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妊活中にカップラーメンを食べても大丈夫?カップ麺・インスタントラーメンとの上手な付き合い方

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妊活中は食事への意識が高まり、「カップラーメンを食べたら妊娠しにくくなる?」「インスタントラーメンの添加物は避けた方がいい?」「忙しくてカップ麺しか食べられなかったけれど大丈夫?」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、妊活中にカップラーメンを一度食べたからといって、それだけで妊娠しにくくなるとは考えにくく、完全に避ける必要もありません。

ただし、カップ麺だけの食事が頻繁に続くと、塩分や脂質が多くなる一方で、たんぱく質、野菜、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが不足しやすくなります。

妊活中に大切なのは、特定の食品を過度に怖がることではなく、食事全体のバランスを整えることです。この記事では、妊活中のカップラーメンやインスタントラーメンとの上手な付き合い方について、わかりやすく解説します。

この記事の要点まとめ
  • 妊活中でもカップラーメンを完全に避ける必要はありません
  • 一度食べたことだけで、卵子の質や着床に影響すると判断できる根拠はありません
  • 注意したいのは、添加物よりも塩分の多さや栄養の偏りです
  • スープを残し、たんぱく質や野菜を足すとバランスを整えやすくなります
  • 「週何回まで」と一律に決めるより、普段の食生活全体で考えることが大切です

妊活中にカップラーメンを食べても大丈夫?

妊活中であっても、忙しい日や食事を作る余裕がない日に、カップラーメンを利用すること自体は過度に心配しなくて大丈夫です。

妊娠前の食事内容と妊娠しやすさとの関連は研究されていますが、その多くは食事全体の傾向を調べたものです。カップ麺など特定の食品を一度食べたことだけで、妊娠率が下がると証明したものではありません。

野菜、果物、魚、豆類、全粒穀物などを含むバランスのよい食事と妊娠成績との関連を示した研究はありますが、研究結果にはばらつきがあり、特定の食品だけで妊娠の結果が決まるわけではありません。

そのため、「昨日カップラーメンを食べてしまった」「採卵前なのにインスタントラーメンを食べた」と必要以上に後悔する必要はありません。

大切なのは、1食だけを振り返るのではなく、数日から数週間単位で食事のバランスを整えていくことです。

妊活中のカップ麺で気をつけたい3つのポイント

1.塩分が多くなりやすい

カップラーメンで特に意識したいのが、塩分です。

商品によって異なりますが、麺やかやくだけでなく、スープにも多くの塩分が含まれていることがあります。

成人女性の食塩摂取量の目標量は、1日6.5g未満とされています。カップ麺を選ぶときは、栄養成分表示の「食塩相当量」を確認してみましょう。

塩分を摂りすぎる食生活が続くと、むくみや血圧の上昇につながる可能性があります。

カップ麺を食べる日は、次のような工夫がおすすめです。

  • スープを全部飲まずに残す
  • 「減塩」「食塩控えめ」の商品を選ぶ
  • ほかの食事では、汁物や加工肉、漬物を重ねすぎない
  • 商品ごとの食塩相当量を比較する

加工食品には、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量などの栄養成分が表示されています。商品名やパッケージのイメージだけで判断せず、表示を見比べる習慣をつけると選びやすくなります。

2.たんぱく質や野菜が不足しやすい

カップラーメンだけで食事を済ませると、炭水化物と脂質が中心になり、たんぱく質や野菜が不足しやすくなります。

妊娠前から、肉、魚、卵、大豆製品などの主菜と、野菜、海藻、きのこ類などの副菜を組み合わせ、必要な栄養を幅広く摂ることが大切です。

カップ麺を食べるときは、次のような食品を1〜2品足してみましょう。

たんぱく質として足しやすい食品

  • ゆで卵
  • 豆腐や冷ややっこ
  • 蒸し鶏
  • 納豆
  • 無糖ヨーグルト
  • 魚や大豆製品のお惣菜

野菜などを補いやすい食品

  • カット野菜やサラダ
  • 冷凍ブロッコリーや冷凍ほうれん草
  • きのこ類
  • わかめなどの海藻類
  • 野菜のお惣菜
  • 果物

すべてをカップの中に入れなくても、別のお皿で一緒に食べれば十分です。

3.商品によって脂質やエネルギー量が異なる

カップラーメンには、油で揚げた麺を使用したものと、ノンフライ麺を使用したものがあります。

一般的には、ノンフライ麺の方が脂質を抑えやすい傾向がありますが、スープや具材によって脂質やエネルギー量は変わります。

「ノンフライだから必ず低カロリー」と決めつけず、栄養成分表示を確認しましょう。

体重管理が必要な場合は、脂質やエネルギー量だけでなく、商品のサイズにも注目してください。大盛りの商品ではなく、通常サイズやミニサイズを選ぶ方法もあります。

当院でお伝えしていること

当院でも、「忙しくてカップ麺やコンビニ食が増えてしまう」「妊活中なのにきちんと食事を作れず、罪悪感がある」といったご相談をよくいただきます。食事は大切ですが、一度カップ麺を食べたことだけで身体の状態が大きく変わるわけではありません。まずは、卵や豆腐、カット野菜など、用意しやすい食品を一品加えるところから始めてみましょう。

食後のむくみや胃もたれ、便通の乱れが気になる場合は、塩分や脂質だけでなく、睡眠不足やストレス、月経周期による体調の変化も関係していることがあります。症状が続く場合や、血圧について医師から指摘を受けている場合は、自己判断で食事だけを調整せず、婦人科やかかりつけ医にも相談してください。

カップラーメンの添加物は妊活に悪い?

