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男性にもある抗精子抗体とは?自己抗体と男性不妊の関係

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男性にもある抗精子抗体とは?自己抗体が男性不妊に関係することも

抗精子抗体とは、体の免疫システムが精子を異物とみなして反応してしまう抗体のことです。

「抗精子抗体」と聞くと、女性側に起こるものというイメージを持たれる方も少なくありません。しかし実際には、男性自身の体内で抗精子抗体が作られることもあります

男性不妊の原因は、精子の数や運動率だけでなく、精子の働きを妨げる免疫反応が関係している場合もあります。今回は、男性にも起こり得る抗精子抗体について、できるだけわかりやすく解説します。

なぜ男性の体で抗精子抗体ができるの?

本来、男性の体内では、血液と精子は直接触れ合いにくい仕組みになっています。

しかし、精巣や精管の炎症、感染、手術、外傷、外陰部の打撲などをきっかけに、精子の成分が血液中の免疫システムに触れることがあります。

その結果、体がこれまで認識していなかった精子を「異物」と判断し、自分の精子に対する抗体を作ってしまう場合があると考えられています。

抗精子抗体があると、妊娠にどんな影響がある?

抗精子抗体が精子に結合すると、精子の動きや受精の過程に影響することがあります。

たとえば、抗体が精子の尾部に結合すると、精子の運動性が低下し、卵子までたどり着きにくくなる可能性があります。

また、抗体が精子の頭部に関係すると、卵子と出会った後の受精能力に影響することもあります。

ただし、抗精子抗体が見つかったからといって、必ず妊娠できないという意味ではありません。抗体の種類や量、結合している部位、精液検査の結果、女性側の年齢や卵管の状態などによって、妊娠の可能性は変わります。

どんなときに抗精子抗体を疑う?

抗精子抗体は、すべての男性に検査されるものではありませんが、次のような場合に疑われることがあります。

  • 精液検査で精子同士がくっつく「凝集」が見られる
  • 精子の運動率が低い
  • 精子の数は大きく悪くないのに、妊娠につながりにくい
  • 過去に精巣・精管の炎症や外傷、手術歴がある
  • 原因がはっきりしない男性不妊が疑われる

精液検査だけでは抗精子抗体の有無までは判断できないこともあるため、必要に応じて専門的な検査が検討されます。

抗精子抗体は検査で調べられる

抗精子抗体は、血液検査や精液を用いた検査によって調べることができます。

男性側では、精子の表面に抗体が付着しているかを確認する検査が行われることがあります。抗体が精子にどの程度結合しているかを見ることで、精子の運動性や受精能力への影響を考える材料になります。

ただし、抗精子抗体の検査結果だけで治療方針が決まるわけではありません。精液検査の結果や、これまでの治療歴、女性側の検査結果も含めて、総合的に判断することが大切です。

抗精子抗体があっても妊娠の可能性はある

抗精子抗体が陽性の場合でも、自然妊娠の可能性が完全になくなるわけではありません。

抗体の状態は変動することがあり、抗体の影響が少ないタイミングで妊娠につながるケースもあります。

一方で、抗体の影響が強く、自然妊娠や人工授精では妊娠が難しいと判断される場合には、体外受精や顕微授精が選択肢になることもあります。

特に顕微授精では、選ばれた精子を卵子の中へ直接注入するため、抗精子抗体の影響を受けにくい治療法として検討されることがあります。

陰性でも、あとから抗体が関係することはある?

抗精子抗体は、検査の時点で陰性だったとしても、将来的にまったく関係しないとは言い切れません。

炎症や外傷などの影響によって、後から抗体が関係してくる可能性もあります。

そのため、精液検査の結果が以前と大きく変わった場合や、治療を続けてもなかなか妊娠につながらない場合には、必要に応じて医師に相談し、追加検査を検討することが大切です。

この記事のまとめ

  • 抗精子抗体は、精子に対して体の免疫が反応してしまう抗体です。
  • 女性だけでなく、男性自身の体内で作られることもあります。
  • 精巣や精管の炎症、外傷、手術などがきっかけになる場合があります。
  • 精子の運動性や受精能力に影響し、男性不妊の一因になることがあります。
  • 抗精子抗体があっても、自然妊娠や体外受精・顕微授精など、状況に応じた選択肢があります。

よくある質問

抗精子抗体は男性にも本当にありますか?

はい。抗精子抗体は女性側だけでなく、男性自身の体内で作られることもあります。自分の精子に対して免疫が反応してしまうため、自己抗体の一種として考えられます。

抗精子抗体があると自然妊娠はできませんか?

抗精子抗体があるからといって、自然妊娠が必ず不可能になるわけではありません。抗体の量や種類、精子への結合部位、精液所見、女性側の状態によって妊娠の可能性は異なります。

どんな検査で抗精子抗体がわかりますか?

血液検査や精液を用いた検査で調べられることがあります。男性側では、精子の表面に抗体が付着しているかを見る検査が行われる場合があります。

抗精子抗体が陽性の場合、どんな治療になりますか?

軽度であれば経過を見ながら自然妊娠や人工授精を検討する場合もありますが、抗体の影響が強い場合には、体外受精や顕微授精が選択肢になることがあります。治療方針は医師と相談して決めることが大切です。

男性不妊が心配なとき、まず何をすればいいですか?

まずは精液検査を受け、精子の数・運動率・形態・凝集の有無などを確認することが大切です。必要に応じて、男性不妊の専門外来や不妊治療クリニックで追加検査を相談しましょう。

妊活中の体づくりでできること

抗精子抗体そのものは、生活習慣だけで簡単に改善できるものではありません。

しかし、男性不妊では、精子の状態だけでなく、睡眠、食事、ストレス、血流、自律神経の乱れなど、日々の体調管理も大切な視点になります。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のご夫婦に向けて、東洋医学の視点から体質や生活習慣を見直し、妊娠に向けた体づくりをサポートしています。

検査結果だけを見て不安になりすぎず、今できることを一つずつ整えていきましょう。男性不妊や妊活中の体調管理について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

参考文献

※当サイトに掲載している内容は、一般的な情報提供を目的としたものです。症状や検査結果、治療方針については、必ず医療機関でご相談ください。

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