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妊活のタイミングはいつがいい?排卵前・排卵後・頻度の基本を解説

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「妊活のタイミングは、排卵日当日が一番いいの?」

「排卵日の何日前からタイミングを取ればいい?」

「毎日取った方がいいの?1日おきでも大丈夫?」

妊活を始めると、このような「タイミング」に関する疑問を持つ方は少なくありません。

排卵日を予測していても、実際の排卵は予定より前後することがあります。そのため、妊娠を希望する場合は「排卵日当日を1日だけ狙う」よりも、排卵日前から数日間をひとつの期間として考えることが大切です。

一般的に、妊娠しやすい期間は「排卵日の約5日前から排卵日まで」の約6日間と考えられています。また、この期間には1〜2日おきにタイミングを取ることが、妊娠の可能性を高める方法のひとつとされています。

この記事では、妊活中のタイミングについて、排卵前・排卵後・タイミングを取る頻度まで、わかりやすく整理して解説します。

この記事の要点まとめ
  • 妊娠しやすいのは排卵日当日だけではありません
  • 排卵日の約5日前から排卵日までが「妊娠可能期間」の目安です
  • 特に排卵前のタイミングを意識することが大切です
  • 排卵期は毎日でなくても、1〜2日おきがひとつの目安になります
  • 排卵日を完璧に当てようとしすぎないことも大切です
  • 月経不順などがある場合は、タイミングだけでなく婦人科での確認も検討しましょう

妊活のタイミングはいつがいい?

妊活でまず知っておきたいのが、「妊娠できる可能性があるのは排卵日だけではない」ということです。

ASRM(米国生殖医学会)では、妊娠可能期間(fertile window)を排卵日までの6日間としています。これは、精子が女性の生殖器内で数日間生存できる一方、卵子が受精できる時間は排卵後の比較的短い時間に限られるためです。

そのため、

  • 排卵日5日前
  • 排卵日4日前
  • 排卵日3日前
  • 排卵日2日前
  • 排卵日前日
  • 排卵日当日

というように、排卵日を含めた数日間を「妊娠しやすい期間」と考えます。

「排卵日を正確に当てて、その日に1回だけタイミングを取る」というよりも、排卵日前から何度かタイミングを取っておく方が現実的です。

特に大切なのは排卵日前のタイミング

妊活では、排卵日当日だけではなく、むしろ排卵日前のタイミングが重要です。

排卵と性交のタイミングを調べた代表的な研究では、妊娠が成立した性交は排卵日までの6日間に集中していました。

これは、排卵してから精子がやってくるのを待つよりも、排卵する前から精子が女性の生殖器内に存在している状態をつくる方が、卵子と精子が出会う機会をつくりやすいためです。

排卵日の2〜3日前

妊娠を希望する場合、排卵日の2〜3日前は意識しておきたい時期です。

ただし、「必ず排卵日の2日前でなければいけない」という意味ではありません。

排卵日は毎周期まったく同じとは限らないため、ひとつの日だけに絞るのではなく、排卵が近づいてきた段階から数回タイミングを取っておくことがポイントです。

排卵日前日

排卵日前日も、妊娠を希望するうえで大切なタイミングのひとつです。

排卵検査薬を利用している場合は、LHサージを検出することで排卵が近づいていることを予測できます。尿中LHを利用する排卵検査薬は、一般的に排卵の1〜2日前に起こるLH上昇を捉えるためのものです。

排卵日当日

排卵日当日にも妊娠する可能性はあります。

ただし、問題になるのは「排卵日だと思っている日」と「実際に排卵した時間」が必ずしも一致しないことです。

そのため、排卵日当日だけに集中するより、その数日前からタイミングを取っておく方が安心です。

当院でお伝えしていること

妊活中の患者さまから「昨日タイミングを取れなかったので、今周期はもう無理ですよね」と相談されることがあります。

しかし、妊娠しやすい時期は1日だけではありません。当院では、排卵日を一点で当てようとするよりも、排卵日前後をある程度幅のある期間として考え、無理のない範囲でタイミングを取るようお伝えしています。

排卵後にタイミングを取っても意味はない?

「排卵してしまったら、もうタイミングを取っても意味がないのでしょうか?」という質問もよくあります。

受精を目的として考える場合、基本的には排卵後よりも排卵前のタイミングを優先することが大切です。

卵子が受精できる時間には限りがあるため、排卵から時間が経つほど、その周期で新たにタイミングを取ることによる妊娠の可能性は低くなっていきます。

一方で、「排卵したと思っていた日」が正確とは限りません。実際にはまだ排卵前だったということもあるため、排卵直後と思われる時期のタイミングが必ず無意味というわけではありません。

また、自然妊娠を目指している場合、排卵後だからといって通常の夫婦生活を一律に避ける必要があるという明確な根拠もありません。過去には着床期の性交についてさまざまな議論がありましたが、後の研究では、着床期の性交によって妊娠しやすさが低下するという明確な結果は確認されていません。

ただし、不妊治療中、採卵後、胚移植後などは状況が異なります。クリニックから性交を控えるよう指示されている場合は、必ず主治医の指示を優先してください。

タイミングは毎日?1日おき?

