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女性ホルモンと皮脂の変化|生理前に肌・頭皮・髪がべたつく理由

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生理前になると、肌がべたつく、頭皮のにおいが気になる、髪がすぐにぺたんとする、ニキビができやすいと感じることはありませんか。

「いつもより皮脂が多い気がする」「生理前だけ頭皮や髪がべたつく」「妊活中なのに肌荒れがあると、ホルモンが乱れているのではと不安になる」このような悩みを持つ方は少なくありません。

皮脂は、肌や頭皮を守るために必要なものです。ただし、月経周期、ストレス、睡眠不足、洗いすぎ、食事、スキンケアの影響などによって、皮脂が多く感じられることがあります。

この記事では、女性ホルモンと皮脂の関係、生理前に肌・頭皮・髪がべたつきやすい理由、妊活中に不安になりすぎない考え方、日常でできるケアについてわかりやすく解説します。

この記事の要点まとめ
  • 生理前に肌や頭皮がべたつく背景には、月経周期に伴うホルモン変化、皮脂分泌、睡眠不足、ストレス、スキンケア習慣などが関係することがあります。
  • 皮脂は肌や髪にとって必要なものであり、「皮脂が多い=不潔」ではありません。
  • 皮脂分泌には女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンと呼ばれるアンドロゲンも関係します。
  • 生理前のニキビや頭皮のべたつきがあるからといって、すぐに妊娠力が低い、ホルモンが大きく乱れていると決めつける必要はありません。
  • 強い炎症、かゆみ、フケ、脱毛、湿疹、月経不順が続く場合は、皮膚科や婦人科で相談しましょう。

皮脂とは何か

皮脂とは、皮脂腺から分泌される油分のことです。

肌や頭皮の表面に広がることで、水分の蒸発を防いだり、外からの刺激から肌を守ったりする役割があります。

つまり、皮脂は悪いものではありません。

皮脂が少なすぎると、乾燥、つっぱり感、かゆみ、バリア機能の低下につながることがあります。一方で、皮脂が多く感じられると、べたつき、毛穴詰まり、ニキビ、頭皮のにおい、髪のぺたつきなどが気になりやすくなります。

大切なのは、皮脂を完全に取り除くことではなく、肌や頭皮に合ったバランスで整えることです。

女性ホルモンと皮脂は関係ある?

皮脂分泌には、ホルモンが関係しています。

特に皮脂腺に影響しやすいのは、アンドロゲンと呼ばれるホルモンです。アンドロゲンは男性だけでなく女性の体にも存在し、皮脂腺の働きに関わります。

一方、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンも、月経周期の中で変化し、肌の状態や水分量、むくみ、体温、気分などに影響することがあります。

ただし、「女性ホルモンが乱れているから皮脂が増える」と単純に考えるのは正確ではありません。

肌や頭皮のべたつきには、ホルモンだけでなく、睡眠、ストレス、食事、スキンケア、季節、汗、洗髪習慣なども関係します。

生理前に肌や頭皮がべたつくのはなぜ?

