治療院ブログ

31歳(卵巣嚢腫・黄体機能不全・子宮内膜症)12回目のタイミング法で妊娠

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兵庫県神戸市からお越しのTさん(31歳)が鍼灸で身体を整え、タイミング法で妊娠されました。

卵巣嚢腫や黄体機能不全、子宮内膜症にお悩みでしたが、12回目のタイミング法で妊娠

初めてのご来院とこれまでの状況

  • ご来院時期: Tさんが宇都宮鍼灸良導絡院に初めてお越しいただいたのは、2018年11月です。
  • 不妊期間: それまでに1年間の不妊期間がありました。
  • 基礎体温: 基礎体温は二相性でした。
  • クリニックでの指摘: 卵巣嚢腫、黄体機能不全、子宮内膜症、子宮筋腫
  • 過去の経験: ご来院前に子宮外妊娠のご経験がありました。

Tさんの不定愁訴(つらい症状)

Tさんは、疲れやすい、肩こり、冷えなどの不定愁訴にも悩まされていました。鍼灸治療を始める前は生理痛もひどかったそうです。

妊活における鎮痛剤の影響と鍼灸の役割

生理痛がある場合、鎮痛剤の服用回数が増えてしまいがちですが、妊活においては注意が必要です。

  • 鎮痛剤の悪影響: 排卵に影響を及ぼす可能性があると言われています。また、体を冷やしてしまうと言われています。
  • 冷えの注意点: 生理中は骨盤内がうっ血しやすいため、冷えは好ましくありません。鎮痛剤の服用で冷えを招くと悪循環になり、妊活には不利になってしまいます。
  • 鍼灸のメリット: 鍼灸治療は生理痛を軽減する効果が期待でき、鎮痛剤の服用を減らすことにつながります。

嬉しいご報告!妊娠おめでとうございます!

長年の不妊治療を経て、この度、Tさんがご懐妊されました!

不妊治療を始めてから12回目のタイミングでの妊娠で、当院での鍼灸治療を始めてからは5回目のタイミングで妊娠されました。

Tさん、本当におめでとうございます!引き続き、Tさんが安心安全なマタニティ生活を過ごせるよう、鍼灸治療にお越しいただいております。心を込めてサポートさせていただきます(^^)/

コラム:生理痛の鎮痛剤について

生理痛がひどいとき、鎮痛剤はつらい痛みを和らげてくれる頼もしい存在です。しかし、妊活中に鎮痛剤を常用していると、「赤ちゃんを迎える準備」に知らず知らずのうちに影響を与えてしまう可能性があります。

不妊期間1年を経て妊娠されたTさんも、鍼灸を始める前は生理痛で鎮痛剤に頼りがちでした。なぜ、鎮痛剤の服用が妊活において好ましくないのか、その具体的な理由と対策を解説します。

排卵を抑制する可能性:プロスタグランジンの働き

多くの市販の鎮痛剤(特にNSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬)は、炎症や痛みを引き起こす物質であるプロスタグランジンの生成を抑えることで効果を発揮します。

しかし、このプロスタグランジンは、実は排卵のプロセスにおいて非常に重要な役割を担っています。

  • 排卵のメカニズム: 成熟した卵胞が破れて卵子を放出する(排卵する)ためには、プロスタグランジンの働きが必要です。
  • 妊活への影響: 排卵期近くに鎮痛剤を服用しプロスタグランジンの生成を過度に抑えてしまうと、卵胞が破れずに残ってしまう「未破裂卵胞」を引き起こすリスクが高まると言われています。

排卵がうまくいかなければ、その周期の妊娠は難しくなってしまいます。

体を冷やす:妊活最大の敵「冷えスパイラル」の悪化

鎮痛剤の服用が妊活に与えるもう一つの大きな影響は、「体(特に骨盤内)を冷やす」ことです。

生理中は、経血をスムーズに排出するために骨盤内がうっ血しやすい状態にあります。

  • 鎮痛剤の作用: 鎮痛剤が体内で作用する際、一部の成分が血管収縮作用をもたらし、結果として体の末端や骨盤内の血流を悪くする可能性があります。
  • 冷えスパイラルの発生: 生理痛がある → 鎮痛剤を飲む → 血流が悪くなり体が冷える → 骨盤内のうっ血が悪化する → 次の周期の生理痛がさらにひどくなる、という悪循環(冷えスパイラル)を生み出してしまうのです。

妊娠には、赤ちゃんが着床する子宮が温かく、血流の良い「フカフカのベッド」であることが理想です。冷えが強まると、子宮環境が悪化し、着床を妨げる要因にもなりかねません。

解決策:鎮痛剤に頼らない体質改善を

「生理痛を我慢して妊活を続ける」必要はありません。大切なのは、鎮痛剤を使わなくても痛まない体に根本から変えていくことです。

Tさんがそうであったように、鍼灸治療は生理痛の根本原因である骨盤内のうっ血や冷えを改善することを得意としています。

  • 血流促進: お腹や腰、足元を中心に温め、硬くなった筋肉を緩め、子宮や卵巣周辺の血流を強力に促します。
  • 痛み物質の排出: 血流が改善することで、痛みの原因物質であるプロスタグランジンなどがスムーズに排出され、痛みが軽減されます。

生理痛が軽くなれば、自然と鎮痛剤の服用回数が減り、妊活への不安要素を一つずつ解消できます。

もし今、生理痛と鎮痛剤の服用で悩んでいるなら、「排卵への影響」と「冷えスパイラル」という2つのリスクを断ち切るために、体質改善を始めるタイミングです。Tさんのように、希望ある妊娠を掴むために、ぜひ一度当院にご相談ください。

Tさん(31歳)妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

不妊治療、体質の改善

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

タイミング(ホルモン剤)

▢ 治療を受けていただいた感想をお聞かせください

通いだしてすぐにひどかった生理痛が改善されて、手足の冷えもマシになったのは驚きました。初めての妊娠が異所性妊娠だったので、次の妊娠がこわかったのですが、たくさん話しを聞いていただき前向きになれました。

31歳患者様のご懐妊お喜びの声 ※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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