2024年05月の投稿記事
チョコレート嚢腫 鍼灸で自律神経を整え体外受精で妊娠 35歳
大阪府からお越しのNさん(35歳)が妊娠されました。
タイミング、人工授精で1年が経過
Nさんが初めて宇都宮鍼灸良導絡院にお越しになったのは2020年12月です。
それまでに1年の不妊期間があり、タイミング法、人工授精を受けていました。
レディースクリニックに通院中でチョコレート嚢腫(4cmで経過観察中)の指摘を受けていました。
肩こり、冷え性、発汗過多などの不定愁訴
公務員として忙しい日々を送るNさんは日頃から肩こり、冷え性、手のひら足の裏の発汗過多などの不定愁訴に悩まされていました。
これらの症状はすべて不妊に関係します。
肩こりや冷え性は自律神経を乱し、内臓の血流全体を下げてしまう可能性があります。
足の冷えとして、かかとや足首周りは生殖器系を表す反射区になりますので、このあたりに冷えがあると、東洋医学では卵巣や子宮も冷えているという診方をします。
また、手のひら足の裏の発汗過多は精神性発汗とも言い、例えば仕事や試合など大事な場面で「手に汗を握る」と比喩され、過緊張による交感神経優位の表れになります。
自律神経が長期間ストレスに耐え続けると次第に自律神経のバランスが乱れてしまい、仕事中以外の場面でも手のひらや足の裏に汗をかいてしまうことが多くなります。
これらの症状に鍼灸は効果的です。毎回、その日の症状を問診し体質改善の施術も行います。
また、Nさんはセルフケアとして自宅灸をお勧めし、始められてからしばらくすると手のひらや足の裏の発汗が目に見えてなくなっていました。毎日、自宅でお灸をすることが自律神経のメンテナンスに効果的でした。
強い月経痛と鎮痛剤
Nさんはチョコレート嚢腫による月経痛が強く、毎回左の卵巣辺りからの痛みがあり、ロキソニンを服用されていました。
チョコレート嚢腫(嚢胞)は卵巣に発生した子宮内膜症で「子宮内膜症性卵巣嚢胞」とも言います。
20~40代の女性に多く、症状は強い月経痛や経血量が多い、癒着による腹痛、腰痛、骨盤痛、排卵障害などがあります。
東洋医学では、血の流れが良くない「瘀血」、水分代謝・排泄の低下「痰湿」と考え、全身の気血水の巡りやバランスと考えます。
その他、冷えやストレス、過労、睡眠不足など自立神経の乱れ、気の滞りによる「肝鬱気滞」も影響することがあります。
この状態で鎮痛剤を服用してしてしまうと、冷えを悪化させてしまう危険性があり、悪循環を招きます。
これは鍼灸の対象になります。週に一度の鍼灸を受けていただくと、まず月経の状態が整うことを実感いただけると思います。Nさんの場合も鍼灸を始めてから痛みが和らいだと感じていただけました。
体外受精に向けて転院
お越しいただいてから人工授精を何度かされていましたが妊娠には至らず、体外受精にステップアップするため不妊治療専門クリニックに転院されました。
質の良い卵子が採れるよう鍼灸レーザーで卵巣の血流を上げるように努めていきました。
採卵結果は、6個採れた卵から胚盤胞6個凍結という驚きの結果。
その後、1回目の移植はわずかに陽性反応が出ましたが陰性、2回目の移植で見事陽性反応が確認出来ました。
胎嚢、心拍も確認できクリニックを卒業され産婦人科へ転院されました。
妊娠後もつわりや肩こり、腰痛の治療を受け、現在もマタニティ鍼灸継続中です。
Nさん、この度は本当におめでとうございます。
安心安全なマタニティ生活を送れるようこれからもしっかりサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
Nさん妊娠お喜びの声
▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
当時はタイミング法で妊活しており、少しでも早く妊娠できたらいいと思い体質改善のために通い始めました。
▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精 シート法
▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」
自宅灸 ・レーザー・温活
▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
妊娠目的ではありましたが肩こりがひどく、
肩こりへのアプローチも毎回同じ方法ではなく、その日の状態をしっかり触診したうえでいろんな方法で治療していただいたので、とても良かったです
▢同じように悩まれている方へアドバイス(
先生もとても気さくなので、妊活で疑間に思ったこと、アドバイスを教えてもらえるのでとても頼りになり、
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
