ミトコンドリアが卵子の老化を防ぐ?!【不妊鍼灸・不育鍼灸】
みなさんは「ミトコンドリア」の働きをご存じでしょうか。
「ミトコンドリア」は体の中にあるおよそ37兆個の細胞すべてに存在し、1つの細胞の中におよそ数百から数千個も存在しています。
この「ミトコンドリア」は生命活動に必要なエネルギーを生成してくれています。
わたしたちが呼吸から得た酸素や食べ物によって摂取した栄養素は血液によって全身の細胞におくられ、ミトコンドリアによってATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを放出する物質を作り出しています。
ミトコンドリアは骨格筋の中に多く存在するといわれ、その他、心臓、肝臓、卵巣、精巣にも比較的多く存在すると言われています。
そして、加齢にともなってこのミトコンドリアは減少していきます。
ミトコンドリアの量が減ったり、質が落ちるということは、必要な「エネルギーが生成されなくなる」ということです。
それぞれの臓器の働きが衰えてしまいます。
脳へのエネルギー不足は認知症の原因の一つになります。
生殖器系へのエネルギー不足は不妊症の原因の一つになります。
米国を中心に「卵子の若返り」として、本人の卵巣から摂取したミトコンドリアを卵子に移植することで、妊娠に導いたという報告がされています。
「良質なミトコンドリアを注入することで卵子の質を改善し、体外受精の成功率を高める」そうです。
わたしたちにとって「ミトコンドリアの移植」は難しい治療方法ですが、、、
でも!ご安心ください!
日常生活において、ミトコンドリアを増やすことができるのです。
ミトコンドリアは「エネルギーが足りない!」と感じると勝手に増えるそうです。
なので、身体をエネルギー不足の状態にすると良いそうです。
・空腹の状態をつくる(カロリー制限をする)
・やや強めの運動をする
(冬場ですと寒さを感じることも良いそうです。)
宇都宮鍼灸良導絡院の代表、泰子先生も、ご自身が妊活中のときに、医師から「ミトコンドリアを増やすウォーキング(ミトコンウォーク)」を勧められていたそうです。
☆ミトコンウォーク☆
1、筋肉のストレッチ5分(深呼吸、側屈、前屈、背屈)
2、早歩き15分(じんわり汗をかく程度)
3、スローダウン10分
※ポイントはスローダウンです。急に運動を止めると活性酸素が大量に出てしまい逆効果になるので注意しましょう。
如何でしたか。
妊活中のみなさまにとって、参考になりましたでしょうか。