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AMHの年齢別中央値とは?40代の平均値と妊娠可能性の考え方

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「AMHが低いと言われた」「40歳のAMH平均はどれくらい?」「年齢別のAMH中央値と比べて、自分の数値はどうなの?」

妊活や不妊治療を進める中で、AMHの数値を見て不安になる方は少なくありません。

AMHは、卵巣に残っている卵胞の数の目安として使われる大切な検査です。ただし、AMHの数値だけで妊娠できる・できないが決まるわけではありません。

この記事では、日本人女性15,545例のデータをもとにしたAMHの年齢別中央値を紹介しながら、40代のAMHの考え方、数値が低い場合に知っておきたいポイントを解説します。

この記事の要点まとめ
  • AMHは、卵巣に残っている卵胞数の目安を知るための検査です。
  • AMHは年齢とともに低下する傾向があり、40歳の中央値は1.47ng/mLと報告されています。
  • AMHは個人差が大きいため、「平均値」よりも「中央値」を参考にすると全体の傾向をつかみやすくなります。
  • AMHが低いからといって、妊娠できないと決まるわけではありません。
  • AMHの数値だけで判断せず、年齢、卵胞数、ホルモン値、治療歴、身体の状態を総合的に見ることが大切です。

AMHとは?卵巣予備能をみるための検査

AMHとは、抗ミュラー管ホルモンのことで、卵巣の中で発育途中にある卵胞から分泌されるホルモンです。

一般的には、AMHを測ることで、卵巣に残っている卵胞の数、つまり卵巣予備能の目安を知ることができます。

AMHは、不妊治療におけるステップアップのタイミングや、卵巣刺激方法を考える際の判断材料として用いられます。

ただし、AMHはあくまで「卵子の数の目安」であり、卵子の質や妊娠率そのものを直接示す検査ではありません。

AMHの年齢別中央値|日本人女性15,545例のデータ

日本生殖補助医療標準化機関(JISART)の多施設共同研究データでは、日本人女性15,545例を対象に、年齢別のAMH中央値が示されています。

  • 27歳以下:4.69 ng/mL
  • 28歳:4.27 ng/mL
  • 29歳:4.14 ng/mL
  • 30歳:4.02 ng/mL
  • 31歳:3.85 ng/mL
  • 32歳:3.54 ng/mL
  • 33歳:3.32 ng/mL
  • 34歳:3.14 ng/mL
  • 35歳:2.62 ng/mL
  • 36歳:2.50 ng/mL
  • 37歳:2.27 ng/mL
  • 38歳:1.90 ng/mL
  • 39歳:1.80 ng/mL
  • 40歳:1.47 ng/mL
  • 41歳:1.30 ng/mL
  • 42歳:1.00 ng/mL
  • 43歳:0.72 ng/mL
  • 44歳:0.66 ng/mL
  • 45歳:0.41 ng/mL
  • 46歳以上:0.30 ng/mL

このデータを見ると、AMHは年齢とともに少しずつ低下し、特に35歳以降、40代に入るとさらに低下しやすい傾向があることがわかります。

AMHの「平均」と「中央値」は違う

「AMH 年齢別 平均」や「AMH 40歳 平均」と検索される方も多いですが、AMHを見るときは、平均値よりも中央値の方が参考にされやすいです。

AMHは個人差がとても大きい検査です。同じ年齢でも、かなり高い方もいれば、低い方もいます。

そのため、極端に高い数値があると平均値が引き上げられてしまい、実際の感覚とずれることがあります。

中央値とは、数値を低い順に並べたときに真ん中にくる値のことです。AMHのように個人差が大きい検査では、平均値よりも中央値の方が全体の傾向をつかみやすいと考えられます。

40歳のAMH中央値は1.47ng/mL

JISARTのデータでは、40歳のAMH中央値は1.47ng/mLと報告されています。

40代では、年齢が1歳上がるごとにAMH中央値も少しずつ低下していきます。

  • 40歳:1.47 ng/mL
  • 41歳:1.30 ng/mL
  • 42歳:1.00 ng/mL
  • 43歳:0.72 ng/mL
  • 44歳:0.66 ng/mL
  • 45歳:0.41 ng/mL
  • 46歳以上:0.30 ng/mL

ただし、ここで大切なのは、中央値より低いから妊娠できない、中央値より高いから安心というわけではないということです。

AMHは、採卵で得られる卵子数や卵巣刺激への反応を予測するうえでは参考になりますが、妊娠の成立には、年齢、卵子の質、精子の状態、子宮内膜、卵管、生活習慣、治療内容など、さまざまな要素が関係します。