↓ ↓ 下記の記事もご覧ください ↓ ↓
35歳 多嚢胞性卵巣症候群 初めての移植で妊娠・出産しました(2023.12.22)
29歳 多嚢胞性卵巣症候群 鍼灸と人工授精で妊娠 (2022.8.6)
42歳 低AMH 鍼灸で卵の質が良くなり妊娠(2022.12.3)
妊活・不妊鍼灸のことなら大阪都島の宇都宮鍼灸良導絡院へ。土日祝も営業。平日21時まで営業。
妊活・産前産後の皆様へヨガ講座のご案内
日々の忙しさの中で、心と体のバランスを整える時間を持つことはとても大切です。
特に妊活中の方々にとって、リラックスし、心身を整えることは大きな助けとなります✨
そこで当院では、妊活・産前産後の皆様を対象とした「ヨガ講座」を開催いたしております。
この講座では、ヨガの呼吸法やポーズを通じて、リラックス効果や体調管理のサポートを目指します🧘
講座の詳細
日程:ご希望の日時で調整(火金土日13:45~14:45等)
場所:当ビル4F
講師:ヨガインストラクター
参加費:1,500円(当院の患者様特別価格)
持ち物:動きやすい服装・タオル・お水
※インストラクターの都合等で、ご希望の日時に沿えない場合がございます
※参加人数がおひとりのみの場合は中止となる可能性がございます
講座の内容
妊活ヨガ🔰
妊娠に向けた体力と柔軟性を高めます。
子宮と卵巣の血行を良くし、ホルモンバランスを整える呼吸法を行います。
マタニティヨガ🔰
身体の変化に適応し、痛みや緊張を和らげます。
妊娠中のストレスや不安を軽減するリラクゼーション技法を取り入れています。
骨盤調整ヨガ
体力回復と筋力アップをサポートします。
産後の心の変動や、疲れを癒す呼吸法と瞑想を行います。
その他、ヨガBasic、フレキシブルヨガなど参加者の希望に沿ったクラスをご提案いたします。
こんな方におすすめ
- ・妊活中でストレスを感じている方
- ・身体のバランスを整えたい方
- ・リラックスした時間を持ちたい方
ヨガ初心者の方や、ご夫婦での参加も大歓迎です👌
※お子様連れでのご参加を希望される場合はご相談ください
お問い合わせ・お申し込み
参加をご希望の方は、06‐6978‐4917までお電話、もしくはLINEにてご連絡ください📞
妊活中の皆様にとって、少しでもお力になれるような時間を提供したいと考えております🍀
皆様のご参加を心よりお待ちしております😊
38歳 2人目妊活 顕微授精・移植で妊娠・出産されました。
守口市からお越しのAさん(38歳)が妊娠・出産されました。
38歳での2人目妊活
Aさんは2人目不妊で、妊娠を望まれてから2年が経過していました。(ご主人は36歳)
通院中の産婦人科からの検査から高プロラクチン血症と診断。
月経周期は毎回おおむね28日とのこと。
セルフ妊活は、夕食で白米を抜く。タンポポ茶などをされていました。
妊娠に向けての情報収集、人工授精に向けての体質改善のため当院にお越しになりました。
人工授精に向けて
高プロラクチン血症の影響で排卵のリズムが不規則であること、また産婦人科で診てもらいタイミング指導、人工授精がうまくできないことがありました。
そのため、しばらくタイミング、人工授精を行うも妊娠に至っていませんでした。
人工授精を繰り返しステップアップのため不妊治療専門クリニックに転院。ステップアップをすすめられ不妊専門クリニックに転院されることになりました。
鍼灸・レーザーにより卵子の質の改善
30歳を超えたあたりから、「たまごが育ちにくい」というお悩みをよく聞きます。
(20代で低AMHの場合でもあてはまります。)
これはFSHが出ていても卵胞が育たない、つまりホルモンの指示がきちんと届いていない卵巣です。そうなるとFSHは更に上昇していきます。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。
(エストロゲンが出ていても子宮内膜が厚くならない場合も似たような現象です。)
きちんとホルモンが分泌されているのに卵胞の成長が現れない。とても悩ましい問題ですよね。
これは子宮卵巣への血流が悪いということが考えられます。
鍼灸はこのようなお悩みにお応えすることができます。
鍼灸による局所の血流の改善は、ホルモンや栄養などの供給を円滑にし、且つホルモンとその受容体が結びつく頻度を上げる効果があります。
これにより何ヶ月も採卵が出来なかった方の卵胞が発育し始めたり、また排卵障害の方が排卵し始めたりするのです。鍼灸レーザーによる効果は現れるのに、おおよそ3〜6ヶ月を要し、それは卵子の成長期間一致しています。
女性は35歳以上になると、妊娠率の低下だけでなく流産率が増加します。
これは加齢による卵の染色体異常や受精後の胚発育の悪化により起こると考えられています。
