豆製品の過剰摂取による妊活へのリスクを示すイメージイラスト

参考文献

Patel S, et al: 妊娠前の食事性ゲニステイン摂取は女性の生殖転帰に影響を与える。Repro- 誘導毒性学、74: 174-180、2017 永田千恵子、他:豆乳摂取が閉経前日本人の血清エストロゲン濃度に与える影響 女性。J Natl Cancer Inst、90:1830-1835、1998

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