
胚移植後のむくみ・体重増加は大丈夫?ホルモン剤、塩分、水分と受診の目安
「胚移植後から足や顔がむくむようになった」
「数日で体重が増えたけれど、食べすぎたのかな?」
「むくんでいるなら、水分を減らした方がいい?」
胚移植後から判定日までの期間は、身体の小さな変化にも敏感になりやすいものです。足のむくみやお腹の張り、体重増加があると、「着床に影響しないかな」「薬の副作用ではないかな」と不安になる方もいるでしょう。
胚移植後の軽いむくみや体重の変化は、ホルモン剤による水分貯留、塩分の多い食事、便秘、活動量の低下、長時間の座り姿勢などによって起こることがあります。
むくみがあるだけで、着床の成否を判断することはできません。また、短期間で増えた体重が、すべて体脂肪によるものとは限りません。
ただし、採卵と同じ周期に行う新鮮胚移植後は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)に注意が必要です。急な体重増加、強い腹部膨満、尿量低下、吐き気、息苦しさなどがある場合は、早めに移植を受けたクリニックへ相談してください。
この記事では、胚移植後にむくみや体重増加が起こる原因、水分と塩分の考え方、自宅でできるセルフケア、新鮮胚移植後に注意したいOHSS、医療機関へ相談する目安について解説します。
- 胚移植後の軽いむくみや体重増加だけで、着床の成否を判断することはできません。
- 黄体ホルモン剤やエストロゲン製剤では、お腹の張りや水分貯留、体重変化がみられることがあります。
- 短期間の体重変化には、水分、便通、食事量、測定時間なども関係するため、すべてが体脂肪の増加とは限りません。
- むくんでいるからといって、水分を自己判断で極端に減らすことは避けましょう。
- 新鮮胚移植後に急な体重増加、強い腹部膨満、尿量低下、吐き気、息苦しさがある場合は、OHSSの可能性も考えてクリニックへ相談してください。
- 片脚だけの強い腫れや痛み、胸痛、呼吸困難がある場合は、血栓症の可能性もあるため、速やかな受診が必要です。
目次
胚移植後のむくみや体重増加は着床に影響する?
足や顔がむくんだり、体重が少し増えたりしたからといって、それだけで着床が妨げられるとは限りません。
むくみは、皮膚の下などに一時的に水分がたまった状態です。食事、薬、活動量、便通、睡眠など、さまざまな影響を受けて変化します。
胚移植後は、黄体ホルモン剤やエストロゲン製剤を使用している方も多く、薬の影響でお腹の張りや水分貯留を感じることがあります。
そのため、むくみや体重の数字だけで「着床した」「着床していない」と判断することはできません。
短期間の体重増加は脂肪とは限りません
体重は、体脂肪だけでなく、体内の水分、食べた物、便や尿、測定時間、衣服などによっても変わります。
前日より体重が増えていても、塩分の多い食事や便秘、月経周期に伴う水分変動が関係している場合があります。
一度の測定だけで「太ってしまった」「身体の状態が悪い」と考えすぎず、むくみ以外の症状も含めて確認することが大切です。
胚移植後にむくみやすくなる主な理由
黄体ホルモン剤の影響
胚移植後には、着床や妊娠初期を支える目的で、黄体ホルモン剤が使用されることがあります。
黄体ホルモン製剤では、腹部膨満感、便秘、眠気、身体のだるさ、水分貯留などがみられることがあります。
お腹が張る、身体が重い、体重が増えたように感じる場合でも、薬を自己判断で減量したり中止したりしないでください。
症状が強い場合や日常生活に支障がある場合は、使用している薬の名前と症状を移植を受けたクリニックへ伝え、対応を確認しましょう。
エストロゲン製剤の影響
ホルモン補充周期の凍結胚移植では、子宮内膜を整えるためにエストロゲン製剤を使用することがあります。
エストロゲン製剤では、水分貯留、むくみ、体重変化、お腹の張りなどがみられる場合があります。
特に、心臓や腎臓の病気、高血圧などがある方は、水分貯留に個別の注意が必要です。持病がある方は、主治医の指示を優先してください。
塩分の多い食事
外食、麺類、丼物、加工食品、スナック菓子などが続くと、塩分の摂取量が増えやすくなります。
塩分を多く摂った翌日は、一時的に身体が水分をため込み、顔や手足のむくみ、体重増加として現れることがあります。
一度外食をしたからといって過度に心配する必要はありません。次の食事から、汁物を飲み干さない、加工食品を重ねない、野菜や果物を取り入れるなど、無理のない範囲で整えましょう。
活動量の低下や長時間の座り姿勢
