39歳 男性不妊 夫婦で妊活鍼灸 体外受精で妊娠
大阪市からお越しのMさん(39歳)が妊娠されました。おめでとうございます。
2人目妊活、3年の不妊期間
2020年8月に宇都宮鍼灸良導絡院にお越しになったMさんは、2人目妊活で3年の不妊期間があり、不妊治療専門クリニックでタイミング法、人工授精を受けておられました。
Mさん(奥様)既往歴は、多嚢胞性卵巣で排卵しない時がある若しくは排卵するまで長い、PMS(月経前症候群)月経前に下腹部の痛み、身体のだるさがある。
肩こり、冷え性、下痢、仕事によるストレス過多などの不定愁訴がありました。
ご主人は、精索静脈瘤の手術後、精子量、運動率が基準値以下があり、肩こり、腰痛、頭痛、下痢、仕事による身体の疲れなどの不定愁訴がありました。
ご夫婦お二人とも、体質改善と自然妊娠に向けて不妊鍼灸を始められました。
先にご主人が精子所見を良くするために鍼灸を始められました。
その時のご主人の状況は、精索静脈瘤手術後1年が経過しており、精液検査は基準値以下若しくは状態が良い時で基準値ぐらいで変動が激しいとのことでした。
精子量、運動率を上げるために週に1回の男性不妊鍼灸を受けていただきました。毎日、ハードワークをこなされているため、慢性的な疲れと交感神経が過緊張しているように感じられました。少しでも身体が楽になってリラックスしていただけるように施術を行いました。
鍼灸を始めてから2ヶ月後の10月に受けられた精液検査結果は、精子濃度 1500万/ml(基準値 1500万/ml以上(当時2020年のWHO基準値)、運動率 5%(基準値 40%以上)でした。
精子濃度は基準値に達していましたが、運動率は良い結果とは言えませんでした。
その後も、鍼灸を続けられ前回の検査から3ヶ月後の2021年1月の精液検査結果は、精子濃度 1億1000万/m、運動率 13%
運動率は基準値に達していませんが、前回より向上しており、精子濃度の数値は大幅に向上でき、「クリニックの先生もビックリしていた!」と喜ばれていました。
奥様はご主人に勧められてお越しになり、しばらくの周期、タイミング法をとっておられました。
鍼灸を始めてから数ヶ月後、「ここに来て生理痛が治ってきた。pmsとかもひどかったけど、今は大丈夫」と仰っていました。
辛い生理痛は鎮痛剤を服用する回数が増えてしまい、排卵に悪影響を及ぼし、身体を冷やしてしまうと言われています。排卵時期に服用される場合は排卵障害をおこすとも言われています。
週に1度の鍼灸を受けていただくと、まず生理痛が軽くなり月経の状態が整うことを実感していただけると思います。
タイミングをしばらく続けられた後、体外受精にステップアップされて採卵結果は胚盤胞3個凍結することができ、初めての凍結融解胚移植(胚盤胞)を行ないめでたく陽性反応が確認されました。
その後、しばらくしてご連絡があり「出産予定日を超えているので陣痛促進をして欲しい」とご希望があり、陣痛促進の鍼灸を行い無事安産だったとのことでした。
Mさん、本当におめでとうございます。
出産予定日が過ぎた時に、陣痛促進の鍼灸を受けられた後、1人目の時よりも早く出産出来て良かったですね。
また何かお困りのことがありましたらいつでもサポートさせていただきますので宜しくお願い致します。
精液検査のガイドライン
今までは、2010年にWHOが発表していた「ヒト精液検査と手技 WHOラボマニュアル第5版」を参考として世界中で評価されていました。
2021年7月に発表した第6版
- 精液所見に対しての下基準値(2010年→2021年)
- 精液量 (ml) 1.5(1.4~1.7) → 1.4(1.3~1.5)
- 精子濃度 (百万/ml) 15(12~16) → 16(15~18)
- 総精子数 39(33~46) → 39(35~40)
- 運動率 (%) 40(38~42) → 42(40~43)
- 前進運動率 (%) 32(31~34) → 30(29~31)
- 生存率 (%) 58(55~63) → 54(50~56)
- 正常形態率 (%) 4(3.0~4.0) → 4(3.9~4.0)
このデータは、妊娠した男性の精液検査はどれぐらいだったのか?を知るデータです。
基準値として、妊娠した男性の下位5%以上の所見であれば、自然妊娠する可能性があります。
このデータは平均値ではなく、自然妊娠する必要最低限のデータと見てください。
クリニックで「基準値以上です」と言われて”基準を超えているから自然妊娠を保証する”ものではありません。
精液所見は1ヶ月以内の場合でも変動が大きいため、あくまでも目安と考えてください。
簡単に言うと、精液量が1.4ml、精子濃度が1600万個、精子運動率が42%以上であれば、パートナーが自然妊娠する可能性があると考えてください。
(女性パートナーの状況により変わることもあります。)
しかし、上記のデータ以下であれば、女性が自然妊娠することが難しく、男性不妊の可能性があると考えられます。
今まで検査精液マニュアルになかった新しい検査内容として、精子DNA断片化検査、精液中酸化ストレス測定などの項目が追加されました。
加齢や生活習慣の悪化が原因になり、精子が酸化ストレスなどの影響を受けることで、精子の頭部にあるDNAが損傷され、DNA損傷がひどくなると受精率、妊娠率の低下、流産率の上昇の可能性があります。
精神の質が低下するということです。
精子の酸化ストレスが高い場合、精子老化のストレスを下げるように生活習慣の改善、コエンザイムQ10やオメガ3脂肪酸など、抗酸化作用のあるサプリメントを摂取することが効果的です。
「精液検査を受けましょう!!」
精液検査は最も簡単で、確実に分かる検査です。
見た目の運動率や濃度でわからないことは、DNA損傷を調べるなどを行ない、なかなか妊娠に至らないご夫婦は一度検査を受けてみましょう。
鍼灸で精子濃度、運動率などの向上が期待できます。
- 乏精子症(精子の数が少ない状態)
- 精子無力症(精子の動きが悪い状態)
- 乏精子症と精子無力症の両方がある(精子の数が少なく、動きも悪い)
これらの症状は鍼灸により正常値に改善することが期待できます。また鍼灸で適用できない場合もあります。ご不明な点があればご相談ください。
Mさん妊娠お喜びの声
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妊活
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体がポカポカして肩こりなども楽になりました。
妊活(妊娠中)に来られている方がほとんどだったので安心感もありました。
体外受精は一回で結果が出たので嬉しかったです。
主人も精子量、運動率が悪く、夫婦で通わせていただいたのですが、主人の総精子量には大幅に改善が見られました。
▢同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします
ストレスをためない、妊活以外にも目を向ける。夫婦仲良く楽しく過ごす。
【免責事項】すべての方に当てはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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