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男性不妊

肥満や過体重が男性不妊に与える影響とは【精子の質と妊娠率を改善する方法】

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肥満・過体重と男性不妊への影響

男性の肥満や過体重が不妊に与える影響については、まだ完全には解明されていません。ただし、いくつかの研究が肥満と精子の質との関係を示唆しています。

体重計に乗る男性の画像

精子の質への影響

肥満は、精液量や精子の濃度、運動率の低下に関連する可能性があります。肥満男性では、乏精子症(精子の数が少ない状態)が多く見られるとの報告もあります。また、腹囲と精液の状態に関連性があることが確認されています。
さらに、肥満によって精子DNAの断片化が増加する可能性があります。ミトコンドリア機能の低下や活性酸素種の増加も問題です。これらの影響は、通常の精液検査ではわからないことが多く、不妊の原因として考えられます。

不妊リスクの増加

研究によれば、肥満男性のカップルは不妊リスクが高いことが示されています。正常体重の男性に比べ、不妊リスクは1.66倍高くなります。また、ART(生殖補助医療)における妊娠率は約32%低下するとされています。出生率も同様に低下します。肥満はホルモン分泌の乱れや胚発育の阻害など、多くの要因で男性の生殖能力に影響を与えます。このため、体重管理が重要です。

食事と運動の影響

高脂肪食は精液の状態を悪化させる可能性があります。一方で、地中海ダイエット食を摂取している男性では、精液の質が良好である傾向が見られます。これらの結果は、食生活の改善が男性の生殖健康に役立つことを示唆しています。適度な運動も重要です。運動不足や高強度の運動は避け、健康的な運動習慣を取り入れることが推奨されます。

まとめ

男性の肥満や過体重は、不妊リスクを高める可能性があります。健康的な体重を維持し、地中海ダイエットのようなバランスの取れた食生活を心がけましょう。これにより、精液の質が改善し、不妊リスクを軽減することが期待されます。

参考文献

  • Campbell JM, et al. Paternal obesity negatively affects male fertility and assisted reproduction outcomes: a systematic review and meta-analysis. Reprod Biomed Online, 2015; 31: 593-604.
  • Karayiannis D, et al. Association between adherence to the Mediterranean diet and semen quality parameters in male partners of couples attempting fertility. Hum Reprod, 2017; 32: 215-2

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過度な運動が精子力を下げる理由とその対策

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過度な運動が精子力を下げる理由とは

最近、多くの人が健康を意識して運動を日課にしています。ジョギングや筋力トレーニング、さらにはスポーツクラブでのトレーニングに励む方々も増えています。しかし、妊活中の男性にとって「過度な運動」は精子の健康に悪影響を与える可能性があります。どの程度の運動が「過度」と言えるのか、そしてどのように精子力を保つかについて詳しく解説します。

過度な運動による酸化ストレスが精子に与える影響

運動をすると、体内で活性酸素が発生します。活性酸素は、体にとって必要なものではあるものの、過剰に発生すると「酸化ストレス」が増加し、体内の細胞にダメージを与えます。精子は特に酸化ストレスに弱く、膜が不飽和脂肪酸でできているため、他の細胞と比べてもダメージを受けやすいです。

精子に酸化ストレスがかかると、運動能力が低下し、奇形精子の割合が増えることが研究で示されています。そのため、妊活中の男性は過度な運動によって精子力が低下するリスクを理解し、適切な運動量を心がけることが大切です。

精子の質に悩む男性の画像

「過度な運動」とはどのくらいの運動?

では、具体的にどのくらいの運動が「過度な運動」にあたるのでしょうか?

  • 激しい有酸素運動

    マラソンやトライアスロン、エリートレベルでの競技的なサイクリングなど、1回の運動で90分以上にわたる激しい有酸素運動が続く場合は、過度な運動の可能性が高いです。これらの運動は、心肺機能や筋力には良い影響を与える一方、精子にダメージを与える可能性が高まります。

  • 強度の高いトレーニング

    重量挙げやクロスフィット、ハードな筋力トレーニングなど、体に大きな負担をかける運動も注意が必要です。これらを週に5日以上、毎回90分以上行う場合、活性酸素が過剰に発生し、酸化ストレスが精子に影響を及ぼすリスクが高まります。

  • 週に何度、どのくらい?

