
45歳からの妊活 ― 大阪で“あきらめない”不妊鍼灸
「高齢ですが、不妊鍼灸を受けられますか?」
このご相談を、当院ではよくいただきます。
当院では45歳以上で妊娠されている方が多数いらっしゃいますが、実際、40代後半で不妊治療や鍼灸を検討している方の多くが、「もう遅いのでは…」「どこに行っても断られた」と不安を抱えておられます。
また、40代での不妊治療・鍼灸治療に不安を抱えておられる方は少なくありません。『大阪 不妊 鍼灸』で検索してこのブログに辿りついたあなたも、少しでも“可能性”を感じて頂けたらと思います。
確かに年齢を重ねるほど妊娠率・出産率は低下します。ですが、それは“統計上”“平均的”な数字であって、個々人すべてがあきらめなければいけないという意味ではありません。今回は、当院で「鍼灸+クリニック紹介」によって無事に妊娠された45歳の方の実例をもとに、「高齢だから断られた」「高齢だから確率が低い」と言われても、出来ることはあるというお話をします。(※個人が特定されないよう配慮しています)
特に45歳前後になると、
- 体外受精や顕微授精でも妊娠率が下がる
- 鍼灸院でも「高齢だから」と施術を断られる
といった現実に直面することがあります。
けれども──「年齢が高い=何もできない」ではありません。今日は、45歳以上で妊活を続けている方に向けて、「現実の数字(統計)」と「それでも前に進める方法」をお伝えします。
目次
年齢と妊娠・出産の確率を正しく知る
まずは、“高齢”という言葉が示す“数字の現実”を、信頼できるデータから確認しておきましょう。
生殖補助医療(ART)の年齢別成績
日本産科婦人科学会が毎年公表している「体外受精・胚移植等の臨床実施成績」によると、年齢が上がるごとに「移植1回あたりの臨床妊娠率」「出産(生産)率」が下がる傾向があります。
例えば、ある概略では「45歳では胚移植あたりの妊娠率が約1割程度」という記述もあります。さらに、別のデータでは「39歳では生産率11.5%、40歳では9.3%、44歳で1.8%」という報告もあります。
つまり、45歳以上で自身の卵子を用いたARTを行った場合、統計的に見れば“かなり低い確率”になるのは事実です。
なぜこのように低くなるのか?
年齢が上がると、卵巣予備能(卵子が残っている数)や卵子の質が低下し、染色体異常リスク・流産率も上がります。例えば、卵子の質の低下・染色体異常の増加に関しては日本生殖医学会でも指摘があります。
鍼灸院や不妊クリニックが年齢の高い方に慎重になるのは、このように“統計的にリスク・確率低下”があるからです。
なぜ「断られた」と感じるのか?
「年齢45歳ということでクリニック・鍼灸院で“年齢的に妊娠確率が低いので…”と言われた」というご相談を受けることがあります。その背景には、以下のような事情があります。
- クリニック側:年齢上昇による妊娠・出産に至る確率低下、流産リスク上昇を考え、「治療を受けても費用・リスクに見合わない」と判断される場合があります。
- 鍼灸院側:妊活をサポートする立場として「期待できる確率が低い」「妊娠に至る可能性が非常に低いかもしれない」という認識で、断る・ご紹介を優先するケースがあります。
このため、「断られた=もう無理」と受け止めてしまう方もいらっしゃいますが、これは “年齢だけで希望を断つ” のではなく、統計・リスクを重視した 治療・施術側の判断基準であることが多いのです。
ブログをご覧のあなたへ伝えたいのは、「年齢45歳=絶対に妊娠できない」ではないということ。統計を知ったうえで、『出来ることを丁寧に行う』という選択肢があります。
当院での対応 例– 鍼灸+クリニック紹介の流れ
当院では、45歳というご年齢で「不妊クリニックに断られた」「鍼灸院でも断られた」という方からのお問い合わせを頂いたことがあります。その方への私たちの対応を大まかにご紹介します(個人が特定できないように配慮しています)。
初回ご相談
