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妊娠しにくいかもと思ったら|妊活で最初に確認したい体のサインと生活習慣

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「妊娠しにくい人の特徴が知りたい」

「妊娠しやすい人とは、何が違うのだろう」

妊活を始めると、このような不安を感じる方は少なくありません。

ただし、最初にお伝えしたいのは、妊娠しやすさは見た目や性格、体質だけで決まるものではないということです。年齢、排卵の状態、月経周期、体重、婦人科疾患、卵管の状態、生活習慣、そして男性側の精子の状態など、いくつもの要素が重なって妊娠のしやすさに関わります。

そのためこの記事では、「妊娠しにくい人」を決めつけるのではなく、妊活中に確認しておきたい体のサインや生活習慣、受診の目安について、できるだけ不安をあおらない形で整理していきます。

この記事の要点まとめ
  • 妊娠しにくい人の特徴は、見た目や性格では判断できません。年齢、排卵、月経周期、婦人科疾患、体重、性交のタイミング、男性側の精子の状態などを総合的に見ていくことが大切です。
  • 月経不順、強い月経痛、排卵が不安定、子宮内膜症やPCOS、クラミジアなどの感染症の既往がある場合は、妊活が長引く一因になることがあります。
  • 妊娠しやすい人は、特別な体質というよりも、排卵・卵管・子宮環境・精子・タイミングが比較的かみ合いやすい状態にあると考えるとわかりやすいです。
  • 妊活は女性だけが頑張るものではありません。妊娠しにくさには男性側の要因が関わることもあるため、夫婦で一緒に確認していくことが大切です。
  • 不安があるときは、思い込みで判断せず、生活習慣を整えながら、必要に応じて早めに医療機関へ相談しましょう。

妊娠しやすい人と妊娠しにくい人の体質・習慣の違いを示した図解

「妊娠しにくい人の特徴」は、決めつけではなく確認ポイントとして考える

インターネットでは、「妊娠しにくい女性の特徴」「妊娠しやすい人の共通点」といった言葉をよく見かけます。

しかし、妊娠しやすい・しにくいは、外見や性格だけで判断できるものではありません。

月経が毎月来ていても、排卵が不安定なことはあります。反対に、月経不順があっても、検査や治療、生活の見直しによって妊娠につながることもあります。

大切なのは、「私は妊娠しにくい体質なのかも」と自分を責めることではありません。

今の状態を一つずつ確認し、必要な対策を早めにとることが、妊活を前に進める第一歩になります。

妊娠しやすい人にみられる傾向

1. 排卵が比較的安定している

妊娠には、卵巣から卵子が排卵されることが必要です。

月経周期が大きく乱れておらず、排卵がある程度安定している場合は、妊娠のチャンスをつかみやすい傾向があります。

ただし、月経が来ているから必ず排卵しているとは限りません。周期が長すぎる、短すぎる、毎回大きくずれる場合は、一度確認しておくと安心です。

2. 卵管や子宮に大きな問題がない

排卵された卵子と精子が出会い、受精卵が子宮へ移動するためには、卵管の状態も関係します。

クラミジアなどの感染症や骨盤内炎症、手術歴などがある場合、卵管に影響が出ることがあります。

また、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープなどがある場合は、妊活の進め方に影響することがあります。