生理前は、肌や頭皮の変化を感じやすい時期です。

排卵後から月経前にかけては、プロゲステロンを中心としたホルモン環境に変化があり、体温が高めになったり、むくみや眠気、イライラ、肌荒れを感じたりする方がいます。

この時期に、皮脂が多く感じられたり、ニキビができやすくなったりする方もいます。

ただし、すべての女性に同じ変化が起こるわけではありません。生理前に肌が乾燥しやすい方もいれば、べたつきやすい方もいます。

「生理前だから必ず皮脂が増える」と決めつけるのではなく、自分の月経周期と肌・頭皮の変化を見ていくことが大切です。

エストロゲン・プロゲステロンと肌の変化

女性の体では、月経周期に合わせてエストロゲンとプロゲステロンが変化しています。

エストロゲン

エストロゲンは、肌のうるおいやハリ、コラーゲン、血流などに関係すると考えられています。

エストロゲンが比較的安定している時期は、肌の調子がよいと感じる方もいます。

ただし、肌の状態はエストロゲンだけで決まるものではありません。睡眠不足やストレスが重なると、ホルモンの時期に関係なく肌荒れを感じることがあります。

プロゲステロン

プロゲステロンは、排卵後に増えるホルモンで、妊娠の準備や高温期の体温変化に関わります。

生理前のだるさ、眠気、むくみ、気分の変化などを感じやすい時期とも重なります。

この時期に皮脂やニキビが気になる方もいますが、プロゲステロンだけが原因というより、ホルモン全体の変化、アンドロゲンの影響、ストレス、睡眠、スキンケアなどが重なっていると考える方が自然です。

