
妊活中の身体に悪い砂糖9選・身体に良い砂糖7選
妊活中は、食事や生活習慣のちょっとした選択が、ホルモンバランスや身体のリズムに大きく影響します。その中でも「砂糖の種類」は、意外と見落とされやすいポイントです。
「妊活中でも甘いものがやめられない」
「つい疲れた時に、甘いスイーツやカフェラテに手が伸びてしまう」
そんな気持ちは、多くの方が感じているのではないでしょうか。
実は、同じ“甘いもの”でも、身体に負担をかける砂糖と、ホルモンバランスを守ってくれる砂糖があります。今回は、鍼灸による体質改善とあわせて意識したい「身体に悪い砂糖」と「身体に良い砂糖」について、最新の研究をもとにお話しします。
白砂糖(精製糖)が身体に与える影響
上白糖、グラニュー糖、氷砂糖、角砂糖、粉砂糖、白ザラメ糖などに代表される「白砂糖」は、サトウキビや甜菜から糖分を抽出し、精製して作られます。この工程で、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの微量栄養素はほとんど取り除かれてしまいます。
その結果、純粋なショ糖(スクロース)だけが残り、血糖値を急上昇させる特徴を持ちます。高血糖状態が続くと、インスリンの分泌が過剰になり、体内のホルモンバランスが乱れる原因となります。特に、卵子の質や子宮内膜の状態に影響を与える可能性もあるといわれています。
2023年に発表されたBMJのレビュー研究(Huangら)では、砂糖の摂取量が多いほど肥満・脂肪肝・糖代謝異常などのリスクが上昇することが報告されています。また、白砂糖や果糖を多く含む甘味料は、肝臓に負担をかけ、炎症や酸化ストレスを高めることも指摘されています(Prinz, Eur J Clin Nutr, 2019)。
一見「茶色くて健康そう」に見える三温糖や中白糖も、実は白砂糖にカラメル色素を加えただけのものが多く、本質的には同じ“精製糖”です。つまり、見た目の色に惑わされず、「精製度の高さ」に注目することが大切です。
妊活中におすすめの「身体に良い砂糖」7選
甘いものを完全にやめる必要はありません。大切なのは、精製が少なく、自然の栄養が残った“質の良い甘味料”を選ぶことです。以下の7種類は、妊活中の身体にも比較的やさしいとされています。
① てんさい糖(ビートシュガー)
北海道産の甜菜(ビート)から作られ、オリゴ糖を含むため腸内環境を整える働きがあります。身体を内側から温める性質があり、冷え体質の方にもおすすめです。
② きび砂糖
精製が少なく、カリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。血糖の上昇が緩やかで、エネルギー補給に適しています。
③ 黒砂糖
ミネラルや鉄分、ビタミンB群が多く、特に月経中の栄養補給や貧血対策に役立ちます。甘みが強いため、少量でも満足感を得られます。
④ ココナッツシュガー
GI値(血糖上昇度)が低く、インスリンの急上昇を防ぎます。妊活中のホルモンバランスを保ちたい方におすすめです。
⑤ アガベシロップ
甘味が強く、少量でしっかりとした甘さを感じます。抗酸化作用をもつ成分も含まれていますが、果糖が多いため“使いすぎ”には注意が必要です。
⑥ メープルシロップ
樹液から作られる天然甘味料で、ポリフェノールが豊富です。抗酸化作用があり、酸化ストレスによる卵子老化の予防にも役立つと考えられています。
⑦ はちみつ
酵素やビタミンを多く含み、整腸作用・抗菌作用があります。自然の甘味料の中でも吸収が穏やかで、ホルモンバランスの乱れを感じる時期にも安心して使えます。
これらの天然甘味料は、精製度が低く、血糖値を急激に上げにくいのが特徴です。Arshadら(Food Research International, 2022)の研究では、自然由来の甘味料は精製糖よりも代謝負担が少なく、身体にやさしいと報告されています。
鍼灸と甘味の関係
鍼灸の臨床では、甘味の摂りすぎによって「脾(ひ)」の働きが弱まり、水分代謝が滞る「湿(しつ)」の状態になる方が多く見られます。これにより、むくみ・倦怠感・冷え・月経不順などが起こりやすくなります。
妊活鍼灸では、血流を改善し、自律神経やホルモンのバランスを整えることを目的としていますが、日常の食生活が乱れていると、その効果が十分に発揮されません。特に、白砂糖を多く含む飲料やスイーツを頻繁に摂る生活は、せっかく整えた身体を逆戻りさせてしまう原因にもなります。
大阪のような都市部では、忙しさやストレスから甘いものを求めやすい環境にありますが、「甘味をやめる」のではなく「選び方を変える」ことが、妊活中の新しいセルフケアになります。
まとめ
白砂糖(精製糖)は、見た目こそ美しいものの、身体にとっては大きな負担となります。一方、自然由来の砂糖は、血糖の上昇を緩やかにし、ミネラルや抗酸化成分を補いながら、ホルモンバランスや自律神経を安定させてくれます。
妊活中に大切なのは「砂糖を完全に断つこと」ではなく、「質の良い甘味を選び、上手に取り入れること」です。鍼灸による身体の調整と、日々の食の見直しを組み合わせることで、妊娠しやすい身体づくりはさらに進化します。
📚参考文献
- Huang Y, et al. Dietary sugar consumption and health: umbrella review. BMJ. 2023;381:e071609.
- Prinz P. The role of dietary sugars: molecular composition, metabolism and health effects. Eur J Clin Nutr. 2019;73:1–12.
- Arshad S, et al. Replacement of refined sugar by natural sweeteners. Food Research International. 2022;158:111524.
- Sievenpiper JL, et al. Dietary Guidance, Sensory, Health and Safety of Natural Sweeteners. Nutrients. 2025;17(5):793.
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