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子宮内膜炎と子宮内膜症の違い|名前は似ていても原因・症状・妊活への影響は別

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子宮内膜炎と子宮内膜症の違い|名前は似ていても別の病気です

「子宮内膜炎」と「子宮内膜症」は、どちらも「子宮内膜」という言葉が入るため、同じような病気だと思われることがあります。

しかし、この2つは原因も、起こる場所も、症状も、治療の考え方も異なる病気です。

妊活中の方にとっては、子宮内膜炎も子宮内膜症も、子宮や骨盤内の環境、着床、妊娠しやすさに関係することがあるため、それぞれの違いを正しく知っておくことが大切です。

子宮内膜炎とは?

子宮内膜炎とは、子宮の内側にある子宮内膜に炎症が起こる状態です。

細菌などが子宮内に入り、子宮内膜に炎症を起こすことで発症します。急に症状が出る「急性子宮内膜炎」と、症状がはっきりしにくい「慢性子宮内膜炎」に分けられます。

急性子宮内膜炎では、発熱、下腹部痛、膿のようなおりもの、不正出血などがみられることがあります。一方で、慢性子宮内膜炎では、強い痛みや発熱がないことも多く、自覚症状がほとんどないまま見つかることもあります。

妊活で注意したい慢性子宮内膜炎

妊活や不妊治療で特に注目されるのは、急性の子宮内膜炎よりも慢性子宮内膜炎です。

慢性子宮内膜炎では、子宮内膜に軽い炎症が長く続くことで、子宮内膜の環境に影響を与える可能性があります。

近年では、慢性子宮内膜炎が着床不全、反復流産、不妊と関係する可能性があると考えられています。ただし、慢性子宮内膜炎があるから必ず妊娠できないというわけではありません。

検査では、子宮鏡検査、子宮内膜組織の検査、CD138という免疫染色、細菌検査などが行われることがあります。治療は、原因や検査結果に応じて、主に抗菌薬などが検討されます。

子宮内膜症とは?

子宮内膜症とは、子宮内膜に似た組織が、子宮の内側以外の場所にできる病気です。

本来、子宮内膜は子宮の内側にあり、月経周期に合わせて厚くなり、妊娠が成立しなければ月経として排出されます。

しかし子宮内膜症では、子宮内膜に似た組織が、卵巣、卵管、腹膜、ダグラス窩など、子宮の外にできることがあります。

この組織も女性ホルモンの影響を受けるため、月経周期に合わせて増殖や出血を繰り返します。その結果、炎症や癒着が起こり、強い月経痛、性交痛、排便痛、慢性的な骨盤痛、不妊などにつながることがあります。

子宮内膜炎と子宮内膜症の大きな違い

子宮内膜炎と子宮内膜症の一番大きな違いは、炎症が起こる場所と原因です。

  • 子宮内膜炎は、主に子宮の内側にある子宮内膜に炎症が起こる状態
  • 子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外などにできる病気
  • 子宮内膜炎は、感染や子宮内膜の慢性的な炎症が関係する
  • 子宮内膜症は、女性ホルモンの影響を受けながら、炎症や癒着を起こす
  • 子宮内膜炎は、発熱や下腹部痛が出ることもあるが、慢性では無症状のこともある
  • 子宮内膜症は、強い月経痛、性交痛、排便痛、不妊などで気づくことがある

妊活への影響の違い

妊活への影響も、それぞれ少し異なります。

慢性子宮内膜炎では、子宮内膜の炎症によって、受精卵が着床しやすい環境に影響する可能性があります。そのため、体外受精で良好胚を移植しても妊娠に至らない場合や、流産を繰り返す場合に検査が検討されることがあります。

一方、子宮内膜症では、卵巣や卵管、骨盤内の炎症や癒着が、排卵、卵子の質、卵管の動き、受精、着床などに影響する可能性があります。

つまり、子宮内膜炎は子宮内膜の環境、子宮内膜症は骨盤内の炎症や癒着、卵巣機能に関係しやすいと考えると、違いがわかりやすくなります。

自己判断せず、必要な検査を受けることが大切です

子宮内膜炎も子宮内膜症も、症状だけで正確に判断することはできません。

月経痛が強い、性交痛がある、排便時に痛みがある、不正出血が続く、おりものの変化がある、胚移植を繰り返しても着床しない、流産を繰り返しているなどの場合は、婦人科や不妊治療クリニックで相談することが大切です。

特に妊活中は、「痛みがあるかどうか」だけでなく、子宮内膜の状態、骨盤内の炎症、ホルモンバランス、血流、自律神経の状態なども含めて、身体全体を整えていくことが大切になります。

まとめ

  • 子宮内膜炎と子宮内膜症は、名前は似ていますが別の病気です。
  • 子宮内膜炎は、子宮内膜に炎症が起こる状態です。
  • 慢性子宮内膜炎は、着床不全や反復流産、不妊との関連が考えられています。
  • 子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外などにでき、月経痛や不妊と関係することがあります。
  • 妊活中に不安な症状がある場合は、自己判断せず婦人科や不妊治療クリニックで相談しましょう。

参考文献

※当サイトに掲載している内容は、一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状や検査結果について不安がある場合は、必ず医師にご相談ください。

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