    健康的な運動量として推奨されているのは、週に150分程度の中等度の運動です。これは、1週間に5日、30分ずつウォーキングや軽いジョギング、筋力トレーニングを行うことが推奨されている量です。これを超えて、毎日90分以上の高強度な運動をする場合は、過度な運動に該当する可能性があります。

精子の酸化ダメージを防ぐための対策

過度な運動を避けることが大切ですが、妊活中の男性が精子を守り、健康を維持するためにはいくつかの対策があります。

  • 抗酸化作用のある食品を積極的に摂取する

    活性酸素によるダメージを防ぐには、ビタミンCやビタミンE、カロテン類、コエンザイムQ10、ポリフェノールなどの抗酸化物質を含む食品を積極的に摂りましょう。これらは、新鮮な野菜や果物、ナッツ、オリーブオイル、緑茶などに豊富に含まれています。

  • 適度な運動を心がける

    運動は健康に良い影響を与えますが、適度な運動が鍵です。中程度の運動を週に150分程度、または軽めのウォーキングやジョギングを行うことで、健康を維持しつつ酸化ストレスを増やさないようにしましょう。

  • 休息と睡眠をしっかり取る

    睡眠不足やストレスも酸化ストレスを増加させる要因です。しっかりと体を休め、毎日7~8時間の睡眠を確保することが、体全体の健康を維持し、精子力を保つためにも重要です。

  • 過度の飲酒と喫煙を避ける

    喫煙や過度な飲酒も、酸化ストレスを増加させる要因です。妊活中は禁煙し、飲酒も適量に抑えるようにしましょう。アルコールの摂取が精子の質を低下させることが知られています。

  • 精子の画像

まとめ

妊活中の男性にとって、精子力を守るためには「適度な運動」が非常に重要です。過度な運動、特にマラソンやトライアスロンなどの激しいスポーツは、精子にダメージを与えるリスクがあります。適度な運動を心がけ、抗酸化作用のある食品を摂り入れ、健康的な生活習慣を維持することで、精子力を高めることができるでしょう。

運動好きな方は、適切な運動量を守りながら、酸化ストレスから体を守ることを心がけてください。

参考文献

  • Fertil Steril 2024 Articles in Press DOI: 10.1016/j.fertnstert.2024.08.323

  • Reproduction. 2017; 153: 157

  • Frontiers in Reproductive Health, 2024

  • MDPI Antioxidants, 2024

  • 岡田弘『男を維持する「精子力」』河出書房新社、2016年

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精液検査だけではわからない!男性不妊の隠れた原因とは?

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精液検査だけではわからない!男性不妊の隠れた原因とは?

精液検査は、精子の数や運動率、形態を評価する基本的な検査ですが、それだけでは隠れた問題を見逃してしまうことがあります。男性不妊の原因は多岐にわたり、精液検査だけでは把握できない要素もあります。今回は、精液検査でわからない問題について解説します。

 

精索静脈瘤

精索静脈瘤は、精巣の周りの静脈が拡張することで、精子の生産や質に悪影響を及ぼします。しかし、精液検査では精索静脈瘤の有無は確認できません。これは、身体的な診察や超音波検査などの追加検査が必要です。男性不妊の約40%に関与しているとも言われるこの疾患は、早期の発見と治療が重要です。

精子のDNA損傷

精子のDNA損傷は、精液検査で確認できるものではありません。精液検査で得られる情報は、精子の見た目や動きに限られており、DNAに関する情報は提供されません。精子のDNAが損傷していると、受精後の胚の発育に問題が生じ、流産のリスクが高まる可能性があります。DNA断片化検査などの専門的な検査が必要です。

酸化ストレスによるダメージ

精子は酸化ストレスによりダメージを受けることがありますが、これも通常の精液検査ではわかりません。酸化ストレスは、活性酸素によって引き起こされ、精子の質を低下させます。抗酸化物質の摂取や生活習慣の見直しが、酸化ストレスの軽減に効果的です。

精子形態異常の原因

精液検査で精子の形態異常が検出されることがありますが、その原因までは特定できません。形態異常は、精巣の炎症や環境要因、生活習慣によるものが多いため、原因を特定するには追加の検査が必要です。形態異常は、受精能力や胚の発育に影響を与えるため、慎重な対応が求められます。

ホルモンの異常

精液検査では、精子そのものに関する情報は得られますが、精子の生成に関わるホルモンバランスの異常まではわかりません。精子の生成にはテストステロンなどのホルモンが重要な役割を果たしており、ホルモンバランスの乱れが不妊の原因となることがあります。血液検査などでホルモンの状態を確認することが大切です。

精液検査は1回では不十分

精液の状態は体調や生活習慣により変動します。そのため、1回の精液検査だけで不妊の原因を特定するのは難しい場合があります。数週間の間隔を空けて3回程度の検査を行い、総合的に判断することが推奨されます。たまたま良い結果が出たり、逆に悪い結果が出たりすることがあるため、継続的な観察が重要です。

