精子の質、男性因子が胚の発育に影響する【不妊鍼灸・不育鍼灸】
【精子の質、男性因子が胚の発育に影響する】
卵子の質をよくしたいと考えて、鍼灸治療を受けらえる女性が多いのですが、
男性は精子の質について意識が低く、ご夫婦で来られても温度差を感じます。
不妊カップルにおける男性因子
不妊症のカップルの中でも近年男性因子が注目されており、明らかな男性因子が1/4
双方の原因が1/4、あわせておおよそ1/2が男性側にも原因があるといわれている。
男性不妊症の原因として
①造精機能障害(83%)
②精路障害(14%)
③性機能障害(3%)に大別される
男性不妊の約90%を占める造精機能障害のうち、原因不明の特発性造精機能障害が
60%、染色体異常が2~3%にみられ、Klinefelter症候群がその大部分を占める。
後天的な造精機能障害をきたす最も多い原因は精索静脈瘤であり、その他、
精路通過障害、副性器障害などが挙げられる。
出典:生殖機能の必須知識/一般社団法人 日本生殖学会
男性不妊における不妊治療
夫に対するホルモン療法・薬物療法・精索静脈瘤手術・配偶者間人工授精が無効の時に、
体外受精の適応となる。
非閉塞性無精子症や先天性精管欠損症・再建不能な閉塞性無精子症などのために、精巣内
精子回収法(testicular sperm extraction:TESE)で回収された精子を用いる場合や
WHOの下限値を複数項目で下回るようなOligo-Astheno-Terato-zoospermia(OAT syndrome)の精子については、(たとえ人工授精を一度も試みたことがなくても)男性不妊における体外受精の適応となる場合がある。
出典:生殖機能の必須知識/一般社団法人 日本生殖学会
精子の老化
男性不妊の治療をしていると、上記にあてはまらない場合もあると感じます。
それは、精子の老化・・・・。
ある年齢を境に、見た目は元気でも中身が老化している精子が増えます。
そういった老化した精子は、受精卵に細胞分裂を促す力が弱いそうです。
胚の発育段階で最初は卵子の質が分割に関与し、後半は精子の質が関係していると
考えられています。
体外受精において良好な胚が得られるのは
良い精子と良い卵子が揃って、培養の技術が高い時だと言われます。
病院選びもとても大切です。
女性は不妊治療に前向きなのに、男性は精子さえあれば、いつまでも子どもができると思っている方が多く不妊治療が進まない要因になっていると感じます。
男性不妊における鍼灸治療では、自律神経の乱れやホルモンバランス、疲労、ストレスによる精子の状態を向上させることができます。
男性不妊をあきらめる前に一度お気軽にご相談ください。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。