メカニズムは明らかではなく、残念ながらその予防方法もないのが現状です。
卵子のに元なる卵母細胞は、女児がまだ母体内にいる胎胎5ヶ月頃に最も多く、約700万個作られますが、その後急速にその数が減少し、出生時には約200万になり、排卵が起こり始める思春期頃には30万個まで減少します。
そのうち排卵する卵子の数は400~500個(700万個の1%以下)です。
つまり、排卵する卵子の年齢は実年齢とほぼ同じであることになります。
このように卵母細胞の数は増加することはなく、35歳頃を過ぎると急速に減少し、卵母細胞の数が約1000個以下になると閉経します。
女性の年齢の増加により卵子の質の低下が起きることは様々な事実から明らかです。
ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー調節を行う重要な細胞内小器官であり、細胞のエネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)を産生します。ミトコンドリアの機能低下と「卵子の老化」を関連付ける研究結果が報告されています。
しかしながら、卵子の老化の詳細なメカニズムは現在のところ不明です。
(日本生殖医学会より引用)
上記の記事では、「妊娠率と流産率の予防方法はない」と記載されています。
ですが、鍼灸レーザーにより採卵成績の向上(胚盤胞達成率の向上)、子宮内膜の肥厚化、妊娠率の向上が期待できるという報告があります。
また、予防率の向上があるという研究結果は今のところありませんが、妊娠後に行うマタニティ鍼灸(安産鍼灸)は流産を予防する効果が期待できます。
鍼灸による局所の血流の改善はホルモンや栄養などの供給を円滑にし、且つホルモンとその受容体が結びつく頻度を上げる効果があります。
これにより何ヶ月も採卵ができなかった方の卵胞が発育し始めたり、また排卵障害の方が排卵し始めたりすることがあります。
鍼灸レーザーによる効果が現れるのに、およそ3ヵ月~6ヶ月を要し、それは卵子の成長期間と一致しています。
Aさんも鍼灸を始めて1カ月後の採卵と6ヶ月後の採卵を比較すると当てはまることになります。
転院後、人工授精を一度されてから初めての体外受精をされました。採卵結果は10個採取でき3個の胚盤胞が凍結できました。
そして、初めての凍結融解胚盤胞移植で陽性反応が確認出来ました。
そのままマタニティ鍼灸を受けられてましたが、妊娠12週頃に切迫流産の疑いがあり、安静にされていました。
妊娠22週になる頃は出血はおさまりました。その出血の原因がポリープからだったかのかも不明とのことでした。
しばらくしてお越しになった時は無事出産されて、産後のケアで鍼灸や整体を受けていただきました。
Aさん、この度は本当におめでとうございます。
子育てで忙しい中での妊活は、とても大変だったかと思います。
いつも楽しくお話をさせていただきありがとうございます。
また何かお困りのことがございましたら、いつでもサポート致しますので、よろしくお願いいたします。
Aさん妊娠お喜びの声
▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊
▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精(顕微授精)
▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」
▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
第一子出産後、感染症の影響もあり、なかなか妊活に前向きになれず、不姓整体に通っていました。
3年、、4年、、、と経つうちに本格的に妊活をしようと思った時にネットで見つけたのがこちらでした。
妊活に向けてのからだづくりや日々の疲れのメンテインス などもして頂けたので、ありがたかったです。
体外受精をする際には、日程のアドバイス (鍼の予約を入れるタイニング)にものっていただき、無事に妊娠することができました。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
31歳 薄かった子宮内膜が厚くなり体外受精で妊娠(2023.2.3)
38歳 夫婦2人で不妊鍼灸 胚盤胞移植で妊娠、35週になりました。(2024.5.3)
46歳 体外受精で妊娠・妊娠35週を迎えました。(2024.3.9)
妊活・不妊鍼灸のことなら大阪都島の宇都宮鍼灸良導絡院へ。土日祝も営業。平日21時まで営業。
38歳 2人目妊活 体外受精にステップアップ 妊娠26週になりました。
