治療院ブログ

流産手術 吸引法か掻爬(ソウハ)法か【不妊鍼灸・不育鍼灸】

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妊活中の女性にとって、流産は決してめずらしいことではありません。

 

 

約15%におこるとされていて、

40代女性では、確率は40%にもあがります。

 

この数字にはいつも驚かされます。

しかし、流産のうち70%が原因不明とされているため、対処法が見つかっていないのです。

 

そして、残念ながらお腹の中で赤ちゃんの発育が止まった場合、

母体のために処置をしなければなりません。

 

自然に全て排出される場合もありますが、

子宮の中に一部でも内容物が残っていれば、子宮内容物を取り除き、妊娠前の子宮に戻す必要があります。

 

 

流産手術には2種類あるとされています。

 

吸引法と掻爬法です。

どちらの方法が選択されるかは、手術を行う病院によって違うようです。

 

最近では、安全性の点から「吸引法」が推奨される病院が多いようです。

 

世界保健機構(WHO)が定める「安全な中絶ガイドライン」でも、「吸引法」が推奨されており、「掻爬法」は「吸引法が使えない場合のみ使用」と明記されています。

 

日本では、以前から掻爬法が主流であったため、掻爬法について熟練の医師が多く、今でも掻爬法を支持する傾向にありますが、世界的な安全基準の観点から見れば、今後は吸引法に移行していくのではないでしょうか。

 

「吸引法」

電動式の真空吸引ポンプを使い、一定圧で子宮内容物を吸引除去する方法。

特別な技術が必要なく、

合併症のリスクが低い。

※妊娠10週を超えるような場合は、胎児が大きくなっているため、吸引法を行えないことがあります。

 

「掻爬法」

さじ状の器具を使い、子宮内容物をガリガリと掻きだす方法。

術者の技量に左右され、

子宮内膜や筋層への損傷ダメージがリスクとされる。

 

金属機械による掻爬法を繰り返し受けると子宮内膜が薄くなってしまい、着床障害の原因になることがあるようです。

 

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術式については、担当の先生にご確認、ご相談ください。

 

また、より安全であるとされている吸引法でもリスクはあります。

当鍼灸院にご報告があった例では、

吸引法による手術で、子宮内の動脈が過度な刺激を受けてしまい、損傷をうけ、

流産手術後から数週間後に大量出血を招いてしまったケースがあります。

その場合、迅速な処置が必要になります。

処置が終わった後も経過観察をしなければいけませんので、

数ヶ月間、妊活をお休みしなければなりません。

 

 

妊活中の女性のお身体は、これから赤ちゃんを宿すとても大事なお身体です。

 

日常生活の中での細かい変化(不正出血など)に着目し、

不安な点は医師に相談し、

くれぐれもご自愛ください。

 

 

 

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