月経異常と不妊の関係【不妊鍼灸・不育鍼灸】
月経不順、無月経の方はご注意ください。
月経異常は不妊の原因になります。
正常な月経周期は約28日(25日~35日)です。
正常範囲外の月経不順、または、月経がこない無月経の方は、
ご自身の月経異常を自覚しやすいのですが、
月経のような出血があっても排卵を伴わない無排卵周期症というものがあります。
自覚がない分、発見が遅れることがあります。
無排卵周期症の場合、基礎体温は低温1相をしめします。
排卵できていない状態ですので、排卵を誘発させる治療方針がとられます。
また月経不順の場合、黄体機能不全であることがよく見られます。
黄体機能不全は、
黄体からのプロゲステロンの分泌がうまくいかないことにより、黄体期が短くなる状態のことをいいます。
プロゲステロン、エストロゲンの作用不足により子宮内膜の発育に異常がおこります、
プロゲステロンとエストロゲンは女性の身体にとって大事なホルモンです。
妊活中、
順調に排卵や受精が行われ、目立った異常がなくても、
エストロゲンやプロゲステロンの作用不足により、子宮内膜の発育が不十分だと、
受精卵がうまく着床せず、着床障害をおこしてしまいます。
また、プロゲステロンは、妊娠維持にも関係するホルモンです。
受精卵がうまく着床したとしても、プロゲステロンが不足していると、妊娠維持が難しくなり、
不育の状態にしてしまいます。
黄体機能不全への治療方針は、
黄体賦活療法として、黄体期にヒト絨毛性ゴナドトロピンを投与し黄体を刺激する方法がとられます。
黄体ホルモン補充療法として黄体ホルモン投与がおこなわれます。
月経不順、無月経の場合、
一度、専門のクリニックで検査をうけることをおすすめいたします。
その上で、お体の状態を整える鍼灸療法を受けることが妊娠への近道になります。
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