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妊活中のカフェイン許容量とカフェイン含有量ワースト8

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妊活中のカフェイン許容量

妊活中に摂取してよいカフェイン量は、1日200~300mgまでが推奨されています。これはレギュラーコーヒーなら約2杯(マグカップ2杯程度)に相当します。日本の厚生労働省やWHO、各医療機関でもこの基準が示されており、これ以上摂取すると卵子の質や着床率、胎児の発育などに悪影響を及ぼすリスクが高まる可能性があるため、控えめな摂取が勧められています。

  • コーヒー:約100mg/1杯(ドリップ)、約60mg/エスプレッソ
  • 玉露:約160mg/1杯
  • 紅茶:約30~40mg/1杯
  • 緑茶:約20~30mg/1杯
  • エナジードリンク:80mg~160mg/1本(商品による)
  • 板チョコ:30mg/50g
  • コーラ:~50mg/500ml

合計で200mg以下を目安にしましょう。コーヒー以外の飲み物や食べ物にもカフェインが含まれている場合があるので、トータルの摂取量に注意が必要です。

カフェイン含有量が多い飲み物ランキング

以下は100mlあたりのカフェイン含有量ランキングです。

  • 玉露:160mg
  • エナジードリンク:32~160mg(商品差有)
  • コーヒー:60mg
  • 紅茶:30mg
  • 緑茶・煎茶・ほうじ茶:20mg
  • ウーロン茶:20mg
  • コーラ:9.5~10mg
  • ココア:14mg

※ドリップコーヒーや玉露は1杯(約150ml~200ml)で換算すると含有量が増えます。

カフェイン摂りすぎのリスク

妊活中、カフェインの過剰摂取(1日500mg以上)は、以下のようなリスクが報告されています。

  • 妊娠までの期間が延長する可能性
  • 着床率・卵子の質の低下
  • 流産リスクの増加(妊娠後もリスクあり)
  • 胎児の発育遅延、新生児の低体重
  • 心拍数上昇、不眠、めまい、不安などの健康被害

特に、カフェインは血管収縮や交感神経の興奮作用があり、子宮への血流低下やホルモンバランスの乱れを引き起こすと考えられています。また、睡眠の質低下による体調不良も妊活には好ましくありません。

妊活中のおすすめ対応

  • マグカップ2杯(200mg)以内なら飲んでも大丈夫
  • 午後・夕方以降の摂取は避ける
  • カフェインレスコーヒーやノンカフェインティー(ルイボスティーなど)の活用
  • カフェイン量を確認して飲みすぎないようにする

制限しすぎてストレスになるより、「適量を楽しみ、妊活を前向きに」取り組みましょう。着床のタイミングや妊娠の兆候があるときは、特に控えめにするのがおすすめです。

まとめ

「カフェインは妊活中、完全にやめる必要はありません。でも1日200~300mgに抑えて、飲み物や食べ物に含まれる量を合計しながら賢く楽しみましょう。過剰摂取は着床率や卵子の質、妊娠後のリスクを高めるので要注意!自分に合った飲み方を見つけて、ストレスなく妊活に取り組めると素敵ですね。」

📚参考文献

  • 厚生労働省「妊娠を希望する女性及び妊婦のカフェイン摂取について」
  • Weng, X., Odouli, R., & Li, D. K. (2008). Maternal caffeine consumption during pregnancy and the risk of miscarriage: a prospective cohort study. American Journal of Obstetrics and Gynecology, 198(3), 279.e1–279.e8.
  • Jahanfar, S., et al. (2020). Caffeine intake during pregnancy and risk of pregnancy loss: A systematic review and dose–response meta-analysis. BMJ Open, 10(2):e031652.

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