治療院ブログ

こむら返り・足のつりの原因と対策【妊活中・妊娠中にも多い症状】

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こむら返り(足のつり)は、夜間だけでなく日中の活動中にも起こります。ふくらはぎに多く見られますが、足の指や太ももに起こることもあります。妊活中の方や妊娠中の方は、ホルモンや血流の変化、栄養需要の増加により発症しやすいとされています。

主な原因

ミネラル(電解質)バランスの乱れ

特にカルシウム、マグネシウム、カリウムの不足が関係します。妊娠中や加齢により不足しやすく、妊活中でも食事や生活習慣の変化で不足することがあります。

脱水

睡眠中だけでなく、日中の発汗や水分不足でも起こります。軽度の脱水でも筋肉が過敏に反応しやすくなります。

筋肉疲労・血行不良

長時間の立ち仕事、運動後の疲労、同じ姿勢を続けること、冷えなどで血流が低下することが誘因になります。

神経や筋肉の疾患・加齢

腎不全や肝疾患などの内科的疾患、神経疾患でも発症頻度が上がります。

妊活中・妊娠中に多い理由

  • 血液量や循環が変化し、筋肉への酸素や栄養の供給が不安定になりやすい
  • 妊娠中はミネラルやカリウムの消費量が増え、妊娠週数が進むほどこむら返りの頻度が増加
  • 報告によれば、妊婦の約57%が妊娠中にこむら返りを経験しています
  • 妊活中でも、ホルモン治療や生活習慣の変化による水分・ミネラル不足で起こりやすくなります

こむら返りそのものが妊娠成立や維持に直接悪影響を与える明確な証拠はありませんが、ミネラル不足や脱水は母体や将来の胎児の成長に影響を与える可能性があるため、予防と対策が重要です。

発症時の対処法

  • ストレッチ:つった筋肉をやさしく伸ばす(ふくらはぎの場合は足首を上に反らす)
  • マッサージ:筋肉をやさしくほぐす
  • 温める:血流を改善するために温タオルや足湯を使用
  • 補助療法:芍薬甘草湯や疎経活血湯などの漢方薬、マグネシウムやビタミンB群の補充
  • 難治例:深腓骨神経内側枝ブロックなどの局所治療が報告されています

予防策

  • ミネラル・水分補給
    乳製品、海藻、大豆、小魚、野菜、ナッツなどに含まれるカルシウム・マグネシウム・カリウムを積極的に摂る。こまめな水分補給を心がける。
  • 日常的なストレッチ
    就寝前や日中の休憩時にふくらはぎやアキレス腱を伸ばす。
  • 冷え対策
    靴下やレッグウォーマー、足湯、入浴などで下半身を温める。
  • 軽い運動やマッサージ
    血流改善のためのウォーキングやセルフマッサージ。

ポカリスエットで改善される理由

ポカリスエットは水分と電解質(カリウム・カルシウム・マグネシウムなど)を同時に補給できる飲料です。これらは筋肉の収縮や弛緩に欠かせない成分で、発汗や尿で失われやすいものです。また、含まれる糖質は筋肉のエネルギー源となり疲労回復にも役立ちます。適量摂取により、夜間だけでなく日中のこむら返り予防にも効果が期待できます。ただし、糖分過多には注意が必要です。

📚参考文献

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