
奥さん39歳・ご主人40歳(卵管狭窄・月経困難症)3回目の人工授精で妊娠
大阪からお越しのAさんご夫婦(奥さん39歳・ご主人40歳)が鍼灸で身体を整え、人工授精で妊娠されました。
目次
卵管狭窄と月経困難症でお悩みのAさん
2021年4月に当院へお越しになったAさんの事例をご紹介します。
【Aさんのご状況】
- 不妊期間: 2年
- これまでの治療: タイミング法、人工授精(妊娠に至らず)
- 検査結果: 不妊専門クリニックにて「卵管狭窄」が判明
今後の方針:
- 少し狭くなっている卵管に対し、FT(卵管鏡下卵管形成術)を勧められている。
- 卵管造影後に人工授精を数回行い、結果が出なければ体外受精へのステップアップを検討中。
女性のマイナートラブルと月経困難症への鍼灸
Aさんは、冷え性や便秘などの不定愁訴に加え、月経困難症のお悩みがありました。
女性の方なら、多かれ少なかれ生理痛に悩まされたことがあると思います。日常生活に支障をきたすほどつらい下腹部痛や頭痛、吐き気などを「月経困難症」と呼び、原因は大きく2つに分けられます。
1. 器質性月経困難症
子宮筋腫や子宮内膜症など、生殖器に明らかな異常があり痛みを引き起こすタイプです。
特に子宮内膜症のほとんどは月経困難症を伴います。
病気が原因で生理痛が誘発されているため、病気が治れば痛みも楽になります。
2. 機能性月経困難症
月経困難症の大半を占めるタイプで、病気などの身体的な原因がないにも関わらず症状が出ます。
- プロスタグランジンの過剰分泌: 子宮を収縮させる働きのある物質が過剰に出ることで、強い収縮と痛みが起こります。
- 子宮口の狭さ: 子宮が未発達で出口が狭い場合、月経血を押し出すために強い収縮が必要となり痛みを伴います。(出産を経て産道が広がると痛みが軽減されるとも言われています)
【鎮痛剤の注意点】
つらい生理痛のために鎮痛剤を服用する回数が増えると、身体を冷やしてしまったり、排卵に悪影響を及ぼすと言われています。特に排卵時期の服用は「排卵障害」を起こしやすいとも言われているため注意が必要です。
週に1度、鍼灸を受けていただくことで、まずは生理痛が軽くなり、月経の状態が整うことを実感していただけると思います。
ストレスと精液所見の関係
今回、ご主人(40歳)もサポートさせていただきました。
【ご主人のご状況】
- 症状: 腰椎分離症・ヘルニアによる腰痛、肩こり、頭痛
- 消化器: 食道炎による胃弱、下痢などの不定愁訴
- お仕事: 夜勤があり、日頃から疲労感がある
男性のストレスは「精子」に直結します
男性はストレスやプレッシャーの影響を受けやすく、39度の発熱や極度のストレスにより、翌日の精子が激減することさえあります。それほど精子の状態は変化が早いのです。
ここで重要なのは、「仕事のストレス」そのものではなく、「主観的・客観的なストレス反応」が影響するという点です。
主観的ストレス(自覚があるもの)
症状:不安、イライラ、抑うつ気分など。
影響:精子濃度、精子運動率、正常形態率に悪影響があることが確認されています。
客観的ストレス(身体に出るもの)
症状:肩こり、頭痛、めまい、胃痛、過食、浪費、発汗、心拍・血圧上昇など。
影響:精子運動率、正常形態率に悪影響があり、精子濃度には変化がなかったという報告があります。
このことから、「精子運動率」と「正常形態率」は特にストレスの影響を受けやすいことが分かります。
<ストレスが精子を傷つけるメカニズム>
ストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾール(ステロイドホルモン)の分泌が増加し、逆にテストステロン(男性ホルモン)が減少します。さらに活性酸素が増加することで、精子がダメージを受けてしまいます。 男性も女性と同じように、日頃からご自身の心と身体に向き合うことが大切です。
鍼灸で期待できる男性不妊への効果
鍼灸治療では、以下のような精子の質の向上が期待できます。
- 乏精子症(精子の数が少ない)
- 精子無力症(精子の動きが悪い)
- 上記の両方の併発
これらの症状を正常値へ改善することを目指しますが、鍼灸施術で適応できないケースもございます。ご不明な点があればお気軽にご相談ください。
妊娠のご報告
鍼灸治療を開始してから2ヶ月後、3回目の人工授精でめでたく陽性反応が確認されました!
現在もマタニティ鍼灸を継続して受けていただいており、お腹が大きくなるにつれて出産への実感が湧いてきているとのことです。
Aさん、本当におめでとうございます!
日ごとに寒さがつのってまいりますが、お身体を大事になさってください。 無事に出産されるまでしっかりサポートさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
Aさん(39歳)妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊治療の一環として、生理前の体調不良の改善
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
人工授精
▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
温活・ウォーキング・その他(日光浴・ダイエットをやめたこと)
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
冷え性がつらく、下半身がブヨブヨでむくみもあり、血流が悪いのかなと思いそれが改善されると良いなと思い通い始めました。人工授精後の薬の副作用がだんだんと楽になり、3度目の人工授精で妊娠となりました。主人にも通ってもらうことで、一緒に不妊治療を頑張っているのだとお互いを思いやれた事も精神的に良かったなと思います。施術中は世間話をしたり、アドバイスをいただいたり、優しいリラックスした雰囲気でストレスなく通院できとても楽しかったです。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
私は不眠気味で、その上生理周期によって食事を食べたり食べなかったりする時期がありました。若いころから万年ダイエッターで食べるものを選んでいたこともあり、栄養面でも偏っていたと思います。不妊治療をするにあたり、規則正しい睡眠を心掛け、妊娠に良いとされる食事を摂り、適度にウォーキングをした上で鍼灸のお世話になりました。当たり前の睡眠や食事、運動が出来ていなかったのだと思います。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。