妊活中に非常に多いのが、

「排卵期は毎日タイミングを取らなければいけないのでしょうか?」

という疑問です。

ASRMでは、妊娠可能期間に1〜2日おきに性交することで妊娠の可能性が高まりやすいとしています。一方、週2〜3回程度でも、それに近い結果が得られるとされています。

つまり、

  • 毎日タイミングを取れるなら毎日でもよい
  • 1日おきでもよい
  • 毎日できないからといって必要以上に心配しなくてよい

という考え方になります。

「精子をためた方がいい」は本当?

「精子をためるために、排卵日まで禁欲した方がいい」と考える方もいます。

しかし、妊娠を希望する場合に、長期間性交や射精を控えて排卵日だけを狙う必要はありません。

ASRMも、妊娠を希望するカップルに性交回数を制限することは勧めていません。毎日または1〜2日おきという頻度であっても、妊娠しやすさが低下するとは考えられていません。

タイミングの具体例

例えば、排卵予定日が「14日頃」と考えられる場合、

  • 11日
  • 13日
  • 14日または15日

というように、排卵日前から1〜2日おきにタイミングを取る方法があります。

もちろん、これはあくまで一例です。

「この通りにしなければいけない」というものではありませんし、毎日タイミングを取れるご夫婦であれば、排卵が近づいた時期に続けてタイミングを取ってもかまいません。

大切なのは、排卵日1日だけを狙うのではなく、妊娠しやすい期間をある程度カバーすることです。

排卵日はどうやって予測する?

タイミングを考えるためには、排卵が近づいている時期を知ることも役立ちます。

① 月経周期から予測する

月経周期が比較的安定している場合は、これまでの周期から次回の排卵時期をある程度予測できます。

ただし、排卵日は毎月必ず同じになるわけではありません。体調や生活環境の変化などによって前後することもあるため、カレンダーだけで1日に絞り込まないことが大切です。

② 排卵検査薬を使う

排卵検査薬は、尿中のLH(黄体形成ホルモン)の上昇を利用して、排卵が近づいていることを予測する方法です。

LHサージは通常、排卵より先に起こるため、「これから排卵が近づいている」というサインとしてタイミングを考える際に役立ちます。

2023年に更新されたシステマティックレビューでも、40歳未満で妊娠を希望してから12か月未満の女性では、尿中排卵検査を用いたタイミング法が、検査を使用しない場合と比較して妊娠・出生につながる可能性を高めることが示されています。

③ 基礎体温を見る

基礎体温は、排卵後に黄体ホルモンの影響で上昇するため、自分の月経周期を把握する参考になります。

ただし、体温が上がってからではすでに排卵後になっていることが多いため、基礎体温だけを使って「今周期の排卵日を事前に正確に予測する」ことには限界があります。

④ クリニックで卵胞を確認する

不妊治療やタイミング法を行っている場合は、経腟超音波検査で卵胞の大きさを確認したり、必要に応じてホルモン値などを組み合わせたりしながら排卵時期を予測します。

自宅での予測が難しい場合や月経周期が不規則な場合には、医療機関で確認する方法もあります。

タイミングを意識しすぎてつらくなってしまうことも

妊活が長くなるほど、

「今日は絶対にタイミングを取らなければ」

「今月も排卵日を逃してしまった」

「毎日できなかったから妊娠できないかもしれない」

と、タイミングそのものがプレッシャーになってしまうことがあります。

しかし、妊娠しやすい期間には数日の幅があります。

「この日しかない」と考えすぎず、1〜2日おきなど、ご夫婦が続けられる範囲でタイミングを取ることも大切です。

当院でお伝えしていること

妊活中は排卵日やタイミングだけで頭がいっぱいになり、「排卵期になるのがつらい」とお話しされる方もいらっしゃいます。

当院では、タイミングだけを見るのではなく、月経周期、睡眠、冷え、肩こりや腰痛、疲労感、ストレスなど、身体全体の状態も一緒に確認しています。鍼灸や良導絡測定なども活用しながら、ご自身の身体の状態を知り、妊活を続けやすいコンディションづくりをサポートしています。

鍼灸だけで妊娠を保証できるものではありませんので、必要に応じて婦人科や生殖医療専門のクリニックでの検査・治療と併用していくことも大切だと考えています。

タイミングを取っているのに妊娠しないときは?

