不妊に伴う下腹部痛【不妊鍼灸・不育鍼灸】
【不妊を伴う下腹部痛】
「生理前後や排卵期でもないのに
下腹部に張りや痛みがある」
患者さまの多くの方がそのような症状をおっしゃる
事が多いのです。
東洋医学的には、冷えからおこる瘀血が考えられ、
鍼灸の適応症状ですが
放ってはおけない症状が隠れているときがあります。
それは、
消化器疾患や泌尿疾患
他にも婦人科系疾患が隠れている場合もあります。
疾患は多種多様にあり、
痛みやそれに伴う症状によっても異なります。
▶性交時もしくは性交後の痛みや不正出血
子宮内膜症や卵巣出血の可能性があります
▶ おりものの増加や匂いの変化
膣炎や子宮内膜炎、
付属器炎(卵管と卵巣に炎症を起こす病態)、
子宮留膿症(卵管が炎症することで閉鎖してしまい卵管の中に膿が溜まってしまう病態)
などが疑われます。
▶ホルモン剤の使用
不妊治療では、よくホルモン剤が処方されます。
ホルモンバランスの影響を受けて下腹部の張りや下腹部痛を感じることがあります。
排卵誘発法により多数の卵胞が発育、排卵し、
卵巣の脹れ、腹水の貯留や血液濃縮などを起こしてしまい、
卵巣過剰刺激症候群を起こすことがあります。
▶月経過多が伴う場合
子宮筋腫や子宮腺筋症が疑われます。
▶突然刺し込むような片方の激痛がある場合
卵巣の良性腫瘍で起こりやすい卵巣茎捻転
の可能性があります。
すぐに対処が必要です。
▶腹膜刺激症状(手で腹部をゆっくり圧迫し急に離すと痛みが悪化する状態)
付属器炎もしくは骨盤腹膜炎(膣から侵入した細菌に感染して腹膜が炎症を起こしてしまう病態)などが疑われます。
これらの疾患が不妊や不育症の原因に
なってしまうことがあります。
気になる下腹部の張りや痛みがある時は
不妊クリニックの先生にご相談されたり
検査を受けることをお勧めいたします。
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