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子宮内膜ポリープは悪性になる?がんの可能性・病理検査・受診の目安

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子宮内膜ポリープが見つかったけれど、悪性だったらどうしよう
「ポリープを取ったあと、病理検査をすると言われて不安」
「子宮内膜ポリープから子宮体がんになることはあるの?」

子宮内膜ポリープが見つかると、「ポリープ=がんではないの?」と心配になる方もいらっしゃると思います。

結論からいうと、子宮内膜ポリープの多くは良性です。

一方で、まれにポリープの中に前がん病変や悪性病変が見つかることがあります。そのため、切除したポリープを病理検査に提出し、顕微鏡で組織を詳しく確認することがあります。

この記事では、子宮内膜ポリープが悪性である可能性、どのような場合に注意が必要なのか、病理検査では何がわかるのか、妊活中の方はどう考えればよいのかを解説します。

子宮内膜ポリープとは?ほとんどは良性

子宮内膜ポリープとは、子宮の内側を覆っている「子宮内膜」の一部が局所的に盛り上がってできる病変です。

大きさは数mm程度の小さなものから数cmになるものまであり、1個だけの場合もあれば、複数見つかることもあります。

多くの子宮内膜ポリープは良性であり、ポリープが見つかったからといって、すぐに「がん」と考える必要はありません。

妊活中の方では、不正出血などの症状から見つかるだけでなく、不妊検査や超音波検査、子宮鏡検査などをきっかけに偶然見つかることもあります。

子宮内膜ポリープが悪性になることはある?

子宮内膜ポリープの多くは良性ですが、一部ではポリープ内に前がん病変や子宮内膜がんが認められることがあります。

ただし、「良性のポリープが必ず時間とともにがんへ変化する」という意味ではありません。

研究では、切除された子宮内膜ポリープの中から、結果的に悪性病変が発見されることがあると報告されています。

35,000人以上を対象としたシステマティックレビューでは、悪性病変が認められた割合は全体で約2.7%でした。ただし、この数字には閉経後の方など比較的リスクの高い人も含まれています。

同じ研究では、

  • 閉経前:約1.1%
  • 閉経後:約4.9%

と、閉経前では悪性病変が見つかる割合が低く、閉経後では高くなっていました。

つまり、妊活世代で子宮内膜ポリープが見つかったからといって、過度に「がんかもしれない」と心配する必要はありません。ただし、最終的な判断には病理検査が重要になります。

悪性の可能性が高くなるのはどんな場合?

子宮内膜ポリープの悪性リスクは、すべての方で同じではありません。

特に注意して評価されるのは、次のような場合です。

  • 閉経後に子宮内膜ポリープが見つかった
  • 不正出血がある
  • 閉経後に出血した
  • 年齢が高くなってからポリープが見つかった
  • 子宮内膜にほかの異常を指摘されている
  • タモキシフェンなど子宮内膜に影響する薬を使用している

特に「閉経後」と「出血症状」は重要です。

一方、妊活中の30代・40代前半など閉経前の方で、検査中に偶然小さなポリープが見つかった場合は、閉経後の方と同じリスクとして考える必要はありません。

年齢や症状、ポリープの大きさ・位置、妊娠希望の有無などを踏まえて、主治医が切除や経過観察を判断します。

不正出血がある場合は「ポリープだから」と自己判断しない

子宮内膜ポリープでは、不正出血や月経量の増加などがみられることがあります。

一方、不正出血は子宮内膜ポリープだけに起こる症状ではなく、ホルモンの変化や子宮筋腫、子宮内膜増殖症、子宮体がんなどさまざまな原因で起こります。

そのため、

  • 月経以外の出血を繰り返す
  • 出血が長く続く
  • 以前と比べて月経量が大きく変わった
  • 血の混じったおりものや褐色のおりものが続く
  • 閉経後に出血した

といった場合は、「以前ポリープがあると言われたから、そのせいだろう」と自己判断せず、婦人科で相談しましょう。

子宮内膜ポリープの病理検査とは?

子宮内膜ポリープを切除したあとに行われることがあるのが、病理組織検査です。

病理検査では、切除した組織を病理医が顕微鏡で観察し、その組織がどのような性質を持っているのかを詳しく調べます。

病理検査で確認すること

病理検査によって、たとえば次のような状態を確認します。

  • 良性の子宮内膜ポリープ
  • 子宮内膜増殖症
  • 異型を伴う病変・前がん病変
  • 子宮内膜がんなどの悪性病変

超音波検査や子宮鏡検査では、ポリープの形や大きさ、位置などを確認することはできますが、良性か悪性かを確定するためには組織を顕微鏡で確認することが重要です。

「病理検査に出します」と言われても、がんを疑われているとは限らない

「切除したポリープを病理検査に出します」と聞くと、医師ががんを疑っているのではないかと心配になる方もいらっしゃいます。

しかし、病理検査を行うこと自体が「悪性を強く疑っている」という意味ではありません。

切除した組織が本当に良性のポリープだったのか、ほかの病変が含まれていないかを確認するために行われます。

病理検査で「異型」「悪性」と言われたらどうなる?

病理検査の結果、一般的な良性ポリープではなく、異型を伴う子宮内膜の病変や悪性病変が見つかることがあります。

この場合は、ポリープだけの問題として終わらせず、子宮内膜全体の状態について追加の検査や治療が必要になる場合があります。

特に妊娠を希望している方では、今後の妊活との兼ね合いも重要です。

治療内容は病理結果、病変の範囲、年齢、妊娠希望などによって異なりますので、婦人科・婦人科腫瘍の専門医と相談しながら方針を決めます。

病理結果が確定するまでは、インターネット上の体験談だけを見て「自分もがんかもしれない」と判断しないことが大切です。

妊活中に子宮内膜ポリープが見つかったら?