3. 体重が極端に偏っていない

やせすぎや肥満は、排卵やホルモンバランスに影響することがあります。

妊活中は、急激なダイエットや極端な食事制限をするよりも、体に必要な栄養をとりながら、無理のない範囲で体重や体調を整えることが大切です。

4. 喫煙がなく、飲酒が控えめである

喫煙は、妊娠しやすさや妊娠後の経過に影響する可能性があります。妊活中は、ご本人だけでなく、パートナーの喫煙や受動喫煙にも注意したいところです。

飲酒についても、妊娠がわかった後は避ける必要があります。妊活中から量や頻度を見直しておくと安心です。

5. パートナー側の精子の状態にも大きな問題がない

妊娠は女性だけで成立するものではありません。

精子の数、運動率、形態、精液量などが妊娠に関わることがあります。女性側の検査で大きな異常が見つからない場合でも、男性側の要因が関係していることがあります。

妊活が長引いているときは、女性だけが検査を受けるのではなく、パートナーも一緒に確認することが大切です。

妊娠しにくい人の特徴として確認したい7つのサイン

1. 35歳以降で妊活を始めた

年齢は、妊娠しやすさに関わる大きな要素です。

一般的に、女性の妊娠する力は30代から少しずつ変化し、30代半ば以降は妊娠までに時間がかかりやすくなる傾向があります。

もちろん、35歳以上でも妊娠される方はたくさんおられます。ただし、妊活期間を長く様子見しすぎると、検査や治療のタイミングが遅れることがあります。

35歳以上で妊活をしている場合は、「もう少し待てば大丈夫」と一人で抱え込まず、早めに相談することも選択肢に入れておきましょう。

2. 月経周期が大きく乱れている

月経周期が毎回大きくずれる、数か月来ないことがある、周期が極端に長い・短いといった場合は、排卵が不安定になっている可能性があります。

排卵が起きていない、または排卵の時期が読みにくい場合、タイミングを合わせにくくなり、妊娠まで時間がかかることがあります。

「生理が来ているから大丈夫」と自己判断せず、気になる乱れが続く場合は婦人科で相談しましょう。

3. 月経痛が強い、性交痛がある

強い月経痛、年々つらくなる月経痛、性交痛、排便痛などがある場合、子宮内膜症などの婦人科疾患が隠れていることがあります。

痛みは「体質だから仕方ない」と我慢されやすい症状ですが、妊活中は早めに確認しておきたいサインの一つです。

4. PCOSや甲状腺疾患を指摘されたことがある

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵が不安定になりやすい状態です。月経不順や排卵障害につながることがあり、妊活が長引く原因になることがあります。