大阪市からお越しのNさん(38歳)が妊娠されました。
Nさんは1人目の妊活の時も当院で鍼灸を受けられ妊娠・出産されていました。
2人目の妊娠をご希望され、当院での不妊鍼灸を再開されました。
産後7ヶ月が経過し、2人目を妊活始められたNさんは人工授精を予定されていました。
人工授精の時は、いつも薬の影響で内膜が薄くなりやすい傾向とのこと。
鍼灸施術は不妊に効果的なツボを使い、卵巣と子宮の血流促進に効果的な手技を行います。
また、日頃から育児で肩こりや腰痛、頭痛などの不調があるため、その治療も行いました。
人工授精やタイミングをしばらく繰り返されていましたが、妊娠には至らず体外受精にステップアップされることにされました。
初めての移植は胚盤胞2個戻しでされて、判定結果は残念ながら陰性でした。
その後、しばらく鍼灸をお休みされて数ヶ月後お越しの時妊娠されていることをめでたく陽性が確認されました。(2回目の初期胚2個戻しで陽性判定が確認)
その後、マタニティ鍼灸でつわりなどの治療を受けられ、妊娠8週目に絨毛膜化血腫が診断され、安静にされました。妊娠14週ごろには出血は収まったとのことで妊娠21週まで鍼灸を受けられ卒業されました。
Nさん、この度は本当におめでとうございます。
子育てで忙しい中での妊活は、とても大変だったかと思います。
いつも楽しくお話をさせていただきありがとうございます。無事出産されることを願っております。
また何かお困りのことがございましたら、いつでもサポート致しますので、よろしくお願いいたします。
採卵と移植に向けて
体外受精・移植の場合、鍼灸施術を介入する前後で卵子の回収数や胚の凍結結果、さらに移植の結果に変化が見られることがあります。
移植周期に子宮内膜が7ミリ以上になりにくい方に対しては、子宮内膜が充分な厚みを持ち移植に臨めるように子宮への血流を促進させる施術と、受精卵が着床できるように自律神経を介して免疫にはたらきかける施術を行います。
また、卵巣・子宮への血流が促進された状態は常に維持させておくことが不妊鍼灸において重要なので患者さまへは週に1回(場合によっては4~5日に1回)の継続した鍼灸を受けるように説明させていただいています。
Nさん妊娠お喜びの声
▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
二人目の不妊治療
▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
体外受精 初期杯2個移植
▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」
レーザー・温活・ウォーキング・よもぎ蒸し・サプリメント・その他(飲み水を変えた)
▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
冷え症や頭痛、肩こり、腰痛で長年悩んでいましたが、鍼灸で手足もぽかぽかになり施術を受けた日はぐっすり眠れました。特に頭痛がひどく薬が飲めずつらい日も続いていましたが、頭に鍼をしてもらうことで改善し、つわりも楽になったと感じています。
▢同じように悩まれている方へアドバイス(
鍼灸やレーザーで体も温まり、子宮内膜も厚くなったと思います。体調もよくなり、一人目の出産後からずっとできていなかったウォーキングも再開することができました。朝、太陽の光をしっかり浴びウォーキングをすると気持ちよかったです。鍼灸で頭痛や肩こりが改善されたことで日々の生活が過ごしやすくなり、前向きに治療に取り組めたことがよかったと思います。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
34歳 鍼灸を受けてからの採卵で凍結ができて陽性反応(2023.10.29)
38歳 夫婦2人で不妊鍼灸 胚盤胞移植で妊娠、35週になりました。(2024.5.3)
46歳 体外受精で妊娠・妊娠35週を迎えました(2024.3.9)
妊活・不妊鍼灸のことなら大阪都島の宇都宮鍼灸良導絡院へ。土日祝も営業。平日21時まで営業。
38歳 夫婦2人で不妊鍼灸 胚盤胞移植で妊娠、35週になりました。
平野区からお越しのMさん(38歳)、ご主人(52歳)ご夫婦が妊娠されました。
ご夫婦ともに不妊症
2022年3月に当院にお越しになったMさんご夫婦は妊娠を望まれてから1年が経過しており、保険治療が開始されるのを待ちながら自費治療で体外受精の段階でした。
不妊治療専門クリニックでは、子宮筋腫(小さいため経過観察)、甲状腺機能低下症(橋本病)でチラージン服用にて経過観察。
月経周期は、24~26日で以前はPMSのような症状があったが最近はないとのこと。
肩こり、便秘などの不定愁訴がありました。
