
28歳(胞状奇胎の手術)避妊期間を乗り越え3回目の人工授精で妊娠
大阪市都島区からお越しのNさん(28歳)が人工授精で妊娠されました。
胞状奇胎との診断を受け、2度の手術を受けられたNさん
Nさんは2016年にご妊娠されましたが、0.2~0.5%の確率で発症する胞状奇胎(ほうじょうきたい)と診断されました。
これは「絨毛性疾患」のひとつで、残念ながら妊娠の継続はできません。Nさんは2度の手術を受け、その後、1年以上の避妊期間を余儀なくされました。
妊活再開と鍼灸との出会い
1年が経過し、手術の経過も良好で、ついに妊活の許可がおりました。そして、クリニックでのタイミング療法を始めましたが、なかなか妊娠に至りませんでした。
Nさんが初めて宇都宮鍼灸良導絡院にお越しいただいたのは2017年8月のことです。初めての鍼灸でしたが、「気持ち良い」という感想で、すぐに施術に慣れていただきました。
鍼灸が改善した慢性的な悩み
Nさんは以前から月経痛、冷え、肩こりに悩まされていました。鍼灸は慢性的な症状を得意としており、施術を受けた方からは、「ポカポカしてきました」「こりがほぐれました」「気持ち良いです」といった感想をいただくことが多いです。特に月経痛は、子宮への血流が改善されることで痛みが軽減されます。
人工授精3回目で陽性反応
Nさんはタイミング療法から人工授精へとステップアップ。そして、この度、3回目の人工授精で陽性反応を確認されました!現在、妊娠5週目です。胞状奇胎の再発の可能性もあるため、引き続き慎重な経過観察が必要ですが、まずは着床という喜ばしい報告に心からお祝い申し上げます!
Nさんが安心・安全なマタニティ生活を送れるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。
「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」という病名を聞いたことがありますか?
これは、妊娠時に胎盤となる組織(絨毛:じゅうもう)が異常に増殖してしまう、異常妊娠のひとつです。およそ300〜500回の妊娠に1回程度の割合で発生すると言われています。
ぶどうの房のような組織
胞状奇胎は、受精の過程での異常が原因で起こります。受精卵が正常に育たず、本来胎盤になるはずの絨毛組織が水ぶくれ状になり、子宮内にぶどうの房のように充満してしまうのが大きな特徴です。この状態では、残念ながら妊娠を継続することはできません。
主な症状は、正常な妊娠初期の症状(つわりや無月経など)と似ていることもありますが、しばしば不正出血や、通常よりも子宮が早く大きくなる、つわりが非常に重くなるといった特徴的な症状が見られることがあります。
治療と、その後の大切なこと
胞状奇胎と診断された場合、手術で子宮内の異常な組織を取り除くことが第一の治療となります。
治療後に特に重要になるのが、<strong>経過観察と避妊の期間です。
胞状奇胎は、ごくまれに「絨毛がん」などの悪性腫瘍へ移行する可能性があるため、治療後も定期的に血液検査でホルモン値(hCG)を測定し、異常がないかを慎重にチェックする必要があります。
この経過観察期間中に次の妊娠をしてしまうと、検査の結果が正しく判断できなくなるため、医師の指示に基づき約6ヶ月から1年間の避妊期間が必要となります。
胞状奇胎は誰にでも起こり得る異常妊娠ですが、適切な治療と経過観察を行うことで、その後の再発率は非常に低いとされています。もし診断されても過度に心配せず、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。
Nさん妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
胞状奇胎での流産後、1年半妊娠できなかった。冷え、むくみをどうにかしたい
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
人工授精(3回目の人工授精)
▢ 治療を受けていただいた感想をお聞かせください
肩こりやむくみがましになり、体温が上がりました。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
「まだ若いから鍼灸や不妊治療は早い」と周囲から言われましたが、結局は自分が納得するタイミングで通って良かったと思います。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。