「移植後は安静にした方がよいのでは」と考え、普段より身体を動かさなくなる方もいます。
長時間座ったまま、または立ったままで過ごすと、重力の影響で足に水分がたまり、夕方に足首やふくらはぎがむくみやすくなります。
医師から安静や運動制限を指示されていなければ、同じ姿勢を長く続けず、時々立ち上がる、足首を動かす、短時間歩くなどを意識しましょう。
便秘やお腹の張り
黄体ホルモン剤の影響や活動量の低下によって便秘になると、下腹部が張り、体重が増えたように感じることがあります。
この場合は、足のむくみというよりも、便やガスによるお腹の張りが中心になっていることがあります。
水分、食物繊維、発酵食品などを体調に合わせて取り入れますが、強い腹痛や嘔吐、急激な腹部膨満がある場合は、便秘だけと自己判断しないことが大切です。
睡眠不足や生活リズムの変化
判定日までの不安やホルモン剤の影響によって、睡眠が浅くなったり、生活リズムが乱れたりすることがあります。
睡眠不足が続くと、身体のだるさを感じて活動量が減ったり、味の濃いものや甘いものが増えたりして、むくみを感じやすくなることがあります。
「しっかり眠らなければ」と無理に考えるよりも、就寝前のスマートフォンを控える、温かい飲み物を少量飲む、深呼吸をするなど、休息しやすい環境を整えましょう。
新鮮胚移植後と凍結胚移植後では注意点が異なる
新鮮胚移植後はOHSSに注意する
新鮮胚移植は、採卵を行った周期に胚移植をする方法です。
採卵周期では、複数の卵胞を育てるために卵巣刺激を行っていることがあり、採卵後も卵巣が腫れている場合があります。
この時期に妊娠が成立すると、身体の中で増加するhCGの影響により、OHSSの症状が遅れて現れたり、いったん軽くなった症状が強くなったりすることがあります。
特に、採卵数が多かった方、PCOSがある方、以前にOHSSを経験した方、クリニックからOHSSのリスクを説明されている方は、体重、腹部の張り、尿量、吐き気、呼吸状態を確認しましょう。
凍結胚移植後はOHSSの可能性が低い
採卵とは別の周期に行う凍結胚移植では、直前に強い卵巣刺激を行っていないため、採卵周期に伴うOHSSの可能性は一般的に低くなります。
ただし、ホルモン補充周期ではエストロゲン製剤や黄体ホルモン剤を使用するため、薬によるお腹の張りや水分貯留を感じることがあります。
また、むくみの原因はホルモン剤だけではありません。片脚だけの腫れ、強い痛み、胸痛、息苦しさなどがある場合は、「凍結胚移植だから大丈夫」と考えず、医療機関へ相談してください。
OHSSによるむくみは、一般的なむくみと何が違う?
OHSSでは、刺激を受けた卵巣が腫れ、血管から水分が漏れやすくなり、お腹の中などに水分がたまることがあります。
そのため、身体はむくんでいるように見えても、血管の中では水分が不足し、血液が濃くなったり、腎臓へ流れる血液が減ったりすることがあります。
つまり、OHSSが疑われる場合は、「むくんでいるから水分を減らせばよい」と単純には考えられません。
水分量や塩分量を自己判断で大きく変えず、クリニックの指示に従うことが大切です。
OHSSでみられることがある症状
- お腹の張りや膨満感が強くなる
- 下腹部痛や腹部全体の痛みがある
- 短期間で体重が急に増える
- 吐き気や嘔吐がある
- 尿の量や回数が減る
- 尿の色が濃くなる
- 喉が強く渇く
- 息苦しさや胸の痛みがある
- 片脚が腫れ、痛みや熱感がある
これらの症状がすべてそろうわけではありません。症状が増えている、前日より明らかに悪化している場合は、判定日まで待たずに相談してください。
むくんでいるときの水分の摂り方
むくみがあると、水を飲むことが心配になるかもしれませんが、自己判断で水分を極端に減らすことはおすすめできません。
脱水を避けるため、喉の渇きや尿の色、汗の量、食事内容に合わせて、少量ずつ定期的に水分を摂りましょう。
一方で、「水を飲めば飲むほど着床に良い」という根拠もないため、苦しくなるほど大量に飲む必要はありません。
水分補給に取り入れやすいもの
- 水
- 白湯
- 麦茶などカフェインを含まないお茶
- 薄味の味噌汁やスープ
スポーツドリンクや経口補水液には糖分や塩分が含まれています。通常の軽いむくみに毎日大量に飲む必要はなく、嘔吐や下痢、OHSSなどで使用を検討する場合は、クリニックの指示を確認しましょう。
心臓病、腎臓病、高血圧などで水分や塩分を制限されている方は、一般的な目安ではなく主治医の指示を優先してください。
塩分はどのくらい控えた方がいい?