ご主人(52歳)はクリニックの精液所見から、乏精子無力症と診断。
(精子濃度:380万 基準値は1600万、運動率;30% 基準値は42%、全身運動率:20% 基準値は30%)
腰痛や便秘などの不定愁訴があり、精力減退がありました。
体質改善とこれからの不妊治療に向けて鍼灸をご希望されました。
当院で不妊鍼灸を始める前に、初めての体外受精をされて、5個の卵が採取できたが受精後成長が止まってしまい胚盤胞まで育たなかったとのことでした。
また、ご主人の精液所見も運動率が低かったとのこと。
採卵後の今週期は、お休み周期でタイミング療法を予定されていて、次の周期に採卵するか迷っていました。
鍼灸施術は、タイミング法、採卵、どの場合でも対応できるように卵巣の血流を促進させ卵胞の成長を図る精術とその日の体調に応じた施術を行いました。
(ご主人には、精巣への血流を促進させ、精子の成長をサポートし、その日の不調に応じた施術を行いました。)
鍼灸を始めてから2周期後の採卵結果は、初期胚1個、胚盤胞4個凍結でき、今までで一番多く凍結ができ「ここのおかげ」と仰っていました。
ご主人の精液所見も運動率が50%と基準値を超えて今までより良い結果になりました。
採卵結果の向上と、奥様は小学生の頃からずっとあった首、肩こりが楽になり、今まで採卵後は精神的に不安定になり夜中まで眠れない事もあったがよく寝れるようになった。ご主人は便秘、頻尿が改善されたとも仰っていただきました。
そして、迎えた移植の結果は残念ながら陰性でした。その後、移植を3回されましたが結果は陰性でした。
採卵で卵は15個以上採取できるものの凍結結果は初期胚1個、胚盤胞3個程、グレードも良好胚ではない状態でした。
移植を繰り返しても陰性が続き、この現状をどうしたら良いか悩まれたMさんご夫婦はセカンドオピニオンを選択されました。
セカンドオピニオンで受診したクリニックの診察内容が良かったと感じられたMさんは、現在通院中のクリニックに凍結卵がある状態で保険治療を受けておられましたが、自費治療でも受けたいと希望され転院されることになりました。
転院先ではまず2回目の着床の窓検査をされました。1回目とは違うタイプの検査で結果は+1日でした。1回目の着床の窓検査結果はゼロという結果にご本人も驚いておられました。
そして、転院先での採卵1回目は今までよりもまた更に良い結果で19個採取でき初期胚1個、胚盤胞8個(良好胚)凍結することができました。
その胚盤胞を移植した結果はめでたく陽性反応が確認出来ました。
妊娠後も妊娠維持のためマタニティ鍼灸を受けられ、つわりや肩こり、逆子の治療を行いました。
現在妊娠35週でもうすぐ出産を迎えられます。現在も鍼灸継続中です。
Mさん、この度は本当におめでとうございます。
クリニックの不妊治療や鍼灸、食事、運動など食生活や生活習慣の見直しなどいつもお2人で妊娠に向けて仲良く励んでおられましたね。
いつも楽しくお話をさせていただきありがとうございます。
出産に向けてあともう少しですがしっかりサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
採卵と移植に向けて
体外受精・移植の場合、鍼灸施術を介入する前後で卵子の回収数や胚の凍結結果、さらに移植の結果に変化が見られることがあります。
(自然妊娠、タイミング法、人工授精の場合でも妊娠する可能性が期待できます。)
これは、鍼灸(レーザー)を受けると自律神経を介して卵巣(精巣)へ血液がより多く送り込まれることにより卵胞の成長が促されるためにおこることだと考えられます。裏を返せば、卵巣への血流が充分でない(低下している)ことにより卵胞の成長・発育が充分にされていないということが考えられます。
特に35歳を過ぎると男性も女性も精子・卵子の状態が顕著に低下する確率が高く、これによって採卵を行っても成熟卵が採れない、受精障害や胚盤胞まで成長しない、流産のリスク上昇などがみられます。(不妊の原因は男女ともに同等率あります。女性ばかりではありません。)
これは子宮・卵巣(精巣)への血流低下が原因の一つに考えらえます。
鍼灸レーザーを受けることで血流が促進されて卵子(精子)の状態が以前よりも良くなる効果が期待されます。
また、移植周期においては子宮内膜が充分な厚みを持ち移植に臨めるように子宮への血流を促進させる施術と、受精卵が着床できるように自律神経を介して免疫にはたらきかける施術を行います。
また、卵巣・子宮への血流が促進された状態は常に維持させておくことが妊娠において重要なので患者さまへは週に1回(場合によっては4~5日に1回)の継続した鍼灸を受けることが大切ですと説明しています。
男性不妊について
