治療院ブログ

不妊治療で「肝機能障害」が起こる?【自己免疫性肝炎・薬剤性肝炎】

 更新日:

不妊治療では、ホルモン剤やサプリメントを長期にわたって使用することが一般的です。しかし、これらの薬剤が、ごくまれに肝臓に負担をかけ、「自己免疫性肝炎」や「薬剤性肝炎」といった肝機能障害を引き起こす可能性があることをご存知でしょうか。

この記事では、妊活中に特に注意したい肝機能障害のリスクについて、最新の知見と合わせて解説します。

なぜ不妊治療で「肝機能障害」が起こるのか?

妊活中に使用される多くの薬剤(ホルモン剤、サプリメントなど)は、その成分が主に肝臓で分解されます。肝臓は、体内の有害物質を解毒する重要な役割を担っているため、長期間にわたる薬剤の使用は、肝臓に負担をかけることがあります。

  • 薬剤性肝炎: 薬剤やサプリメントが原因で肝機能障害が起こる場合、「薬剤性肝炎」と診断されることがあります。これは、特定の薬剤やサプリメントの成分が肝細胞に直接的なダメージを与えることで発症します。
  • 自己免疫性肝炎: 自身の免疫細胞が、本来攻撃すべきでない自分の肝細胞を「異物」とみなして攻撃してしまう難病です。原因は完全には解明されていませんが、薬剤やサプリメント、ウイルス感染などが発症の引き金になると言われています。
  • B型肝炎・C型肝炎: 肝機能障害がある場合、B型肝炎やC型肝炎が合併しているケースもあります。不妊治療開始前に、これらのウイルス検査を行うクリニックも増えています。

✔️肝機能障害のサインを見逃さないで

肝機能障害が進行すると、体のだるさや食欲不振、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などの症状が現れることがあります。これらの症状に気づいた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

また、血液検査でAST(GOT)やALT(GPT)といった肝機能の数値が3桁になるようであれば、不妊治療は一時中断し、専門医による診断と治療が必要です。

妊活中に特に注意すべきは「自己判断でのサプリ服用」

当院の患者さんでも、不妊治療の一環としてクリニックから処方された薬剤とは別に、ご自身の判断で海外のサプリメントを長期間服用し続けた結果、自己免疫性肝炎を発症してしまったケースがありました。

市販のサプリメント、特に海外製品は、成分や品質が日本の基準を満たしていないものも存在します。また、複数のサプリメントを組み合わせることで、思わぬ副作用や相互作用を引き起こすリスクもあります。

肝臓の機能は、妊活の成功に大きく関わります。肝機能が低下すると、使用できる薬剤が制限されたり、治療方針が変わったりすることもあります。大切な赤ちゃんを宿す身体を守るためにも、自己判断でのサプリメントの長期間服用は避け、必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

肝機能を守り、安心・安全な妊活を

これから授かる大切な命のためにも、心身ともに健康な状態で妊活に取り組むことが重要です。当院では、鍼灸治療を通じて肝機能をサポートし、身体の内側から整えるお手伝いをしています。

  • 血流改善: 鍼灸は、血流を促進することで肝臓への血液供給を改善し、肝機能のサポートに繋がります。
  • 自律神経の調整: ストレスは肝臓に負担をかけます。鍼灸で自律神経を整えることで、ストレスを軽減し、身体をリラックスさせる効果が期待できます。

不妊治療と並行して、ご自身の身体に合わせたケアを取り入れることで、より安心で安全な妊活生活を送ることができます。

妊活中に薬やサプリメントの自己判断使用による肝機能への影響を考える女性

宇都宮鍼灸良導絡院では、一人ひとりの体調やお悩みに合わせた丁寧な施術を行っております。鍼灸についての疑問や、お身体の不調についてのご相談もお気軽にどうぞ。ご予約はこちらから可能です。

このページのトップへ