妊活中や不妊治療中に子宮内膜ポリープが見つかることは珍しくありません。

この場合、「悪性かどうか」という点だけでなく、ポリープが妊娠や着床に影響する可能性についても検討されます。

ただし、すべてのポリープを必ず切除するというわけではありません。

一般的には、

  • ポリープの大きさ
  • ポリープの数
  • できている場所
  • 不正出血などの症状
  • これまでの不妊治療歴
  • タイミング法・人工授精・体外受精のどの段階か
  • 年齢

などを踏まえて、切除するか経過を見るかを主治医と相談します。

「ポリープが見つかった=すぐに手術」「ポリープがある=妊娠できない」と一律に考えず、ご自身の治療状況に合わせて判断することが大切です。

当院でお伝えしていること

不妊治療中の患者さまからも、

「ポリープが見つかってしまいました」
「病理検査の結果が出るまで不安です」
「手術になったので移植が延期になりました」

とご相談いただくことがあります。

まずお伝えしたいのは、子宮内膜ポリープの多くは良性であり、ポリープが見つかっただけで悪性と考える必要はないということです。

一方で、良性かどうかを自己判断することもできません。

病理検査を受けた場合は結果をきちんと確認し、追加検査や治療が必要と言われた場合には、鍼灸よりもまず医療機関での診断・治療を優先してください。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、手術後や次の採卵・移植に向けた身体のコンディションづくりをサポートしています。

こんな場合は婦人科へ相談しましょう

子宮内膜ポリープを指摘されている・いないにかかわらず、次のような症状がある場合は婦人科への相談をおすすめします。

  • 月経以外の出血が繰り返しある
  • 不正出血が長く続く
  • 血液が混じったおりものや褐色のおりものが続く
  • 閉経後に出血した
  • 月経量が以前より大きく増えた
  • ポリープを指摘され、今後の対応について説明を受けていない
  • 病理検査の結果について分からない点がある

特に閉経後の出血は、ポリープに限らず子宮体がんなどの病気でもみられるため、放置せず婦人科で確認することが重要です。

まとめ|子宮内膜ポリープの多くは良性。病理検査で確認することが大切

子宮内膜ポリープが見つかると、「悪性だったらどうしよう」と心配になるかもしれません。

しかし、子宮内膜ポリープの多くは良性です。特に閉経前の妊活世代では、閉経後と比較して悪性病変が認められる割合は低いことが報告されています。

一方で、ごく一部には前がん病変や悪性病変が含まれるため、切除した場合には病理検査によって確認することが大切です。

また、不正出血が続いている場合や閉経後に出血がある場合は、「ポリープだから大丈夫」と自己判断せず婦人科を受診しましょう。

妊活中にポリープが見つかった場合も、悪性リスクだけでなく、ポリープの大きさや場所、不妊治療の段階などを踏まえて主治医と治療方針を相談することが大切です。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 子宮内膜ポリープはがんですか?

A. ほとんどの子宮内膜ポリープは良性です。ただし、一部ではポリープの中に前がん病変や悪性病変が見つかることがあります。切除した場合は、病理検査によって詳しく調べることがあります。

Q. 30代で子宮内膜ポリープが見つかりました。がんの可能性は高いですか?

A. 一般的に、閉経前の方は閉経後の方と比べて悪性病変が認められる割合は低いと報告されています。ただし、年齢だけで良性・悪性を判断することはできません。切除や病理検査が必要かどうかは主治医と相談してください。

Q. 病理検査に出すと言われました。がんを疑われていますか?

A. 必ずしもそうではありません。切除したポリープが良性であることを確認したり、異型や悪性病変が含まれていないかを確認したりするために病理検査を行います。

Q. 超音波検査だけで良性か悪性かわかりますか?

A. 超音波検査ではポリープの大きさや形、位置などを確認できますが、それだけで良性・悪性を確定することはできません。必要に応じて子宮鏡検査や組織の病理検査が行われます。

Q. 子宮内膜ポリープがあっても妊娠できますか?

A. ポリープがある=妊娠できないということではありません。ただし、大きさや場所などによっては着床への影響が検討されることがあります。不妊治療中の場合は、今後の移植予定なども含めて主治医と相談しましょう。

Q. 病理検査の結果は「良性」でした。もう心配しなくて大丈夫ですか?

A. 今回切除した組織が良性だったという点では安心材料になります。ただし、子宮内膜ポリープは再び見つかることもあります。不正出血などの症状が出た場合や、主治医から経過観察を指示されている場合は、必要な診察を受けましょう。

📚参考文献

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的としたものではありません。子宮内膜ポリープの治療方針や病理検査の結果については、必ず担当医にご確認ください。

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

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大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療クリニックでの検査・治療方針を大切にしながら、子宮内膜ポリープの手術後や、次の採卵・胚移植に向けた身体づくりをサポートしています。

「手術後、いつから妊活を再開したらよいか不安」「次の移植に向けて身体を整えたい」「治療が続き、心身の負担を感じている」などのお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください🍀

※子宮内膜ポリープの良性・悪性の判断や病理検査、手術の必要性については、必ず婦人科・不妊治療クリニックの担当医へご相談ください。

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