「27歳以下」「46歳以上」とまとめられている理由

年齢別のAMH中央値を見ると、27歳以下と46歳以上は、単一年齢ではなくまとめた区分で示されています。

これは、統計的に信頼できる中央値を出すために、一定数の症例数が必要になるためと考えられます。

27歳以下では、不妊治療を受ける方の割合が比較的少なく、単一年齢ごとの症例数を十分に確保しにくいため、「27歳以下」としてまとめられています。

また、46歳以上ではAMHが非常に低値になる方が多く、症例数も限られるため、「46歳以上」としてまとめて示されています。

AMHが低い=妊娠できない、ではありません

AMHの数値が低いと、「もう妊娠は難しいのでは」と不安になる方も多いと思います。

しかし、AMHは妊娠できるかどうかを直接判定する検査ではありません。

AMHは卵子の質とは関連しないこと、測定値からいわゆる「卵巣年齢」を推定することはできないこと、測定値から妊娠できる可能性を判定するのは不適切であること、そして低値だからといって閉経が早いと断定できないことが示されています。

つまり、AMHはとても大切な検査ですが、数値だけを見て一喜一憂しすぎる必要はありません。

AMHが低い場合に大切なこと

AMHが低い場合は、卵巣に残っている卵胞数が少なくなっている可能性があります。

そのため、不妊治療では、治療の進め方やステップアップのタイミングを早めに検討することがあります。

一方で、AMHが低くても妊娠に至る方はいます。

大切なのは、AMHの数値だけで判断するのではなく、以下のような項目を総合的に見ながら、今できる選択を考えていくことです。

  • 年齢
  • 月経周期
  • 排卵の状態
  • AFC
  • FSHやE2などのホルモン値
  • 精液検査
  • 子宮内膜や卵管の状態
  • これまでの治療歴

妊活では「卵子が育ちやすい環境」を整えることも大切

AMHの数値そのものを大きく回復させることは簡単ではありません。

しかし、妊活では数値だけでなく、卵子が育つ過程を支える身体の状態も大切です。

睡眠、栄養、血流、自律神経のバランス、ストレス、冷え、胃腸の状態などは、妊活中の身体づくりに関わります。

東洋医学では、卵巣だけを見るのではなく、身体全体の巡りや冷え、胃腸の働き、ストレス状態などを含めて体質を整えていきます。

AMHが低いと言われた方でも、まずは「もう無理」と決めつけず、今の身体の状態を見直しながら、主治医と相談して治療方針を考えていくことが大切です。

よくあるご質問(FAQ)

AMHが年齢別中央値より低いと妊娠は難しいですか?

中央値より低いからといって、妊娠できないわけではありません。AMHは卵子の数の目安であり、卵子の質や妊娠の成立を直接示す検査ではありません。

40歳のAMH平均はどれくらいですか?

JISARTの日本人女性データでは、40歳のAMH中央値は1.47ng/mLです。AMHは個人差が大きいため、平均値よりも中央値を参考にする方が全体の傾向をつかみやすいです。

AMHが低いと閉経が近いということですか?

AMHが低いからといって、すぐに閉経が近いと断定することはできません。AMH低値だけで閉経時期を判断することは適切ではないとされています。

AMHが高ければ妊娠しやすいですか?

AMHが高いことは、卵胞数が多い可能性を示しますが、妊娠しやすさを直接示すものではありません。PCOSなどでAMHが高くなることもあるため、数値だけで判断せず、医師の診断とあわせて確認することが大切です。

AMHは何歳から下がりますか?

AMHは年齢とともに徐々に低下します。一般的には20代後半以降、少しずつ低下し、35歳以降、40代ではより低下しやすい傾向があります。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

AMHの数値に不安を感じている方へ

AMHが低いと言われると、「もう妊娠は難しいのでは」「治療を急いだ方がいいのでは」と不安になる方も少なくありません。

しかし、AMHは卵胞数の目安であり、妊娠の可能性を直接決めるものではありません。妊活では、年齢や治療方針だけでなく、冷え、血流、自律神経、睡眠、ストレス、胃腸の働きなど、身体全体の状態を整えていくことも大切です。

宇都宮鍼灸良導絡院では、東洋医学の視点からお一人おひとりの体質や生活背景を丁寧に確認し、不妊治療と並行しながら妊娠しやすい身体づくりをサポートしています。

AMHの数値に不安がある方、採卵や移植に向けて体調を整えたい方は、まずはお気軽にご相談ください🍀

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