治療院ブログ

妊活中の高温期に控えたい行動7選

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高温期(黄体期)は、排卵後から月経までの約2週間。この時期はプロゲステロン(黄体ホルモン)が中心となり、子宮内膜を着床に適した状態へ整える大切な期間です。

よく「高温期に〇〇したらダメですか?」と質問を受けます。

結論から言うと、

❌ 高温期に“絶対してはいけない”と断定できる行動は多くありません。
✅ ただし、“妊娠しやすさを下げる可能性がある行動”は存在します。

今回は、論文で裏付けがあるものだけに絞って解説します。

① 黄体期の飲酒(中等量〜多量)

前向きコホート研究では、黄体期に週3〜6杯以上の飲酒をすると妊娠成立確率が低下する可能性が報告されています。

アルコールは

  • 黄体ホルモンの分泌
  • ホルモン代謝
  • 子宮内膜環境

に影響する可能性があります。

▶︎「1滴もダメ」とは言えませんが、“量を下げる”のが現実的な対策です。

② 喫煙・受動喫煙

喫煙は

  • 卵子の質低下
  • 血流低下
  • 着床率低下

と関連することが整理されています(ASRM委員会意見)。

高温期に限らず、妊活期間中は最も避けたい行動のひとつです。

③ 睡眠不足を放置する

PRESTO研究(妊活中女性の前向き研究)では、

  • 寝つきが悪い
  • 途中覚醒が多い
  • 睡眠の質が悪い

といった睡眠問題が、妊娠しやすさ低下と関連していました。

また、6時間未満の睡眠も関連が示唆されています。

高温期はホルモンと自律神経を乱さないことが大切です。

④ 強いストレス状態を長引かせる

ストレスホルモン(コルチゾール)が高い女性では妊娠成立確率が低いという報告があります。

さらに、ごく初期の流産との関連を示した研究もあります。

高温期は「頑張る時期」ではなく、“回復を優先する時期”です。

⑤ 食事を削りすぎて運動を増やす

研究では、低エネルギー状態(摂取不足+運動過多)で

  • LHパルスの乱れ
  • 黄体機能低下

が報告されています。

※「運動が悪い」わけではありません。問題なのは、

❌ 食事を減らしながら運動を増やすこと

高温期は“削る”より“満たす”が基本です。

⑥ NSAIDs(痛み止め)の排卵周辺での連用

ロキソニンなどのNSAIDsは、排卵に影響しうることが報告されています(LUFとの関連)。

特に排卵をまたぐタイミングでの連用は注意が必要です。

単回使用を過度に恐れる必要はありませんが、継続使用は医師へ相談を。

⑦ 深部体温を上げすぎる行為(長時間の高温環境)

妊娠初期に体温が大きく上昇する状況はリスクと関連する可能性が報告されています。

高温期は「妊娠超初期」と重なる可能性があるため、

  • 長時間のサウナ
  • 熱すぎる湯での長湯

は控えめが安心です。

※「温めるな」ではありません。“上げすぎない”がポイントです。

まとめ

高温期にやるべきことは、特別なサプリでも、特別な運動でもなく、妊娠率を下げる可能性のある刺激を減らすことです。

  • 飲酒は量を減らす
  • 喫煙は避ける
  • 睡眠を整える
  • ストレスを溜め込まない
  • 食事を削らない
  • 深部体温を上げすぎない

妊活は「足し算」より“引き算”が効く時期があります。

高温期はその代表です。

📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

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