胚移植後だからといって、塩分を完全に避ける必要はありません。
ただし、味の濃い外食、加工食品、麺類の汁、漬物、スナック菓子などが重なると、塩分が多くなりやすいため注意しましょう。
無理なく塩分を調整する方法
- ラーメンやうどんの汁を飲み干さない
- 丼物だけでなく、定食形式を選ぶ
- ハム、ソーセージ、インスタント食品を続けすぎない
- ドレッシングや調味料は、かける前に量を確認する
- 酸味、香味野菜、だしを活用する
- 外食が続いた翌日は、自宅で薄味の食事へ戻す
一度塩分の多いものを食べたからといって、すぐに着床へ影響するわけではありません。「食べてしまった」と不安になるよりも、次の食事から整えることを大切にしましょう。
胚移植後のむくみにできるセルフケア
同じ姿勢を長く続けない
デスクワークや車での移動が長い場合は、体調に問題がなければ、1時間に一度を目安に立ち上がる、足首を動かすなどを意識しましょう。
医師から運動制限を受けていなければ、短時間のゆっくりした散歩も取り入れられます。
ただし、OHSSで卵巣が大きく腫れている場合は、激しい運動や身体を強くひねる動作を避け、クリニックの指示に従ってください。
足首をゆっくり動かす
椅子に座った状態で、つま先を上げ下げする、足首をゆっくり回すなどの動きは、長時間同じ姿勢が続くときに取り入れやすい方法です。
痛みを感じるほど強く動かす必要はありません。
休むときは脚を少し高くする
両脚の軽いむくみであれば、横になるときにクッションや丸めたタオルを足元へ置き、脚を少し高くすると楽になることがあります。
ただし、片脚だけが急に腫れている、痛い、赤い、熱を持っている場合は、血栓症の可能性があります。強く揉んだりマッサージしたりせず、医療機関へ相談してください。
締めつけの少ない服装を選ぶ
お腹や脚を強く締めつける服装は避け、ゆったりした衣服で過ごしましょう。
着圧ソックスを使用したい場合は、強いむくみや持病がある方、OHSSを指摘されている方は、使用前に医師へ確認すると安心です。
身体を冷やしすぎない
冷たい飲み物を飲んだからといって、むくみや着床へ直接影響するわけではありません。
ただし、冷房で足元が冷える、冷たいものが続いて胃腸の調子が悪くなる方は、靴下や薄手の上着、温かい汁物などで無理なく調整しましょう。
体重は毎日測った方がいい?
