
秋の妊活ごはん|冷え・胃腸・血流を整える旬の食材と食べ方
朝晩が少しずつ涼しくなってくる秋は、身体の冷えや胃腸の不調を感じやすい季節です。
妊活中の方にとって、冷えや血流の悪さ、胃腸の疲れは、体調管理の面でも気になるポイントではないでしょうか。
もちろん、特定の食材を食べたから妊娠しやすくなるというものではありません。
しかし、旬の食材を上手に取り入れながら、身体を冷やしにくく、胃腸に負担をかけにくい食事を意識することは、妊活中の体づくりに役立ちます。
今回は、秋におすすめの妊活ごはんとして、冷え・胃腸・血流を整える食材と食べ方をご紹介します。
目次
秋は妊活中の身体が冷えやすい季節です
秋は、日中は暖かくても朝晩は急に冷え込むことがあります。
そのため、薄着のまま過ごしてしまったり、冷たい飲み物を続けていたりすると、気づかないうちに身体が冷えやすくなります。
また、夏の疲れが残っている時期でもあるため、胃腸の働きが落ちて、食欲不振・便秘・むくみ・だるさを感じる方も少なくありません。
東洋医学では、胃腸は食べたものから身体に必要なエネルギーを作る大切な場所と考えます。
妊活中は、栄養をしっかり摂ることだけでなく、胃腸が無理なく消化・吸収できる食べ方も大切です。
秋の妊活ごはんで意識したい3つのポイント
1. 身体を冷やしにくい調理法にする
秋の食材は、煮る・蒸す・焼く・汁物にするなど、温かい調理法と相性が良いものが多くあります。
サラダや冷たい飲み物ばかりではなく、味噌汁、スープ、煮物、炊き込みご飯などを取り入れると、胃腸にもやさしく、身体を内側から温めやすくなります。
2. 胃腸に負担をかけすぎない
妊活中は栄養を摂ろうとして、たくさん食べなければと思う方もいらっしゃいます。
しかし、胃腸が疲れているときに食べ過ぎると、かえって消化に負担がかかり、胃もたれやだるさにつながることがあります。
秋の食材は、食物繊維が豊富なものも多いため、体に良いからと一度にたくさん食べるのではなく、温かく、よく噛んで、腹八分目を意識しましょう。
3. 血流を意識してたんぱく質と良質な脂を摂る
妊活中の体づくりでは、血流を整えることも大切です。
秋が旬の魚には、たんぱく質だけでなく、DHAやEPAなどの脂質を含むものがあります。
魚・卵・大豆製品・肉類などをバランスよく取り入れ、身体をつくる材料を不足させないようにしましょう。
妊活中におすすめの秋の食材
さつまいも
さつまいもは、食物繊維、カリウム、ビタミンC、ビタミンB群などを含む秋の代表的な食材です。
便通が気になる方や、甘いものが欲しくなりやすい方にも取り入れやすい食材です。
ただし、食物繊維が多いため、胃腸が張りやすい方は食べ過ぎに注意しましょう。
おすすめの食べ方は、焼き芋、蒸し芋、味噌汁、さつまいもご飯です。
冷たいスイーツとして食べるよりも、温かい状態で食べる方が妊活中の冷え対策には向いています。
かぼちゃ
かぼちゃには、β-カロテン、ビタミンE、食物繊維などが含まれています。
自然な甘みがあり、煮物やスープにすると胃腸にもやさしく取り入れやすい食材です。
ビタミンEは、血流や抗酸化に関わる栄養素として知られています。
妊活中は、冷えや血流が気になる方も多いため、かぼちゃのような温かい料理はおすすめです。
おすすめの食べ方は、かぼちゃの煮物、かぼちゃスープ、味噌汁、蒸しかぼちゃです。
バターや砂糖を多く使いすぎるよりも、シンプルな味付けがおすすめです。
栗
栗には、ビタミンC、ビタミンB1、カリウム、食物繊維などが含まれています。
秋らしさを感じられる食材で、炊き込みご飯や蒸し栗として楽しめます。
一方で、栗は糖質も多めの食材です。
妊活中に血糖値の乱れが気になる方や、甘いものを控えたい方は、量を決めて取り入れるとよいでしょう。
おすすめは、栗ご飯や蒸し栗です。
お菓子としてではなく、主食の一部として取り入れると、食べ過ぎを防ぎやすくなります。
ぎんなん
ぎんなんは秋の味覚のひとつですが、食べ方には注意が必要です。
生で食べることは避け、焼く・炊き込みご飯にするなど、必ず加熱して食べるようにしましょう。
また、ぎんなんは一度にたくさん食べるものではありません。
体に良いイメージがあっても、食べ過ぎには注意し、少量を季節の味として楽しむ程度にしましょう。
さんま