 

精液検査で安心しないで

精液検査だけで安心せず、必要に応じて専門医に相談し、精密検査を受けることが重要です。男性不妊は、適切な診断と治療で改善することもあるため、早期のアプローチが妊娠成功への鍵となります。特に、精液検査に問題がなく、女性側にも大きな問題が見つからない場合、精液検査ではわからない男性側の隠れた問題がある可能性があります。精索静脈瘤などの問題は触診や超音波検査でしかわからないため、触診を行ってくれる男性不妊のクリニックや泌尿器科への相談が重要です。

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不妊専門鍼灸師が伝えたい事!男性の加齢と精液所見

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男性不妊の加齢に向き合う方法

 

不妊の約半分は男性側に問題があると言われ、不妊治療は夫婦でするものということは

大分と周知されてきているものの、なかなかご主人の協力が得られない。または、精液所見だけをみて問題ないと思っている方が少なくありません。これはご主人だけの場合とご夫婦ともに精液所見だけで判断されていることもあります。

 

男性の精子の老化:事実と誤解

 

毎日新しく作られている精子が劣化するのでしょうか?実は、精子は卵子ほどの質の劣化はないと言われています。女性は閉経を迎えることで生殖能力に制限がありますが、男性にはそのような制限が存在しないと長らく考えられていました。しかし、最近の研究によると、男性も加齢の影響を受けることが明らかになってきました。

 

 

男性の高齢化と健康リスク

 

男性の年齢と子供の統合失調症や自閉症との関連性を示す論文が発表されています。また、男性の年齢が上がると精子の数や運動率が減少し、体外受精の成功率が低下し、流産率も上昇するとの報告が増えてきました。具体的なデータとして、男性は30歳ごろから精液の質が低下し始め、35歳ごろから妊娠率が低下し、流産率も増加することが知られています。

 

男性の不妊治療を考える時期と協力の重要性

 

女性ほどのリスクは認識されていないかもしれませんが、30歳を過ぎたら男性も不妊治療を考える必要があるかもしれません。これは女性側だけの問題ではありません。男性自身もリスクがあると認識して、日常の行動、生活習慣、食生活に気をつける必要があります。ただ、精液所見に問題がないからといって安心するのは禁物です。精液所見だけでは、精子の老化を正確には判断できないので、ご夫婦に問題がないのに妊娠しない方は、一度ご主人も専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

 

男性も加齢を意識することが重要

男性の加齢と精子の質の低下は、多くの人々に知られるべき重要な情報です。大阪の不妊鍼灸専門家として、私たちは男性の不妊治療、精子の質をあげることにも力をいれて取り組んでいます。

男性も女性も、自分の体を知り、ご夫婦で鍼灸を受けられることが妊娠への近道です。

 

参考文献

藤原敏博. (2020). 名医が教える妊活と不妊治療のすべて (1st ed.). 株式会社あき出版.

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不妊専門鍼灸師が伝えたいこと!男性の加齢と精子の質の低下②

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「大阪の不妊専門鍼灸院が伝えたいこと!男性の加齢と精子の質の低下」

をご覧いただいた当院の患者さまから、男性の精子の老化について多くの質問を受けましたので、少し前のテレビで放映された記事を参考にまとめましたのでご参考ください。

 

NHKの取材

 

昨年、欧米の男性の精子の濃度が40年間で半減したという驚くべき研究結果が発表されました。日本人も例外ではなく、過去の研究で日本人の精子の数は欧州4か国と比較して最も少なかったことが明らかにされています。新たな研究では、ある年齢を境に精子の機能が大幅に減少する可能性が指摘されている。WHOの報告によれば、不妊の原因の半数は男性にあります。

 

テレビ番組の調査で、20歳から50歳までの男性9人が精子の濃度と運動率を測定。結果、参加者の半数以上がWHOの基準を下回っていました。都内のクリニックの3年間のデータでは、564人の中で約1/6が基準を下回った。この状況は日本だけでなく、中国でも問題となっており、精子バンクが全国で設立されているほどです。

 

ここでは、提供を受ける女性が妊娠する確率を上げるため、精液に関してWHOより厳しい基準を設定。調べてみると、男性のおよそ7割が基準を下回り、精液が足りない状態が続いています。大気汚染など、環境の変化も原因の1つだと考えられています。

 

国営 精子バンク管理組長 范立青さんによると、

 

食生活や大気汚染が問題

「私たちはとても深刻な問題だと考えています。たぶん食べ物の添加物の成分とか、大気汚染とか、ライフスタイルとか、それらの要因が精子の数や運動率の低下を招いたと思います。」

 

精子が“老化”する! 30代から要注意!?