通常の凍結胚移植後で、クリニックからOHSSのリスクや体重測定について指示を受けていない場合は、1日に何度も体重を測る必要はありません。
何度も測定すると、食事や水分による小さな変動が気になり、不安が強くなることがあります。
体重を確認する場合は、朝起きて排尿したあとなど、毎日できるだけ同じ条件で1回測ると変化を比較しやすくなります。
採卵後や新鮮胚移植後でOHSSのリスクを指摘されている方は、クリニックから伝えられた方法や頻度を優先してください。
目安として、24時間で1kg以上など急激な増加がみられ、お腹の張りや尿量低下なども伴う場合は、早めにクリニックへ連絡しましょう。
クリニックへ相談した方がよい症状
軽いむくみが夕方だけにみられ、休むと軽くなり、体調にも大きな変化がなければ、生活を整えながら経過をみられることもあります。
一方、次のような症状がある場合は、判定日まで待たずに移植を受けたクリニックへ相談してください。
- 体重が短期間で急に増えている
- お腹の張りや腹囲が日に日に強くなっている
- 強い下腹部痛や腹痛がある
- 吐き気や嘔吐があり、食事や水分が摂れない
- 尿量や尿の回数が明らかに減っている
- 尿の色が濃く、強い喉の渇きがある
- むくみや体調不良が徐々に悪化している
- 新鮮胚移植後で、OHSSのリスクを説明されている
早急な受診が必要な症状
- 息苦しい、呼吸がしにくい
- 胸の痛みがある
- 片脚だけが急に腫れ、痛みや熱感がある
- 意識が遠のく、強いふらつきがある
- 尿がほとんど出ない
- 我慢できないほどの腹痛がある
これらの症状は、重いOHSSや血栓症などでもみられることがあります。クリニックへ連絡がつかない場合は、救急医療機関への相談も検討してください。
胚移植後のむくみと東洋医学の考え方
東洋医学では、むくみを身体の「水」の巡りが滞っている状態の一つとして捉えることがあります。
胃腸の働き、冷え、疲労、睡眠不足、身体の緊張などを含め、その方の体調を全体的に確認します。
同じむくみでも、足元の冷えが強い方、お腹の張りや便秘を伴う方、睡眠が浅く緊張が続いている方では、身体の状態が異なります。
ただし、東洋医学的な体質の見方や良導絡測定だけで、OHSS、腎臓病、心疾患、血栓症などを診断することはできません。
当院では、むくみだけを見るのではなく、採卵からの日数、新鮮胚移植か凍結胚移植か、使用している薬、お腹の張り、尿量、睡眠、便通、手足の冷えなどを伺っています。必要に応じて良導絡測定を行い、自律神経や東洋医学的な体質の傾向も確認します。
鍼灸は、冷えや身体の緊張、睡眠などを含めた体調管理を補助する方法の一つです。急な体重増加、尿量低下、強い腹部膨満、吐き気、息苦しさなどがある場合は、鍼灸だけで様子を見ず、移植を受けたクリニックで確認してもらうことを優先しています。
まとめ|軽いむくみは慌てず、急な変化は早めに相談を
胚移植後の軽いむくみや体重増加は、黄体ホルモン剤やエストロゲン製剤、塩分の多い食事、活動量の低下、長時間の座り姿勢、便秘などによって起こることがあります。
むくみや体重増加だけで、着床の成否を判断することはできません。短期間で増えた体重も、すべてが体脂肪によるものとは限りません。
むくんでいるからといって、水分を極端に減らす必要はありません。喉の渇きや尿の状態を確認しながら、少量ずつ定期的に補いましょう。
塩分の多い外食や加工食品が続いている場合は、汁物を飲み干さない、薄味の食事へ戻すなど、無理なく調整することが大切です。
一方、新鮮胚移植後の急な体重増加、強い腹部膨満、尿量低下、吐き気、息苦しさなどは、OHSSの可能性があります。
また、片脚だけの腫れや痛み、胸痛、呼吸困難は、血栓症などの緊急性がある症状でもみられます。自己判断で水分を制限したり、強くマッサージしたりせず、速やかに医療機関へ相談してください。
数字だけを何度も確認して不安を強くするよりも、前日から症状が悪化していないか、尿や呼吸に変化がないかを見ながら、穏やかに身体を休めて過ごしましょう。
胚移植後にむくむと着床しにくくなりますか?
軽いむくみがあるだけで、着床しにくくなるとは限りません。むくみはホルモン剤、食事、活動量、便通などさまざまな要因で起こります。むくみだけで妊娠や着床の有無を判断することはできません。
むくんでいるときは水分を減らした方がいいですか?
自己判断で水分を極端に減らすことは避けましょう。特にOHSSでは、身体に水分がたまっているように見えても、血管内では脱水が起きていることがあります。喉の渇きや尿の状態に合わせて水分を摂り、OHSSが疑われる場合はクリニックの指示を確認してください。
胚移植後に体重が1kg増えました。大丈夫ですか?
