
35歳(AMH 0.02・卵巣機能不全)3日目初期胚移植で妊娠・出産
大阪市鶴見区からお越しのSさん(35歳)が妊娠されました。
2人目不妊で「AMH 0.02」との診断を受けたSさん
Sさんが当院に初めてお越しになったのは、2018年3月。すでに1年11ヶ月の不妊期間があり、2人目のお子さんを望んでいらっしゃいました。
初診時のSさんの主な状況
- 年齢: 35歳
- 不妊期間: 1年11ヶ月(2人目不妊)
- これまでの治療: 移植を2回経験するも結果に恵まれず、クリニックから卵巣機能不全と診断。AMHの値は0.02と非常に低く、卵胞が育ちにくいと指摘されていました。
採卵で唯一採れた、初期胚1つの移植で妊娠
「AMH 0.02」という診断は、Sさんが妊活に取り組むうえで非常に厳しいものでした。しかし、当院ではレーザー(スーパーライザーPX)と鍼灸を組み合わせた治療を提案し、採卵に向けた体質改善に取り組みました。
卵子の成長と血流の関係
卵子は、原始卵胞から一次卵胞、二次卵胞へと成長し、排卵に至るまでには短くても約3ヶ月かかると言われています。この長い期間にわたって、卵子に十分な栄養と酸素を供給するためには、卵巣の血流を上げることが非常に重要です。
- レーザー治療(スーパーライザーPX): 卵巣周辺にレーザーを照射することで、血流を促進し、卵胞が育ちやすい環境を整えます。Sさんの場合、特に卵胞が育ちにくいという課題があったため、この治療に力を入れました。
- 鍼灸: 全身のバランスを整え、特に骨盤内の血流を改善することで、卵巣機能をサポートします。
繰り返す採卵周期
Sさんは、この治療を始めてから半年後に、1つの卵子を採ることができました。その後、何度か採卵に挑戦しましたが、なかなか結果に繋がりませんでした。
そして、その貴重な1つの卵子で移植に臨むことを決意されました。
初期胚1つで臨んだ移植周期
採卵後の移植周期には、鍼灸とレーザーで子宮の血流を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜が育つ環境を整えました。
Sさんは、鍼灸とレーザー治療による万全の準備のもと、3日目初期胚を移植し、判定は陽性。AMH 0.02という、限りなくゼロに近い数値から、1つの卵子を採り、そしてその初期胚の卵子で見事妊娠に至りました。
Sさん、本当におめでとうございます!
妊活中のあなたへ:Sさんのケースから学ぶこと
Sさんのケースは、AMHの値が低いことで悩んでいる多くの女性に希望を与えてくれます。
1. AMHは「ゼロ」ではない
「AMH 0.02」という数値は、確かに厳しい現実です。しかし、これは「卵巣に卵子が全くない」という意味ではありません。あくまで「残りの卵子が少ない」という目安であり、決して「妊娠できない」というわけではないのです。Sさんのように、諦めずに可能性を探ることが大切です。
2. 卵子の質を高めるための期間とアプローチ
卵子の質は、年齢だけでなく、日々の生活習慣や身体の状態によっても変わります。卵子が育つまでの約3ヶ月間、鍼灸やレーザー治療で血流を改善し、栄養状態を整えることは、卵子の質を向上させるための有効なアプローチとなります。
3. 諦めない心が奇跡を起こす
何度採卵しても結果が出ず、わずか1つの卵子に希望を託すSさんの強い意志が、今回の妊娠につながりました。厳しい状況でも諦めずに治療を続ける精神的な強さも、妊活の成功に必要なことです。
AMHの値が低いと診断されたあなたも、Sさんのように希望を捨てず、できることから始めてみませんか?私たちは、あなたの妊活を全力でサポートいたします。
Sさん妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
超低AMHの為、少しでも卵子が採れるようにと思い、鍼灸を探していたところ「宇都宮鍼灸良導絡院」を見つけました。
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外授精(顕微授精・3日目初期胚・凍結胚移植)
▢ 治療を受けていただいた感想をお聞かせください
施術をしていただくと、身体が軽くなりました。重く感じていた肩が通う度に楽になりました。AMH0.02だった為、卵子がなかなか採れずにいたところレーザーを進めていただきました。レーザーを始めてから半年後にようやく1つ卵子が採れました。その後、卵子は結局採れなかったのですが、採れたたった1つの卵子が陽性反応に結びつけたのは、レーザーのおかげでもあると思います。スタッフの方も優しく話しやすい方ばかりで、セルフお灸も教えていただきました。色々感謝しています。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします
後悔しないようにと始めましたが、諦めなくて良かったです。同じような症状の方にも信じて頑張ってほしいと思います。