「45歳/他院で断られましたが、鍼灸を受けることは可能でしょうか?」というお問い合わせ。
当院の方針としては「年齢が高いからと言って鍼灸を断るわけではありません。ただし統計的に確率が低めであることをお伝えしたうえで、“出来ること”を出来る範囲で一緒に進めましょう」とお答えしました。
クリニック紹介
当院では、不妊専門クリニック(体外受精・顕微授精を実施している)をご紹介。まずはクリニックでの検査(卵巣予備能・ホルモン値・精液検査・子宮・卵管評価)からスタートしていただきました。
鍼灸施術開始
クリニック通院と並行して、鍼灸によるサポートを開始。冷え・血流改善・ホルモンバランス・身体の緊張・睡眠・栄養・ストレスケアなど、妊活をサポートする体づくりを行いました。
経過と結果
数ヶ月後(クリニック・鍼灸を併用)に、体外受精/顕微授精を実施。移植後、無事に陽性反応・心拍確認・そして出産へと至りました。年齢45歳という条件下での妊娠・出産ということで、本人様も「諦めないで良かった」とおっしゃっておられました。
“統計は確率”であって“個人の宣告”ではない
上述のように、「45歳以上=妊娠率・出産率が低い」というのは明らかなデータ上の現実です。しかし、この事実を知ったうえで「だから無理だ」とあきらめるのか、「可能性を少しでも高めるために動るのか」は別です。当院が伝えたいメッセージは次のとおりです。
統計的に確率が下がるというのは“平均値/集団値”であり、あなたの個別の可能性を否定するものではありません。年齢が高いからこそ、「出来ることを出来る範囲で」丁寧に取り組むことが大切です。クリニック治療も鍼灸ケアも、あくまでサポート・補助です。
鍼灸が「妊娠を保証する」わけではありませんが、身体の環境を整えることで妊娠へ至る確率を少しでも上げる支援になる可能性があります。
重要なのは「受け身」ではなく「自分で選び、動く」こと。特に高齢妊活の場合、スピード感・情報収集・提携先のクリニックとの連携がカギになります。
鍼灸を受ける際のポイント・当院の強み
高齢での妊活・鍼灸施術を考える際、次のポイントを押さえておくことをおすすめします。
- クリニックとの並行:鍼灸単独で妊娠を保証するものではありません。不妊専門クリニックと連携をとることが理想です。
- 体づくりを重視:年齢が高いほど、卵巣・子宮・血流・ホルモン・睡眠・栄養・ストレスなど“身体の環境”が影響を受けやすいです。鍼灸でこれらを整えることが「補助要因」として有効です。
- 個別プラン:年齢・卵巣予備能・生活習慣など人それぞれです。当院では45歳以上の方へのケア経験もあり、年齢特有のケア(低刺激・体力温存・冷え対策など)も行っています。
- 早めの相談・行動:統計を見れば「年齢が上がるほど時間が味方しない」ことが明らかです。気になったら早めに相談・検査・施術を始める方が選択肢が広がります。
- 生活習慣の見直しも併用:適度な運動・良質な睡眠・栄養バランス・体重管理・ストレス軽減など、鍼灸と併用して行うことで“身体の妊活モード”を高めます。
おわりに
「45歳・高齢」という言葉を聞くと、どうしても“不利”なイメージが先行します。しかし、年齢だけで“無理だ”と線を引いてしまうのはあまりにも早すぎる選択かもしれません。あなたの身体・あなたの人生・あなたの希望には、まだ選択肢があります。
大阪で「不妊・鍼灸」を検索されてこの文章を読まれているのであれば、ぜひ一歩を踏み出してください。当院は「年齢45歳以上」「高齢妊活」「鍼灸併用+クリニック紹介」の実績があります。“統計を知ったうえで、自分らしく動く”お手伝いをさせて頂けたら幸いです。
まずはお気軽にご相談ください。あなたの希望に寄り添い、出来る限りのサポートをいたします。
妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?
宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀







