妊娠力をつける①不妊【不妊鍼灸・不育鍼灸】
妊娠力をつける
「不妊」は女性だけの問題でなく、男性側にも原因があることが知られています。
さまざまな原因とパターンがある中で、やはり「女性の加齢」は非常に大きな要因になっています。
ご周知の通り、加齢に伴い卵巣機能は低下してしまいます。
そして今の医学では、一度低下してしまった卵巣機能を元に戻すとこはできません。
近年、これまでの「不妊治療」に対して「不妊予防」という概念が提唱されています。
アメリカの学会から「主な不妊リスク」というものが正式に発表されています。
①喫煙
②感染症
③加齢
④不健康な体重(やせ・肥満)
⑤心身のストレス
⑥不規則な生活習慣
このうち、特に「喫煙」は卵巣に有害です。
卵巣機能の低下、卵巣の老化を促進し閉経を早めることが分かっています。
卵巣機能が低下すると上昇するホルモン(FSH)は、非喫煙者に比べ、喫煙者は高いことが分かっています。
喫煙は女性だけの問題ではなく、男性喫煙者にも(精子数の低下、運動率の低下、精子奇形率の上昇、EDリスクなど)生殖器系へ悪影響を及ぼします。
これらのことから、生活習慣が不妊原因の大部分を占めていることがよく分かります。
つまり、「生活習慣を正して健康であること」が妊娠にとって大原則になっているのです。
高度生殖医療と向き合いながら、または高度生殖医療に頼る前に、
もう少しだけ、妊娠力を高めることに意識を向けてみてはいかがでしょうか。
現在、宇都宮鍼灸良導絡院には、妊娠を望まれる多くの方に通院いただいております。
悩みも治療段階も人それぞれです。
わたしたちが提供する施術内容も、患者様の状態によって異なります。
しかし一貫して目的は同じです。
お身体の状態を整えて妊娠力をつけること
西洋医学は「病をみる」医学であり、
東洋医学は「患者をみる」医学です。
東洋医学には鍼灸をはじめ、漢方やあんまがあります。
次回は漢方について詳しくご案内いたします。