排卵時期に合わせてタイミングを取っていても、妊娠に至らないことはあります。

妊娠の成立には、排卵だけでなく、

  • 卵巣・卵子の状態
  • 卵管の状態
  • 子宮の状態
  • ホルモンの状態
  • 精子の状態
  • 年齢

など、さまざまな要因が関係します。

日本生殖医学会では、妊娠を希望して1年間妊娠に至らない場合を不妊症としています。ただし、年齢が高い場合や、月経不順・無月経など妊娠しにくい要因が考えられる場合には、1年を待たずに検査や治療を始めた方がよい場合もあります。

「タイミングが悪いだけだろう」と何年も自己流で続けるのではなく、気になることがあれば早めに婦人科や不妊専門医療機関へ相談してみましょう。

当院でよく受けるご相談

Q. 妊活のタイミングは排卵日の何日前がいいですか?

妊娠しやすい期間は排卵日の約5日前から排卵日までと考えられています。なかでも排卵日の1〜2日前は意識したい時期ですが、「この日だけ」と1日に絞る必要はありません。排卵日は予定より前後することもあるため、排卵が近づいてきたら数日間の幅をもってタイミングを取るとよいでしょう。

Q. 排卵日当日にタイミングを取れば十分ですか?

排卵日当日にも妊娠する可能性はありますが、排卵前からタイミングを取っておくことも大切です。卵子が受精できる時間には限りがあるため、排卵前から精子が女性の生殖器内にいる状態をつくっておくことで、卵子と精子が出会う機会を増やしやすくなります。

Q. 妊活中は毎日タイミングを取った方がいいですか?

必ずしも毎日である必要はありません。妊娠しやすい期間には、毎日または1〜2日おきにタイミングを取ることがひとつの目安です。毎日取ることが負担になる場合は、無理をせず1日おきなど、ご夫婦が続けやすい頻度を考えてみましょう。

Q. 精子はためてから排卵日にタイミングを取った方がいいですか?

排卵日まで長期間禁欲して、1回だけタイミングを取る必要はありません。妊娠を希望する場合は、排卵日前から定期的にタイミングを取る方法が一般的です。精液検査で異常を指摘されている場合などは、主治医の指示を優先してください。

Q. 排卵後にタイミングを取っても意味はありませんか?

受精の可能性を考えると、基本的には排卵後よりも排卵前のタイミングを優先します。ただし、実際の排卵時刻を自宅で正確に判断することは難しいため、「もう排卵したと思っていたけれど、実際にはまだだった」ということもあります。排卵直後と思われる時期のタイミングが必ず無意味というわけではありません。

Q. 排卵検査薬が陽性になったら、いつタイミングを取ればいいですか?

排卵検査薬が陽性になった場合は、排卵が近づいているサインのひとつです。陽性になった日から翌日頃までを意識してタイミングを取る方法があります。ただし、検査薬の反応と実際の排卵時刻には個人差がありますので、陽性になる前から数日間を意識しておくとよいでしょう。

Q. タイミングを取っているのになかなか妊娠しない場合はどうしたらいいですか?

妊娠にはタイミングだけでなく、排卵、卵管、子宮、卵子や精子の状態、年齢などさまざまな要因が関係します。自己流でタイミングを続けても妊娠に至らない場合や、月経不順・無月経などがある場合は、婦人科や生殖医療専門のクリニックへの相談も検討しましょう。

まとめ|排卵日を1日だけ狙わず、排卵日前からタイミングを

妊活のタイミングで大切なのは、排卵日を1日だけ当てることではありません。

妊娠しやすい期間は排卵日の約5日前から排卵日までとされているため、排卵日前からタイミングを取っておくことがポイントです。

特に意識したいのは排卵前ですが、排卵日にはずれが生じることもあります。そのため、「この日に絶対取らなければ」と1日に絞りすぎず、妊娠しやすい期間を数日間の幅で考えてみましょう。

頻度についても、必ず毎日である必要はありません。排卵期に1〜2日おきなど、ご夫婦が無理なく続けられる頻度を考えることが大切です。

また、排卵日を意識してタイミングを取っていても妊娠につながらない場合には、「タイミングだけ」の問題とは限りません。月経周期や年齢、これまでの妊活期間などを踏まえ、必要に応じて婦人科や生殖医療専門のクリニックにも相談してみてください。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

タイミングだけでなく、妊活中の身体全体を整えたい方へ

妊活をしていると、「排卵日はいつ?」「今日タイミングを取らないと」と、毎月の排卵日に気持ちが集中してしまうことがあります。

一方で、妊活中の身体の状態は、月経周期だけでなく、冷え、睡眠、疲労、肩こり・腰痛、ストレスなどさまざまな要素とも関わっています。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の方のお話を伺いながら、鍼灸や良導絡測定などを通して身体全体の状態を確認し、一人ひとりに合わせたコンディションづくりをサポートしています。

「タイミングを取っているけれど、このままでいいのかな」「不妊治療と一緒に身体のケアも始めたい」と感じている方は、お気軽にご相談ください🍀

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