移植後の妊娠検査薬☆不妊≪不妊鍼灸・不育鍼灸≫
「妊娠検査薬」は妊活中の女性なら、誰しもが手にとったことがあるかと思います。
妊娠したときにでる「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンに反応して陽性マークが出るしくみになっています。
hCGとは、着床後に女性の体内で発生するホルモンのことで、月経による子宮内膜の脱落を防止し、流産を回避するための重要な役割を担っています。
一般的な妊娠検査薬は、「生理予定日を1週間過ぎた頃」に利用することが推奨されています。
これは、一般的な妊娠検査薬がhCG50mlU/ml以上で反応するようにつくられているからです。
最近では、早期妊娠検査薬とよばれるものが普及するようになりました。
これはhCG25mlU/ml以上で反応するもので、「生理予定日4日前」や「着床から2~4日後」から検査できるものです。
これを「フライング検査」と呼ぶそうです。
特に日本の製品は精度がよく、エラーで陽性反応が出ることはなく、どんなに薄くても陽性反応が出た場合は、ほぼ間違いなく妊娠されているそうです。
もちろんhCGの出方は個人差がありますので、利用時期や検査結果についてはあくまで目安としてお考えください。
◎フライング検査のメリット
・早期に着床が分かることで、より安静に過ごすことができる
・結果に左右される感情を管理しやすい
・陰性、陽性かかわらず、その後の予定をたてやすい
◎フライング検査のデメリットとしては、
・知らなくてもよい「化学流産」に気付いてしまうこと
・陽性反応に似ている蒸発線を見間違えること
(フライング検査の陽性反応は薄くでるものなのですが、尿が蒸発する際に陽性反応に似た線を残すことがあり、見間違えてしまうことがあるそうです。)
当鍼灸院では、移植後も大事な時期としてとらえています。
移植後は、鍼灸の刺激はあまり必要ありませんが、血流は大事なときです。
しかし、血流をあげるための激しい運動、長時間の入浴、過度の温め(複数のカイロやしめつけのある重ね着など)は、おすすめできません。
体をリラックスさせるマッサージと必要最低限の鍼灸刺激で、身体を副交感神経優位の状態に導き、全身の毛細血管を拡張させ、血流をうながすことをおすすめしております。
不育症の方などは特に、妊娠を維持していくために鍼灸治療をご活用ください。
(妊娠中のつわり、逆子など妊娠時特有の症状にも対応しております)