
41歳(卵巣嚢腫・子宮内膜症・子宮内膜ポリープ)胚盤胞移植で妊娠
兵庫県神戸市からお越しのNさん(41歳)が鍼灸とレーザーで身体を整え、体外受精で妊娠されました。
子宮内膜症や子宮内膜ポリープがありましたが、胚盤胞移植で妊娠
2020年3月に当院へお越しになったNさん。 2年間の不妊期間があり、これまで体外受精を2回受けられましたが、なかなか妊娠に至っていないという状況でした。
Nさんのご来院時の状況
- 既往歴:卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープ
- クリニックでの指摘:FSH(卵胞刺激ホルモン)が高い
- 自覚症状:肩こり、腰痛、ストレス過多などの不定愁訴
治療開始から最初の妊娠、そして化学流産
Nさんは鍼灸治療を開始してすぐ、4月に初期胚移植を受けられ妊娠の判定が出ました。しかしその後、残念ながら化学流産となってしまいました。
妊娠した喜びの直後に訪れる流産・死産の現実は、大変辛く悲しいものです。
流産と不育症について
全妊娠のうち、流産する可能性は10~20%と言われています。計算上、5人に1人が流産を経験されていることになります。
- 流産の原因:赤ちゃんの染色体異常によるものが多く、偶発的に起こるものです。
- 反復・習慣流産:2回繰り返すことを「反復流産」、3回繰り返すことを「習慣流産」といい、これらは「不育症」とほぼ同義で使われます。
- 不育症の原因:子宮形態異常、甲状腺異常、染色体異常、抗リン脂質抗体陽性、凝固因子異常などが挙げられますが、約7割の方は「原因不明」とされています。
原因がはっきりしている場合はその治療を行いますが、原因不明の場合は、生活習慣の見直しや、副作用のない東洋医学による「体質改善」が活躍します。
私たちができること:鍼灸・レーザーによる卵子の質改善
当院では、患者様の状況(高度生殖医療の段階やストレスレベル)に合わせ、都度調整を行いながら以下のサポートを行っています。
- 体質に合わせた鍼灸治療での的確な体質改善
- 子宮や卵巣への血流改善
30代以降の「卵が育ちにくい」というお悩み
30歳を超えたあたり(または20代で低AMHの方)から、「FSH値は出ているのに卵胞が育たない」というお悩みをよく耳にします。これは、ホルモンは分泌されているのに、その指示が卵巣へきちんと届いていない状態です。そうなると、脳はさらに命令を出そうとしてFSHは上昇していきます。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか? (エストロゲンが出ていても子宮内膜が厚くならない場合も似た現象です)考えられる大きな原因は、「子宮・卵巣への血流が悪い」ということです。
鍼灸治療への期待と期間
鍼灸による局所の血流改善には、以下の効果が期待できます。
- ホルモンや栄養などの供給を円滑にする
- ホルモンとその受容体が結びつく頻度を上げる
これにより、何ヶ月も採卵できなかった方の卵胞が発育し始めたり、排卵障害の方が排卵し始めたりするケースがあります。また、鍼灸やレーザーによる効果が卵子の質として現れるには、おおよそ3~6ヶ月を要します。これは卵子の成長期間と一致しています。
体質改善を経て、待望の陽性反応
流産という辛い経験を経てから、Nさんは治療を継続されました。そして翌年の 2021年2月、胚盤胞移植をされ陽性反応が確認できました。
特筆すべきは、今回の移植前に行った採卵では、「今までよりもグレードの良い胚が採れた」とのことです。鍼灸による体質改善の成果が実を結んだ瞬間でした。
Nさん、本当におめでとうございます!出産されるまでは、まだまだ心配なことも多いかと思います。 何かお困りのことがありましたら、いつでもサポートさせていただきますので、今後とも宜しくお願い致します。
Nさん(41歳)妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊治療
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精(顕微授精)
▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
レーザー
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
採卵でなかなかグレードの良い卵ができず悩んでましたが、鍼灸とレーザー治療のおかげで今までよりも良いグレードの卵が採ることができて嬉しかったです。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
なかなか良い結果が出ずつらい思いもしましたが、できるだけ気持ちをリラックスできるように心がけました。睡眠や食生活なども日頃から気を付けるようにしました。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。








