精液所見が悪い 悪い影響5選・改善のためにできること5選
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主人の精液所見が悪い 何かできることある?
妊活をしている中で、パートナーの精液検査の結果が良くなかったというお話は珍しくありません。「濃度や運動率がギリギリだった」「結果が悪かった」など、不安に感じる方も多いと思います。しかし、精液検査の結果は一回の検査だけで結論を出すものではありません。
精液検査の結果について
精液検査は、1回の結果で全てを判断するものではありません。通常、最低でも3回程度の検査を行い、その平均値をもとに評価することが推奨されています。
たとえば、前日の睡眠不足やストレス、飲酒などが検査結果に影響することもあります。そのため、1回の結果が悪かったからといって落胆したり、ご主人を責めたりする必要はありません。
さらに、精液検査だけではわからない男性不妊の原因もあります。たとえば、精索静脈瘤という隠れた原因がある場合、精液検査では発見できないことがあります。このような場合は、追加の検査や触診を行ってくれる専門のクリニックや泌尿器科を受診することをお勧めします。
悪い影響を与える要因
- 睡眠不足
- 暴飲暴食
- 喫煙や過度の飲酒
- ストレスや生活リズムの乱れ
- 睾丸を温めるサウナや長風呂
精子の質を改善するためには、まずこれらの要因を見直し、健康的な生活を送ることが大切です。
改善のためにできること
- 睡眠時間を確保する(1日7時間以上を目安)
- バランスの取れた食事を摂る(抗酸化作用のある食品や亜鉛、ビタミンEを意識的に)
- 適度な運動を取り入れる(ウォーキングや軽い筋トレ)
- ストレスを軽減する(リラックスできる時間を持つ)
- 禁煙・飲酒の制限
鍼灸や漢方、サプリメントの利用
鍼灸や漢方、サプリメントも精子の質改善をサポートしますが、結果がすぐに現れるわけではありません。身体に変化が反映されるには約3カ月かかると言われています。このため、長期的な視点で取り組むことが重要です。
たとえば…
- 鍼灸:血流改善やストレス軽減の効果が期待されます。
- 漢方薬:個々の体質に合った処方を選ぶことで、身体全体の調子を整えます。
- サプリメント:亜鉛、コエンザイムQ10、L-カルニチンなどが含まれるものが推奨されます。
二人三脚で妊活を進めましょう
ご主人の精液所見が思わしくない場合でも、生活習慣の見直しや適切なケアを行うことで改善する可能性があります。精子の状態を良くするには時間がかかることを理解し、焦らずに取り組むことが大切です。
二人で協力して健康的な生活を送りながら、専門医や鍼灸、漢方の力を借りることも検討してください。妊活は二人三脚で行うもの。共に努力することで、妊娠への近道になります!