「皮脂が多い=不潔」ではありません

肌や頭皮がべたつくと、「清潔にできていないのでは」と不安になる方がいます。

ですが、皮脂が多く感じられることと、不潔であることは別です。

皮脂は体が自然に分泌しているもので、肌や頭皮を守る役割があります。

むしろ、気にしすぎて何度も洗ったり、強い洗浄力のある製品を使いすぎたりすると、肌や頭皮が乾燥し、かえってバランスを崩すことがあります。

生理前や妊活中に肌や頭皮が気になる時ほど、「落としすぎない」「刺激を増やしすぎない」ことも大切です。

頭皮のにおいや髪のべたつきが気になる理由

頭皮には皮脂腺が多く、顔と同じように皮脂が分泌されています。

頭皮の皮脂、汗、整髪料、洗い残し、皮膚常在菌、衣類や枕の状態などが重なると、においやべたつきが気になりやすくなります。

生理前に体温が高めになったり、汗をかきやすくなったり、睡眠不足が重なったりすると、頭皮や髪の変化を感じやすいことがあります。

また、髪が細い方や、前髪がある方、帽子をかぶることが多い方は、皮脂や汗がこもりやすく、髪がぺたんと見えやすいこともあります。

生理前のニキビが気になる時

生理前にあご、フェイスライン、口まわりにニキビができやすい方がいます。

成人女性のニキビは、月経周期やホルモン変動と関係して悪化することがあります。

ただし、ニキビは皮脂だけで決まるものではありません。

ニキビには、皮脂、毛穴のつまり、皮膚の炎症、皮膚常在菌、睡眠、ストレス、スキンケア、食事など、さまざまな要素が関係します。

「ニキビがある=妊活に悪い」「肌荒れしている=ホルモンが大きく乱れている」と決めつける必要はありません。

ただし、痛みのあるニキビ、繰り返すニキビ、跡が残りやすいニキビは、早めに皮膚科で相談すると安心です。

洗いすぎがべたつきにつながることもある

皮脂が気になると、何度も洗顔したり、強いシャンプーでしっかり洗いたくなることがあります。

しかし、洗いすぎると肌や頭皮に必要な皮脂まで取りすぎてしまい、乾燥や刺激につながることがあります。

乾燥した肌や頭皮は、バリア機能が低下しやすく、かゆみ、赤み、フケ、敏感さが出ることもあります。

皮脂やべたつきが気になる時でも、強くこすらず、やさしく洗うことを意識しましょう。

保湿不足も肌トラブルの原因になります

皮脂が多いと感じると、保湿を控えた方がよいと思う方もいます。

しかし、肌の水分が不足していると、乾燥を補おうとして皮脂が目立ちやすく感じられることがあります。

特に生理前は、肌が敏感になりやすい方もいるため、刺激の少ない保湿ケアを続けることが大切です。

べたつくから何も塗らないのではなく、肌に合う軽めの保湿剤や、ノンコメドジェニックと表示された製品などを選ぶのもひとつです。

睡眠不足と皮脂・肌荒れの関係

睡眠不足は、肌や頭皮の状態に影響します。

寝不足が続くと、自律神経やストレス反応が乱れやすくなり、肌荒れ、ニキビ、くすみ、頭皮のべたつきなどを感じやすくなることがあります。

妊活中は、情報を調べすぎたり、治療結果が気になったりして、夜に眠りにくくなる方もいます。

肌や頭皮の変化が気になる時ほど、スキンケアを増やす前に、睡眠時間や寝る前の過ごし方を見直してみましょう。

食事で見直したいポイント

皮脂やニキビが気になる時、食事を見直すことも大切です。

ただし、「油を食べたから皮脂が増える」「甘いものを食べたから必ずニキビができる」と単純に決めつける必要はありません。

気になる時は、次のような点を確認してみましょう。

  • 甘い飲み物や間食が増えていないか
  • 主食を極端に抜いていないか
  • 脂っこい食事が続いていないか
  • たんぱく質が不足していないか
  • 野菜や海藻、きのこ類が不足していないか
  • 水分が不足していないか
  • 便秘が続いていないか

妊活中は、食事を完璧にしようとして疲れてしまう方もいます。

大切なのは、極端に制限することではなく、血糖の急な変動を避け、たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとることです。

生理前の皮脂・頭皮・髪のべたつき対策

生理前に肌や頭皮のべたつきが気になる時は、次のような対策を試してみましょう。

1.洗顔はやさしく行う

皮脂が気になる時でも、ゴシゴシ洗う必要はありません。

洗顔料をよく泡立てて、摩擦を少なくし、ぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。

洗顔後は、肌がつっぱる前に保湿を行います。

2.頭皮はしっかりすすぐ

頭皮のべたつきやにおいが気になる時は、シャンプーそのものよりも、すすぎ不足が関係していることがあります。

シャンプーやトリートメントが頭皮に残ると、べたつきやかゆみの原因になることがあります。

髪だけでなく、頭皮までしっかりすすぎましょう。

3.整髪料をつけすぎない

オイル、ワックス、ヘアミルクなどは、つけすぎると髪が重くなり、べたついて見えることがあります。

生理前に髪がぺたんとしやすい方は、整髪料の量を少なめにする、毛先中心につけるなど工夫してみましょう。

4.枕カバーや帽子を清潔にする

頭皮や顔まわりの肌は、枕カバーや帽子、タオルの影響も受けます。

汗や皮脂がついたままの枕カバーや帽子を使い続けると、においや肌荒れが気になりやすくなることがあります。

こまめに洗濯し、肌に触れるものを清潔に保ちましょう。

5.生理前だけケアを少し変える

生理前にだけべたつきやすい方は、その時期だけスキンケアやヘアケアを少し調整する方法もあります。

たとえば、重めのクリームを軽めにする、前髪に整髪料をつけすぎない、洗髪後はしっかり乾かすなど、負担の少ない工夫から始めてみましょう。

妊活中に肌トラブルで不安になりすぎないために

妊活中は、体の小さな変化が気になりやすい時期です。

肌が荒れたり、頭皮がべたついたりすると、「ホルモンが乱れているのかな」「卵子の質にも関係するのかな」「妊娠しにくい体になっているのかな」と不安になる方もいます。

しかし、肌や頭皮の変化だけで、妊娠力やホルモン状態を判断することはできません。

生理前の肌荒れや皮脂の変化は、多くの方に起こりうる体調変化のひとつです。

不安になった時は、肌だけを見るのではなく、睡眠、食事、便通、冷え、ストレス、月経周期など、体全体の状態を見ていきましょう。

受診や相談を考えた方がよい目安

皮脂やべたつきは、生活習慣やスキンケアの見直しで軽くなることもあります。

ただし、次のような場合は皮膚科や婦人科で相談すると安心です。

  • 赤みや腫れの強いニキビが続く
  • 痛みのあるニキビが繰り返す
  • ニキビ跡が残りやすい
  • 強いかゆみがある
  • フケが多い
  • 頭皮に赤みや湿疹がある
  • 脱毛が気になる
  • 月経不順や無月経がある
  • 顔の毛が濃くなった、急な体重増加がある
  • 市販のケアで改善しない