また、甲状腺ホルモンの異常も月経や排卵、妊娠の維持に関係することがあります。

過去に指摘されたことがある方は、妊活中にあらためて状態を確認しておくと安心です。

5. クラミジアなどの感染症や骨盤内炎症の既往がある

クラミジアなどの性感染症は、症状がはっきり出ないまま進行することがあります。

感染が卵管に影響すると、卵子と精子が出会いにくくなったり、受精卵が子宮へ移動しにくくなったりすることがあります。

過去に感染症を指摘されたことがある方、骨盤内炎症を起こしたことがある方は、必要に応じて卵管の検査も含めて相談しましょう。

6. 性交の頻度やタイミングが少ない

妊活では、排卵日だけを狙えばよいと思われがちですが、実際には排卵日前から排卵日ごろまでの期間が大切です。

排卵日は体調やストレス、睡眠不足などでもずれることがあります。そのため、排卵日当日だけにこだわりすぎると、かえってタイミングを逃すことがあります。

無理のない範囲で、排卵日前から数回タイミングを取れるように考えるとよいでしょう。

7. 男性側の検査をまだ受けていない

妊活が長引くと、女性側ばかりが検査や治療を受けることがあります。

しかし、精子の状態は妊娠に大きく関係します。男性側の要因がある場合、女性だけが生活習慣を見直しても、なかなか結果につながらないことがあります。

妊活が半年から1年以上続いている場合は、精液検査も早めに検討しましょう。

妊活は何から始める?最初に見直したい順番

1. 月経周期を記録する

まずは、月経周期、月経量、月経痛、排卵検査薬の反応、基礎体温などを記録してみましょう。

記録することで、排卵が安定しているか、周期が大きく乱れていないかを確認しやすくなります。

2. タイミングを「排卵日だけ」にしない

排卵日だけを狙うより、排卵日前から余裕を持ってタイミングを取ることが大切です。

ただし、毎回完璧に合わせようとすると、妊活そのものが大きなストレスになることがあります。

「排卵日を当てる」よりも、「妊娠しやすい期間を広めにカバーする」と考えると、気持ちの負担が少なくなります。

3. 睡眠・食事・体重・喫煙を整える

妊活中の生活習慣は、特別なことを増やすよりも、土台を整えることが大切です。

睡眠不足が続いていないか、食事を抜いていないか、極端な糖質制限をしていないか、体重が急に増減していないか、喫煙や受動喫煙がないかを見直してみましょう。

生活習慣だけで妊娠が決まるわけではありませんが、体調やホルモンバランスを整える土台になります。

4. 婦人科疾患や感染症の有無を確認する

月経痛が強い、月経不順がある、過去に感染症を指摘されたことがある、子宮内膜症や筋腫が気になる場合は、早めに婦人科で相談しましょう。

妊活では、早く原因に気づけるほど、選べる対策が増えることがあります。

5. パートナーと一緒に検査を考える

妊娠しにくさは、女性だけの問題ではありません。

精液検査は、妊活の早い段階で確認しておきたい検査の一つです。男性側の状態がわかることで、タイミング法を続けるのか、人工授精や体外受精を検討するのか、方針を立てやすくなります。

受診の目安

一般的には、35歳未満であれば1年ほど、35歳以上であれば6か月ほど妊活をしても妊娠しない場合は、検査や相談を考える目安とされています。

ただし、次のような場合は、期間を待たずに早めに相談しても大丈夫です。

  • 月経不順がある
  • 月経痛が強い
  • 子宮内膜症やPCOSを指摘されたことがある
  • クラミジアなどの感染症の既往がある
  • 40歳以上で妊娠を希望している
  • パートナーの精液所見が気になる
  • 妊活への不安が強い

「まだ早いかも」と我慢する必要はありません。相談することで、今の状態が整理でき、不安が軽くなることもあります。

まとめ

「妊娠しにくい人の特徴」という言葉を見ると、自分に当てはまるものを探して不安になる方も多いと思います。

しかし、妊娠しやすさは一つの特徴だけで決まるものではありません。年齢、排卵、卵管、子宮、体重、生活習慣、タイミング、男性側の精子の状態など、複数の要素が関係します。

大切なのは、「自分は妊娠しにくい」と決めつけることではなく、確認できることから一つずつ見直していくことです。

妊活が長引いているとき、不安が強いとき、月経や体調に気になるサインがあるときは、早めに専門家へ相談しましょう。

体と心の状態を整えながら、今できることを一緒に見つけていくことが、妊活の第一歩になります。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 妊娠しにくい人の特徴は見た目でわかりますか?

いいえ、見た目だけで妊娠しやすい・しにくいを判断することはできません。妊娠には、年齢、排卵、月経周期、婦人科疾患、卵管、体重、生活習慣、男性側の精子の状態などが関係します。

Q2. 生理が毎月来ていれば妊娠しやすいですか?

月経が毎月あることは一つの目安ですが、それだけで排卵が安定しているとは言い切れません。周期が大きく乱れる、月経量が急に変わった、基礎体温が二相にならないなどがある場合は、確認しておくと安心です。

Q3. 35歳を過ぎると妊娠は難しくなりますか?

35歳を過ぎると妊娠までに時間がかかりやすくなる傾向がありますが、妊娠できないという意味ではありません。ただし、年齢により選べる時間が限られてくるため、早めに検査や相談を考えることが大切です。

Q4. ストレスがあると妊娠できなくなりますか?

ストレスがあると必ず妊娠できないわけではありません。ただし、強いストレスが続くと、睡眠、食事、性生活、通院の継続などに影響することがあります。自分を責めるよりも、休める時間や相談できる環境を整えることが大切です。

Q5. 妊活がうまくいかないとき、女性だけが検査を受ければよいですか?

いいえ。妊娠には男性側の精子の状態も関係します。妊活が長引いている場合は、女性だけでなくパートナーも一緒に確認していくことが大切です。

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📚参考文献

  • WHO. Infertility
    不妊の定義や、不妊には女性側・男性側・原因不明など複数の要因が関わることについて参考にしました。
  • ASRM. Optimizing natural fertility: a committee opinion
    妊娠しやすい時期、性交のタイミング、喫煙や飲酒など生活習慣と妊娠しやすさの関係について参考にしました。
  • ACOG. Evaluating Infertility
    不妊の評価や、検査・受診を考える目安について参考にしました。
  • CDC. Infertility FAQs
    不妊に関する基本的な考え方や、妊娠しにくさに関わる要因について参考にしました。
  • CDC. About Pelvic Inflammatory Disease
    クラミジアなどの性感染症や骨盤内炎症が、卵管や妊娠しやすさに影響する可能性について参考にしました。


この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子 (うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

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