さんまは、良質なたんぱく質やDHA、EPAを含む秋の魚です。
妊活中は、卵子や精子、ホルモン、血液、筋肉など、身体をつくる材料としてたんぱく質が大切です。
焼き魚にして、大根おろしや味噌汁と一緒に食べると、胃腸にも負担をかけにくくなります。
脂が多い魚なので、胃もたれしやすい方は量を調整しましょう。
さば
さばには、たんぱく質、ビタミンB群、DHA、EPAなどが含まれています。
血流や代謝を意識したい妊活中の食事にも取り入れやすい魚です。
焼きさば、さばの味噌煮、さば缶を使った味噌汁など、日常の食事にも取り入れやすい点が魅力です。
ただし、味噌煮や缶詰は塩分が多くなりやすいため、むくみや血圧が気になる方は味付けを控えめにしましょう。
鮭
鮭は、良質なたんぱく質を含み、焼き魚、ホイル焼き、味噌汁、鍋料理など、温かい料理にしやすい食材です。
野菜やきのこと一緒に調理しやすく、妊活中の栄養バランスを整えたい方にもおすすめです。
冷えが気になる方は、鮭のホイル焼きや石狩鍋のように、温かい料理として食べるとよいでしょう。
冷えやすい方におすすめの秋の妊活ごはん例
- 鮭ときのこのホイル焼き+味噌汁+ごはん
- さばの味噌煮+かぼちゃの煮物+温かい汁物
- さんまの塩焼き+大根おろし+さつまいもの味噌汁
- 栗ご飯+具だくさん味噌汁+卵料理
- かぼちゃスープ+鶏肉や豆腐を使った主菜
ポイントは、単品で済ませるのではなく、主食・たんぱく質・野菜・温かい汁物を組み合わせることです。
特に、冷えやすい方は、朝食に温かい汁物を加えるだけでも身体が温まりやすくなります。
妊活中に避けたい秋の食べ方
秋はおいしいものが増える季節ですが、妊活中は食べ方にも少し注意が必要です。
- 甘い芋スイーツや栗スイーツを毎日のように食べる
- 冷たい飲み物と一緒に食事をする
- 夜遅くに脂の多い魚や揚げ物を食べる
- 食物繊維が多い食材を一度にたくさん食べる
- 塩分の多い缶詰や加工食品に偏る
身体に良い食材でも、食べ過ぎたり、冷たいものと一緒に摂ったりすると、胃腸に負担がかかることがあります。
妊活中は、「何を食べるか」だけでなく、どのように食べるかも大切にしましょう。
秋の妊活ごはんは、胃腸を整えることから
妊活中は、卵子の質、子宮内膜、血流、ホルモンバランスなど、さまざまなことが気になりやすい時期です。
その中で、毎日の食事は自分で取り組みやすいセルフケアのひとつです。
ただし、食材だけで妊娠率が大きく変わるというよりも、食事・睡眠・運動・冷え対策・ストレスケアなどを含めて、身体全体を整えていくことが大切です。
秋の食材を上手に取り入れながら、胃腸を整え、身体を冷やしにくい生活を意識していきましょう。
この記事のまとめ
- 秋は朝晩の冷えや夏の疲れで、胃腸が弱りやすい季節です
- 妊活中は、冷え・胃腸・血流を意識した食事が大切です
- さつまいも、かぼちゃ、栗、鮭、さば、さんまなどは秋に取り入れやすい食材です
- 冷たい食べ方よりも、煮る・蒸す・焼く・汁物にする調理法がおすすめです
- 特定の食材だけに頼らず、食事・睡眠・血流・自律神経を含めて整えることが大切です
よくある質問
秋の食材を食べると妊娠しやすくなりますか?
特定の食材を食べるだけで妊娠しやすくなるわけではありません。
ただし、栄養バランスを整え、身体を冷やしにくい食事を意識することは、妊活中の体調管理に役立ちます。
冷えが気になるときは何を食べるとよいですか?
温かい味噌汁、スープ、煮物、鍋料理などがおすすめです。
食材では、かぼちゃ、さつまいも、鮭、さば、さんま、きのこ類などを組み合わせると、秋らしい妊活ごはんになります。
胃腸が弱いときに注意することはありますか?
食物繊維が多い食材や脂の多い魚は、体に良い反面、胃腸が弱っていると負担になることもあります。
よく噛んで、温かく調理し、食べ過ぎないことを意識しましょう。
妊活中の冷えや体質が気になる方へ
秋は、身体の冷えや胃腸の疲れが出やすい季節です。
食事を整えても冷えが強い、疲れやすい、月経周期が乱れやすい、採卵や移植に向けて体調を整えたいという方は、身体の状態を一度見直してみることも大切です。
当院では、妊活中の方のお身体の状態に合わせて、鍼灸・良導絡測定・レーザーなどを組み合わせながら、冷えや血流、自律神経のバランスを整えるサポートを行っています。