さらに最新の研究で、新たなリスクが分かってきました。見た目が元気な精子でも、中身が老化している場合があるというのです。獨協医科大学の岡田弘教授は、精子のある能力に注目し研究を続けてきました。

 

精子が老化すると受精卵は分裂しない

精子が老化していた場合、受精卵は分裂に必要な活性化に至りません。

岡田教授によれば、35歳を過ぎると細胞分裂を促す精子の力が衰えていく人たちが存在するといいます。

 

なぜ精子の力が衰えてしまうのか?

不妊の原因として、男性側の精子の問題が注目されています。特に、多くの男性がWHOの基準よりも低い精子の数や運動率を持っていることがわかっており、この現象の原因として環境の変化や大気汚染などが挙げられています。最新の研究では、外見上は健康な精子でも中身が「老化」している可能性が指摘されています。この老化の要因として、精子のDNAの損傷が考えられています。このような精子の問題があると、自然妊娠が難しくなるとされています。

 

 

精子の濃度や運動率に問題がなくても

 

獨協医科大学埼玉医療センター 泌尿器科 岡田弘主任教授は

「精子の質というものの検定がこれからは大事になってくる。いつまでも男の場合は精子さえいれば子どもができるかといえば、そうはいかない。年齢的に子どもができにくくなるというのは、女性だけではなくて男性にも責任の一端がある。」精子の減少や“老化” 対策は?

これまで女性の側にあると捉えられがちだった不妊の原因が、男性の側にも多くあるんじゃないかということになると、心配される方も多いと思うんですが、

 

精子の劣化は改善するのでしょうか

 

現時点で科学的根拠があるものというのは少ないのですが、現在の自分自身のライフスタイル自体を変えていく。つまりは、例えば睡眠不足であったりたばこだったり、あとは肥満だったり、そういうものを改善させていくことで体にかかっていく老化のストレスをできるだけ下げてあげて、そして精子の所見を改善させてあげる可能性がある、そういうことはありうると考えています。

 

精子を守るための7か条

  1. 禁煙スベシ
  2. 禁欲は間違い
  3. ブリーフよりトランクスを
  4. 妊活の時期はサウナは控えよ
  5. 膝上のパソコン操作はダメ
  6. 自転車に注意
  7. 育毛剤 (飲み薬)に注意

 

 

例えば、この2番の「禁欲は間違い」ということなんですが、精子というものは精巣で作られて、そこから出てくる途中で精管という所を通っていくんです。その途中でもうすでに酸化のストレス老化のストレスを受けていくということが分かっています。

 

またこの3~5番にかけては、精巣自体がこの熱によるストレスに非常に弱いということがありまして、できるかぎり精巣のほうを温め過ぎないということが重要であるということを考えています。また、自転車というもの自体がスポーツとしては非常にいいものではあるんですけれど、会陰部、陰のうの下辺りの細かい血管にダメージを与えてしまう。また、飲み薬による毛を生やすための薬というのは非常に効果があるものなんですが、体の中のホルモンに影響を及ぼすということがありまして、それ自身が精子の所見を悪くしてしまう、そういう可能性があるということが指摘されています。

 

男性自身が精子の状態を知り、適切な治療や生活習慣の見直しを行うことの重要性を説いています。特に、睡眠不足、喫煙、肥満などのライフスタイルの改善や、禁欲の誤解の解消、精巣の過度な加熱を避けること、自転車の使用やある種の薬の影響を考慮することなどが挙げられています。

 

精子の状態が回復しない場合

生活習慣の改善やサプリメントなどでも精子の状態が回復しなかった場合、子どもを望む夫婦にとって頼みの綱となるのが、医療の力です。現在では、自然妊娠が難しいとされた場合でもさまざまな不妊治療の選択肢があります。

鍼灸もそのひとつです。

 

晩婚化が進んで高齢で子どもをもうけたいという夫婦が増える中で、精子の減少や老化はより切実な問題になってくると思います。早めの検査、そして精子を守るための生活習慣についても考えていく必要がありそうです。

 

高齢で子供を望む夫婦が増える中、精子の質の低下や老化は深刻な問題となってきています。早めの検査や、精子を守るための生活習慣の見直しを行うことが求められています。

 

引用:男にもタイムリミットが!?~精子老化の新事実~. (2018, February 6). NHK クローズアップ現代. https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4097/

 

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