妊活しやすい身体づくり
卵子の老化☆腎の機能
東洋医学の五行説 の
五臓の中の「腎」には、全身の水分を調整し老化に影響すると
言われています。
腎の機能が弱っていると
・生殖機能が弱まる
・老化に影響
・口の中が乾く
・肌がくすむ・黒ずむ
・髪がパサつく・抜けやすい・細くなる・白髪が増える
・歯がぐらぐらする
・不安感を抱く
・難聴や耳鳴りがする
他にも沢山ありますが、代表的なものです。
これらは、腎の機能が弱まっているから、おこる場合と
症状があるから、腎の機能が弱まる場合もあります。
例えば、不妊症の治療をしながら、いつも不安感ばかり抱いている人は
腎の機能を弱めてしまいますので、妊娠しにくくなってしまいます。
冬は「腎」が一番働く季節なので
「腎」の冬の養生で、春夏秋の健康を左右します
なので、不妊症の方は、この冬の過ごし方が
妊娠への近道になりますよ
腎に負担のかからない養生ポイント
冷やさない
温めすぎもよくないので、温かいところでは薄着でいましょう。
少しの冷えが利尿作用を促進します。
胃腸の負担を減らす
少しの飢えが、胃腸の負担を減らし、大便を促進します。
高カロリー食や大食漢は老化を促進します。
夜は22:00~23:00には就寝
東洋医学のゴールデンタイムは、一般の22:00~2:00ではなく
23:00~1:00です。
この時間に就寝すると、成長ホルモンの分泌が促進されます。
大豆製品をとる
大豆のイソフラボンがエストロゲンと似ているため、
腎の機能を高めてくれます。
ただし、夜に冷えたお豆腐を食べると、カラダを冷やすので
必ず温めて食べるようにしてください。
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
不妊鍼灸・不育鍼灸☆彡不妊を防ぐ☆冷え性対策
カラダが冷えると、卵巣や子宮の機能が低下して
妊娠力が落ちてしまいます。
冷えによる不妊を防ぐために、
カラダを温めることは当然ですが、
普段の生活から
カラダを冷やさないようにすることが大切です。
特に
子宮の内膜が着床準備に入る
生理前から生理中にかけては特に注意です。
とにかく冷やさないように温めて、内膜をふかふかにしましょう。
不妊鍼灸・不育鍼灸☆彡卵巣の若返り
今日は不妊治療でご来院いただいている30代後半の患者さまです。
不妊治療をしているクリニックで、卵巣年齢が高いと診断を受けて当院に来院されました。
来院当初は、基礎体温表は二相性ですがギザギザしていました。
測定時に足に触れるととても冷たいのですが、
ご本人は自覚がなく冷えていると思われたことはないそうです。
意外と「冷えている」自覚のない方が多いです。
肩こりと頭痛もあり全身の血流が悪く、骨盤内の血流も
良くない状態でした。
肩こりと頭痛の治療をし、冷えを改善するためお灸を多くして温めていきます。
また、お腹には『子宝のツボ』というのがあり、そこをお灸で温めると骨盤内の血流が良くなり妊娠しやすくなるというツボがあります。
これらの施術と、体調を改善し、子宮・卵巣の状態を整えていきました。
一度では改善できないので、しばらく1週間に一度ご来院いただき
ご自宅でもこのツボや、お腹や腰、足のツボにお灸をして温めるようにしてもらいました。
現在もまだ治療中ですが、2ヶ月を経過したあたりから
基礎体温がきれいな二相性になってこられたようです。
鍼灸治療は妊娠しやすい身体に体質を変えていくいくお手伝いをしていきます。
冷えは万病のもとと言われており、
特に妊娠を希望されている方は、
ご自身でも身体を冷やさないように気をつけることが大切です。
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
不妊鍼灸・不育鍼灸☆彡妊娠中に摂りすぎてはいけない栄養素
【妊娠中に摂りすぎてはいけない栄養素】
人体では合成できない微量栄養素の中に
脂溶性のビタミンAがあります。
水溶性とは違い、油に溶ける性質があるので、排出されにくく、摂りすぎると
生まれてくる赤ちゃんに異常が生じるリスクが高くなります。
ビタミンAは
乳製品、卵黄、レバー、バター、緑黄色野菜類に含まれています。
レチノールとベータカロチンが含まれているのですが、
緑黄色野菜に含まれているベータカロチンは、カラダの中で必要な分だけビタミンAに変わるので
そこまで心配はいりませんが、
動物性のレチノールは、長期にわたって大量にとると問題を引き起こします。
普通に食事をしていたら、そこまで問題ではありませんが、
サプリメントを多く摂取される方は、必要以上に服用しないように注意をしてください。
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
不妊鍼灸・不育鍼灸☆彡甲状腺ホルモンと不妊の関係
甲状腺ホルモンと不妊の関係
甲状腺ホルモン異常は内分泌疾患とも言われ、体の成長と代謝に大きく関るホルモンです。
30代以降の女性に多い症状でもあります。
この症状は大きく二つに分けられ
甲状腺ホルモンの
・分泌過多(亢進型)
・分泌不足(低下型)
主な症状は
【亢進型】
・無月経
・発汗過多
・微熱
・ほてり
・動悸
・頻脈
・頻尿
・高血圧
・体重減少
代表的な病気はとバセドウ病です。
妊娠への影響は、甲状腺刺激ホルモンが過剰になり、ホルモンバランスが崩れます。
ホルモンバランスが崩れることにより、体調が悪くなり、精神的な影響も出てきて悪影響を及ぼして、
