
35歳(多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・子宮内膜ポリープ)胚盤胞移植で妊娠
大阪市北区からお越しのMさん(35歳)が、鍼灸とレーザー治療で身体を整え、体外受精で妊娠されました。
多嚢胞性卵巣症候群と子宮内膜ポリープでお悩みでしたが、胚盤胞移植で妊娠
初めてのご来院とこれまでの経緯
- ご来院時期: 2018年8月
- 不妊期間: 1年6ヵ月
- クリニックでの診断: 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)および子宮内膜ポリープを指摘されていました。
Mさんの不定愁訴(お悩みの症状)
ご来院当初、Mさんは様々な不定愁訴(不妊、肩こり、むくみ、冷え)の症状を訴えていらっしゃいました。
施術を重ねるごとに、特に肩こりやむくみの改善を実感されていました。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)へのアプローチ
多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣内に多くの卵胞ができるものの、成長に時間がかかり排卵しにくい、排卵障害で多く見られる疾患です。多くの卵子は採れても、卵子自体の質が良くないと言われることがあります。
MさんはPCOSと診断されていたため、質の良い卵子を採ることを目標に、鍼灸治療とレーザー治療を組み合わせて施術しました。
その結果、胚盤胞の卵子を10個凍結することができました。
胚盤胞移植と喜びのご報告
採卵後は、移植に向けて体調を整える期間に入りました。内膜の状態も問題なく、満を持して胚盤胞移植に臨み、見事陽性反応!!
現在、Mさんはつわりが始まっており、安心・安全なマタニティ生活を送るために引き続き施術にお越しいただいています。鍼灸治療はつわりにも効果的です。
Mさん本当におめでとうございます!引き続き、快適な妊娠期間を過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます(^^)/
PCOSは、排卵がスムーズに行われなくなることで起こる疾患です。
- 排卵障害の原因: 卵巣の中に小さな卵胞(卵子が入った袋)がたくさんできるものの、成長が途中で止まってしまい、成熟した卵子として排卵するまでに時間がかかったり、排卵できなかったりします。
- ホルモン環境の変化: 卵胞が排卵されずに卵巣に留まることで、男性ホルモンが過剰になったり、インスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性が生じたりすることが多く、これがさらに排卵を妨げます。
- 主な症状: 月経周期が35日以上になる稀発月経や、3ヵ月以上月経が来ない無月経といった月経異常、ニキビや多毛などの男性ホルモン過剰による症状が見られます。
PCOSの不妊治療における課題
PCOSの方の不妊治療では、主に次の課題への対応が重要になります。
- 排卵の回復: 薬物療法や注射によって排卵を促す治療が行われます。
- 卵子の質の向上: 排卵までに時間がかかってしまうため、採れる卵子の質が十分に高まらない場合があります。妊娠の成功率を高めるには、質の良い卵子を育むことが大切です。
- 内膜の状態改善: ホルモンバランスの乱れから、受精卵が着床するための子宮内膜の状態が万全でない場合もあります。
鍼灸治療がPCOSの改善をサポートできること
東洋医学では、PCOSを「腎の機能低下」や「気・血・水(ホルモンバランスや代謝)の滞り」と捉え、根本的な体質改善を目指します。
- 血流・代謝の改善: 鍼灸治療により、特に骨盤内や卵巣周辺の血流を改善します。これにより、卵巣に十分な酸素や栄養が届きやすくなり、卵子の質の向上や卵胞の成長をサポートします。
- ホルモンバランスの調整: 自律神経を整えることで、排卵に必要な性腺刺激ホルモンの分泌を正常化し、排卵しやすい体づくりを助けます。
- 不定愁訴の緩和: Mさんのように、PCOSに伴う冷えやむくみなどの症状を和らげることで、体が妊娠しやすい状態へと近づきます。
当院では、鍼灸に加えてスーパーライザーPX(レーザー治療)を組み合わせることで、MさんのようにPCOSの方の質の良い卵子を採るためのサポートに力を入れています。
PCOSでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
Mさん(35歳)妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精(顕微授精)
▢ 治療を受けていただいた感想をお聞かせください
肩こり、足むくみが良くなりました。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。








