
妊活中にセロトニンが大切な理由とは?
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「なぜか体が痛い」「気分が落ち込んで、前に進めない」――そんな悩みを抱える妊活中の方へ。原因の一つとして注目されるのが、脳内に存在する「幸せホルモン」セロトニンです。
宇都宮鍼灸良導絡院では、心身の健康をトータルサポート。今回は、セロトニンがなぜ妊活中に重要か、鍼灸がどのように支えになるかを分かりやすく解説します。
目次
セロトニンとは?脳の調整役が心と体に与える影響
セロトニンは神経伝達物質の一種で、心を落ち着かせる役割を持ちます。必須アミノ酸・トリプトファンから合成され、ドパミンやノルアドレナリンのバランスを整えることで、精神の安定に寄与します。
セロトニンが妊活中の「痛み」をなぜ和らげるのか?
セロトニンは痛みを抑制する作用があり、不足すると痛みの閾値が下がります。原因不明の痛みや慢性的な不調は、セロトニン低下のサインかもしれません。
妊活ストレスがセロトニンに影響を与えるメカニズム
- 移植のたびの期待と不安→強いストレス→セロトニン神経に負担
- 感情のマイナス傾向(不安・悲しみ)は痛み感受性を高める
- 女性ホルモンの変動がセロトニン分泌を乱すことも
簡単にできる!セロトニンを増やす6つの習慣
- 規則正しい睡眠・朝の太陽浴: 体内時計を整え、セロトニン分泌を促進
- リズム運動: ウォーキングなどでセロトニン神経を活性化
- よく噛んで食べる: 咀嚼の刺激がセロトニン促進に◎
- 発酵食品&食物繊維で腸内環境改善: 約9割のセロトニンは腸で生成されます
- トリプトファン豊富な食材: 大豆製品、乳製品、卵、バナナなど
- ビタミンB6も補給を: サケやナッツ、抹茶などでサポート
鍼灸はセロトニンに効果的?その理由とは
- 痛み抑制作用がセロトニン神経を助ける
- 自律神経の調整によるリラックス促進
- 血行改善と筋緊張緩和でストレス軽減
- ホルモンバランスへの間接的アプローチ
- 心を整える穏やかな体験
まとめ:セロトニンを味方につけ、心身ともに健やかな妊活を
妊活中の不調は、セロトニン不足が原因のひとつかもしれません。生活習慣の改善と共に鍼灸を取り入れることで、セロトニン神経を育てやすい環境が整います。心に前向きな変化をもたらし、穏やかな毎日を支えます。
参考文献
- 厚生労働省 eヘルスネット(2024年6月25日検索)
- 日本医科大学 薬理学講座 小林克典(2024年6月25日検索)
- 小山なつ. 痛みと鎮痛の基礎知識. 技術評論社.