月経不順や無月経になり、その結果、妊娠しにくいカラダになってしまいます。
【低下型】
・月経不順
・冷え
・低体温
・体重増加
・むくみ
・筋力低下
・倦怠感
・眠気
代表的な病気に橋本病があります。
母体の甲状腺ホルモンは胎児の成長に必要と考えられています。
妊娠前に甲状腺の低下がある場合は、甲状腺ホルモンを補充しておくことが大切です。
低下型の方は、カラダの新陳代謝が落ちています。ストレスを受けていたり臓器が弱った状態に
あることが多いので、代謝を上げて臓器(特に腎臓)の機能を整えていく必要があります。
甲状腺に異常(亢進型・低下型)がある方は、軽度ならその症状の原因は自律神経の乱れにあることが多く、鍼灸で自律神経の調整をすることで防げるケースも多くあります。
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
不妊鍼灸・不育鍼灸☆彡妊活に足浴3回
野江内代院に不妊治療で通われて妊娠された患者さまが、
出産をされて、腰痛と産後ダイエットにご来院されました。
妊娠にセルフケアで効果があった方法を教えてもらいました。
1日に3回の足浴
「足浴を100時間するとカラダが変化する」と
人から教わり、毎日朝昼晩に足浴を5~10分を繰り返したそうです。
もちろん、鍼灸の治療と併用です。
妊娠にされた患者さまの多くは、足浴を実践されています。
ポイントは
お風呂とは別に実践することです。
やればやる程、カラダが変化していきます。
お気に入りの精油を入れるとさらに効果的です。
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
不妊鍼灸☆不育鍼灸:高齢による不妊②
昨日は不妊は卵子の老化に
よるもので、両親から受け継いだ「精」腎虚についてお話しました。
両親から受け継いだ「精」を「先天の精」と言います。
どれくらい受け継いでいるのかは、個人差があり、
これは補うことはできても、増やすことはできません。
ですが、
自分で作る「後天の精」は増やすことができます。
・規則正しい生活
・バランスのとれた食生活、 ・ストレスの少ない生活
・適度な運動
・内臓を整えて、「気血水」のバランスを乱さない
ことで、精を増やすことができます。
ですが、増やしても女性は月経や妊娠などで
精を少しずつ失ってしまいます。
男性も精液を失うことで「精」を失います
「精」を失う原因でもちろん「老化」につながります。
他にもちょこちょこ浪費で
「精」を失っています。
・睡眠不足
・過労
・夜更かし
・目の酷使
・ストレス
生活をしているとなかなか避けられませんが、
後天の精は鍼灸で補えます
ご心配な方はご相談くださいね。
不妊鍼灸☆不育鍼灸:高齢による不妊
高齢による不妊
女性は年齢を重ねるごとに妊娠しくくなります。
これは卵子が老化するため仕方のないことですが、妊娠率が下がる一番の原因です。
東洋医学では、年齢を重ねるとともに、ご両親から受け継いだ「精」が消耗して、
「腎虚」になると考えます。
当院では体外受精に何度もチャレンジしている患者さまに、腎虚を改善する治療を施します。
その結果、排卵の数が増えたり、卵のグレードがあがるという報告をたくさん受けています。
知っていますか?妊娠しやすいお腹
知っていますか?お腹にも
妊娠しづらいお腹
妊娠しやすいお腹
があることを。
妊娠しづらいお腹は
・カチカチとした硬いお腹
・ふにゃふにゃ、ペコペコの力のないお腹
・突っ張りがありひんやりとしたお腹
なんです。
カチカチの硬いお腹は、筋肉で鍛えられているお腹のことではありません。
瘀血や余分な脂肪で下腹部が硬直している場合をいいます。
妊娠しやすい人は皮膚や腹筋が弾力性に富み、つきたてのおもちのような軟らかさを持っています。
ようは
弾力があって、温かいふっくらとしたお腹が理想です。
また突っ張りがあり冷たいお腹は、特に冷えにより鼠径部が突っ張っている場合をいいます。
このようなかたく、突っ張っているお腹を「軟らかい・ふっくらしたお腹」にさせることが鍼灸治療のポイントになります。
妊娠のしやすいおなかとは、
下腹部全体に弾力があります。押してみると柔らかく、押されても痛みがありません。
反対に硬いおなかは妊娠しにくいと考えられます。
硬いおなかは肥満や便秘、ストレス、月経異常、子宮や卵巣の月経不良が関係しています。
ひんやりとしたお腹は虚弱体質の可能性があります。お灸や吸玉で冷えを改善し、体を温めましょう。
また「気血」を補って、体へ巡らせ、自律神経を調整して、女性ホルモンが出るように調整しましょう。
妊娠に向けて、女性ホルモンを増やしましょう!
《妊娠に向けて、女性ホルモンを増やしましょう!》
卵巣を元気にして女性ホルモンの分泌を促し、子宮の環境を良くするには、血液の流れをよくすることが
大切です。
人の身体には、体重の約8%の血液が流れていて、その半分以上が子宮のある骨盤内の腸骨という骨で作られています。
子宮や卵巣のある骨盤内の血流をあげることが、妊娠への近道になるのですが、自分で血液の流れをよくすることは難しいとも言われます。
ですが、血液の循環がよければ、卵巣に十分な栄養素が届くので、女性ホルモンも規則的に分泌されます。
●子宮の環境を整えるためのセルフケア
・お腹をマッサージして、血行やリンパの流れをよくする
・冷えないようにする
・体を圧迫する下着をつけない
・適度な運動と腹筋を鍛える
鍼灸治療や吸玉療法は、子宮の環境を良い方向へ導くことができます。一度ご相談ください。