特に、月経不順、にきび、脱毛、顔や体の毛が濃くなるなどが重なる場合は、PCOSなどホルモンに関わる疾患が隠れていることもあるため、婦人科で相談してもよいでしょう。

東洋医学の視点でみる皮脂と肌・頭皮の変化

東洋医学では、肌や頭皮の状態は、体の内側のバランスを映すものと考えます。

皮脂やべたつきが気になる時は、体の表面だけでなく、胃腸の働き、血流、冷え、睡眠、ストレス、月経リズムなどを含めて見ていきます。

たとえば、ストレスが強く、首肩が緊張している方は、呼吸が浅くなり、自律神経が乱れやすくなることがあります。

また、胃腸の負担や睡眠不足が続くと、肌荒れや頭皮の不快感につながることもあります。

鍼灸では、皮脂を直接止めるというよりも、冷え、巡り、胃腸、睡眠、ストレス、自律神経のバランスを整えながら、肌や頭皮が過敏に反応しにくい状態を目指します。

まとめ|生理前のべたつきは、皮脂だけでなく体調全体から見ていきましょう

生理前に肌、頭皮、髪がべたつくと、不快感やにおい、ニキビが気になりやすくなります。

その背景には、月経周期によるホルモン変化、皮脂分泌、睡眠不足、ストレス、食事、洗いすぎ、保湿不足など、さまざまな要素が関係します。

皮脂は肌や頭皮を守るために必要なものです。

「皮脂が多い=不潔」「肌荒れしている=妊娠しにくい」と考えすぎる必要はありません。

妊活中は、肌や頭皮の変化にも不安になりやすい時期ですが、体のサインとして受け止めながら、睡眠、食事、スキンケア、ストレスケアを少しずつ整えていきましょう。

強い炎症、かゆみ、フケ、脱毛、湿疹、月経不順などが続く場合は、我慢せず専門家に相談してください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 生理前に皮脂が増えるのはホルモンのせいですか?

月経周期に伴うホルモン変化が関係することはあります。

ただし、皮脂の変化はホルモンだけでなく、睡眠不足、ストレス、食事、スキンケア、季節、汗などにも影響されます。

Q2. 皮脂が多いのは不潔だからですか?

いいえ、皮脂が多いことと不潔であることは別です。

皮脂は肌や頭皮を守るために必要なものです。洗いすぎるとかえって乾燥や刺激につながることもあります。

Q3. 生理前に髪がべたつくのはなぜですか?

生理前はホルモン変化、体温の変化、汗、睡眠不足、ストレスなどが重なり、頭皮や髪のべたつきを感じやすくなることがあります。

また、シャンプーや整髪料のすすぎ残し、帽子や枕カバーの影響も関係することがあります。

Q4. 生理前のニキビは妊活に悪いサインですか?

生理前にニキビができることだけで、妊娠力やホルモン状態を判断することはできません。

ただし、ニキビが強い、月経不順がある、脱毛や多毛がある場合は、婦人科や皮膚科で相談すると安心です。

Q5. 頭皮のにおいが気になる時はどうしたらいいですか?

頭皮を強く洗いすぎるのではなく、シャンプーをしっかりすすぐ、髪を濡れたままにしない、枕カバーを清潔にする、整髪料をつけすぎないことが大切です。

かゆみ、フケ、赤み、湿疹が続く場合は皮膚科で相談しましょう。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

生理前の肌・頭皮の変化が気になる方へ

生理前に肌がべたついたり、頭皮のにおいや髪のぺたつきが気になったりすると、「ホルモンが乱れているのかな」「妊活に影響するのかな」と不安になることもあるかもしれません。

皮脂や肌の変化は、女性ホルモンだけでなく、睡眠不足・ストレス・冷え・胃腸の状態・自律神経の乱れなど、体全体のコンディションと関係していることがあります。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の方の月経リズム、冷え、睡眠、胃腸の不調、ストレス、自律神経の状態を丁寧に確認しながら、東洋医学と良導絡の視点でお体を整えるサポートを行っています。

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