食事、水分、便通、測定時間などによって一時的に体重が変わることがあります。ただし、新鮮胚移植後に24時間ほどで急に体重が増え、お腹の張り、吐き気、尿量低下などを伴う場合は、OHSSの可能性も考えてクリニックへ相談してください。
凍結胚移植後でもOHSSになりますか?
採卵とは別の周期に行う一般的な凍結胚移植では、卵巣刺激に伴うOHSSの可能性は新鮮胚移植より低いと考えられます。ただし、ホルモン剤によるむくみや、OHSS以外の病気による症状は起こり得ます。強い症状がある場合は移植方法にかかわらず医療機関へ相談してください。
むくみがあるときに足をマッサージしても大丈夫ですか?
両脚に軽いむくみがある場合は、足首をゆっくり動かすなどの方法があります。ただし、片脚だけが急に腫れている、痛い、赤い、熱を持っている場合は、血栓症の可能性があります。強く揉まず、速やかに医療機関へ相談してください。
むくみがあるときに鍼灸を受けても大丈夫ですか?
軽いむくみで全身状態が安定している場合は、体調を確認したうえで施術を検討できることがあります。ただし、急な体重増加、強い腹部膨満、尿量低下、嘔吐、息苦しさ、片脚の強い腫れなどがある場合は、鍼灸よりも先にクリニックや医療機関へ相談してください。
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📚参考文献
- Practice Committee of the American Society for Reproductive Medicine. Prevention of moderate and severe ovarian hyperstimulation syndrome: a guideline. Fertility and Sterility. 2024;121:230-245.
OHSSの発症時期、重症度、急な体重増加や尿量低下などの症状、新鮮胚移植と全胚凍結におけるOHSSリスクの違いを確認する際に参考にしました。 - Royal College of Obstetricians and Gynaecologists. Ovarian hyperstimulation syndrome(OHSS).
OHSSでみられる腹部膨満、嘔吐、尿量低下、呼吸困難、血栓症の症状、水分補給や活動に関する患者向け情報を参考にしました。 - 厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル 卵巣過剰刺激症候群(患者の皆様へ)」
不妊治療中に注意したい、お腹の張り、吐き気、急な体重増加、尿量低下などの初期症状と、医療機関へ連絡する目安を参考にしました。 - DailyMed. Progesterone Vaginal Insert: Prescribing Information.
生殖補助医療で使用される黄体ホルモン製剤に関連する腹部膨満、便秘、水分貯留などの副作用情報を確認する際に参考にしました。 - DailyMed. Estradiol Tablet: Prescribing Information.
エストロゲン製剤で報告されている水分貯留、むくみ、体重変化などの副作用情報を確認する際に参考にしました。
この記事の監修者


院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)
FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)
- 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
- 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
- 日本生殖医学会会員
不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。
※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。
胚移植後のむくみや体調の変化が気になる方へ
胚移植後にむくみや体重の変化があると、「薬の影響かな」「このまま様子を見ても大丈夫かな」と不安になることもあると思います。軽いむくみだけで着床の成否が決まるわけではありませんが、急な体重増加、強いお腹の張り、尿量の低下、吐き気、息苦しさなどがある場合は、まず移植を受けたクリニックへご相談ください。
大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、移植方法や使用しているお薬を確認しながら、冷え、便通、睡眠、身体の緊張なども伺い、お一人おひとりの状態に合わせた鍼灸施術をご提案しています。
「移植後の過ごし方について相談したい」「むくみだけでなく、冷えや眠りの浅さも気になる」という方は、体調が安定しているときにお気軽にご相談ください。医療機関での確認が必要な症状を見分けながら、判定日まで少しでも穏やかに過ごせるようサポートいたします🍀








当院でも、胚移植後の方から「むくんでいるので水分を減らした方がいいですか」「体重が増えたのは着床に影響しますか」と相談されることがあります。軽いむくみだけで着床の成否は判断できず、水分を極端に控える必要もありません。
まずは、むくみが両足にあるのか片足だけなのか、お腹の張りや吐き気はないか、尿量が減っていないかなどを確認します。採卵直後の新鮮胚移植でOHSSが疑われる症状がある場合は、セルフケアや鍼灸よりも先に、移植を受けたクリニックへ相談することをお伝えしています。