今までは、2010年にWHOが発表していた
「ヒト精液検査と手技 WHOラボマニュアル第5版」を参考として世界中で評価されていました。
2021年7月に発表した第6版
精液所見に対しての下限基準値(2010年→2021年)
精液量(ml) 1.5(1.4~1.7) → 1.4(1.3~1.5)
精子濃度(百万/ml) 15(12~16) → 16(15~18)
総精子数 39(33~46) → 39(35~40)
運動率(%) 40(38~42) → 42(40~43)
前進運動率(%) 32(31~34) → 30(29~31)
生存率(%) 58(55~63) → 54(50~56)
正常形態率(%) 4(3.0~4.0) → 4(3.9~4.0)
このデータは、妊娠した男性の精液検査はどれくらいだったのか?を知るデータです。
基準値として、妊娠した男性の下位5%以上の所見であれば、自然妊娠する可能性があります。
このデータは、平均値ではなく、「自然妊娠する必要最低限のデータ」と見てください。
クリニックで「基準値以上です。」と基準を超えているから、自然妊娠を保証するものではありません。
精液所見は変動が大きいため、あくまで目安と考えてください。
簡単に言うと、精液量が1.4ml、精子濃度が1,600万個/ml、精子運動率が42%以上あれば、
パートナーが自然妊娠する可能性があると考えてください。(女性パートナーの状況により変わることもあります。)しかし、上記のデータ以下であれば、女性が自然妊娠することが難しく、男性不妊の可能性があると考えられます。今まで精液検査マニュアルになかった新しい検査内容として、精子DNA断片化検査、精液中酸化ストレス測定などの項目が追加されました。
加齢や生活習慣の悪化が原因になり、精子が酸化ストレスなどの影響を受けることで精子の頭部にあるDNAが損傷され、DNA損傷がひどくなると、受精率、妊娠率の低下、流産率の上昇するおそれがあります。精子の質が低下するということです。精子の酸化ストレスが高い場合、精子老化のストレスを下げるように生活習慣の改善、コエンザイムQ10やオメガ3脂肪酸など抗酸化作用のあるサプリメントなどを摂取することが効果的です。
「精液検査を受けましょう!」
精液検査は最も簡単で確実に分かる検査です。見た目の運動率や濃度では分からないことは、DNA損傷を調べるなど行い、なかなか妊娠に至らないご夫婦は、一度検査を受けてみましょう。
鍼灸で精子濃度、運動率などの向上が期待できます。
乏精子症(精子の数が少ない状態)
精子無力症(精子の動きが悪い状態)
乏精子症と精子無力症の両方がある(精子の数が少なく動きも悪い)
これらの症状は鍼灸により精液所見が正常値に改善することが期待できます。
セルフケアを頑張ってはいるが体外受精でなかなか基準値を越えることが難しいなどでお悩みの場合は鍼灸という方法を選択されてみて下さい。
Mさん妊娠お喜びの声
▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
来院の1年ほど前から何度か体外受精の採卵をするも、
▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
体外受精 顕微授精
▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」
レーザー・ウォーキング・サプリメント・その他(食生活にこだわった。 ))
▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
来院する前は、肩こりや首こりもひどくつねにダルく疲れやすかったですが、鍼灸をして頂いてからあまり気にならなくなり元気にすごせる様になりました。
一番大きく効果を感じたのは主人の検査結果でした。
▢同じように悩まれている方へアドバイス(
妊活はいつ結果がでてくれるのかわからず辛い事もありましたが、施術中にプロの方に相談できて、応援して下さり、帰りはいつも元気になります。
あと妊活は1人ではできません。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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38歳 二人目妊活・不育症 3回目の移植で妊娠16週になりました。(2024.4.23)
2年半正常胚が採れなかった45歳の方が鍼灸レーザーで妊娠 (2021/02/20)
30歳 多嚢胞性卵巣症候群 体外受精前のタイミング法で妊娠 (2022.5.27)
妊活・不妊鍼灸のことなら大阪都島の宇都宮鍼灸良導絡院へ。土日祝も営業。平日21時まで営業。