カップラーメンの原材料表示を見て、「添加物が身体に蓄積するのでは?」「卵子に悪影響があるのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。

日本で使用が認められている食品添加物は、食品安全委員会による安全性評価などを踏まえ、使用できる食品や使用量の基準が定められています。

また、一日摂取許容量は、毎日一生涯摂取し続けても健康への悪影響がないと考えられる量を基に設定されています。

そのため、通常の食生活で摂取する食品添加物について、妊活中だからといって過度に怖がりすぎる必要はありません。

カップ麺を選ぶときに優先して確認したいのは、添加物の種類や数だけではなく、次のような点です。

  • 食塩相当量
  • たんぱく質量
  • 脂質
  • エネルギー量
  • 一緒に食べる食品

「添加物を完全に避けなければ」と考えて食事が大きな負担になるよりも、カップ麺だけで食事を済ませない工夫をする方が現実的です。

妊活中のカップラーメンは週何回まで?

妊活中のカップラーメンについて、「週1回まで」「月に何回まで」といった公的な基準はありません。

食べる頻度だけで判断するのではなく、普段の食生活全体を振り返って考えることが大切です。

カップ麺を食べることがあっても、それ以外の日に魚、肉、卵、大豆製品、野菜、果物などを幅広く摂れている場合は、必要以上に不安になる必要はありません。

一方で、次のような状態が続いている場合は、食べ方や頻度を見直してみましょう。

  • 昼食がほぼ毎日カップ麺になっている
  • カップ麺とおにぎりだけで済ませることが多い
  • 野菜や果物をほとんど食べていない
  • カップ麺のスープを毎回すべて飲んでいる
  • コンビニ弁当、加工肉、スナック菓子なども多い
  • 医師から血圧や塩分について注意を受けている

「何回まで」と厳しく制限するよりも、便利な食事の選択肢の一つとして利用し、毎日のように続けないことを目安にするとよいでしょう。

妊活中におすすめのカップ麺の選び方

食塩相当量を比較する

似た味やサイズの商品でも、食塩相当量が異なることがあります。

表示が「めん・かやく」と「スープ」に分かれている場合は、どの部分に塩分が多いのかも確認してみましょう。

たんぱく質量を確認する

たんぱく質が少ない商品であれば、ゆで卵や豆腐などを組み合わせます。

肉や卵などの具材が比較的多い商品でも、野菜が十分とは限りません。カット野菜や副菜を足すと、食事全体のバランスを整えやすくなります。

脂質とエネルギー量を見る

油揚げ麺、濃厚なスープ、大盛りサイズなどは、脂質やエネルギー量が多くなることがあります。

ノンフライ麺や小さめのサイズも選択肢になりますが、最終的には商品ごとの栄養成分表示で比較してください。

カップラーメンに何を足せばいい?

組み合わせに迷ったときは、次のような食べ方がおすすめです。

組み合わせ例1

カップラーメン+ゆで卵+カット野菜

不足しやすいたんぱく質と野菜を手軽に補えます。

組み合わせ例2

小さめのカップ麺+冷ややっこ+野菜のお惣菜

麺の量を抑えながら、たんぱく質や食物繊維を補えます。

組み合わせ例3

カップラーメン+冷凍ブロッコリー+無糖ヨーグルト

調理する時間がない日でも用意しやすい組み合わせです。

組み合わせ例4

カップラーメン+蒸し鶏+わかめやきのこ

麺だけで済ませず、主菜と副菜にあたる食品を追加できます。

すべてを完璧にそろえられない日があっても問題ありません。「今日は卵だけ足す」「次の食事で野菜や魚を食べる」というように、できる範囲で調整しましょう。

採卵前や胚移植前後に食べても大丈夫?

採卵前や胚移植前後にカップラーメンを一度食べたからといって、それだけで採卵結果や着床の可否が決まるものではありません。

ただし、塩分の多い食事でむくみや喉の渇きを感じやすい方や、脂質の多い食事で胃もたれや下痢を起こしやすい方は、治療前後の体調管理として控えめにするのもよいでしょう。

採卵後に卵巣の腫れや腹部膨満感がある場合や、医療機関から水分、塩分、食事について個別の指示を受けている場合は、その指示を優先してください。

当院でお伝えしていること

妊活中は、「これを食べたらよくないのでは」と食事への不安が強くなり、それ自体がストレスになることもあります。当院では、食事内容だけで判断するのではなく、月経周期、手足やお腹の冷え、睡眠、疲れやすさ、胃腸の調子なども伺い、東洋医学的な体質の見方や良導絡測定を参考にしながら、現在の身体の傾向を一緒に整理しています。

鍼灸では、食生活を無理に制限するのではなく、身体の緊張や自律神経の状態、冷えや血流などにも目を向けながら、妊活を続けやすい生活づくりをサポートしています。食事を完璧にしようと頑張りすぎず、まずはスープを残す、たんぱく質や野菜を一品足す、睡眠時間を確保するといった、続けやすいことから取り入れてみてください。

妊活中は食べたことを責めすぎないで

妊活中は、食事について調べるほど、「身体によくないものを食べてしまった」「これで妊娠できなかったらどうしよう」と不安になることがあります。

しかし、妊娠は一つの食事だけで決まるものではありません。

忙しい日にカップラーメンを利用したことを責めるより、「スープを少し残してみよう」「ゆで卵を一つ足そう」「次の食事では野菜を食べよう」と考える方が、無理なく食生活を整えられます。

妊活中の食事は、完璧を目指すことよりも、続けられる範囲でバランスを整えていくことが大切です。

まとめ

妊活中でも、カップラーメンやインスタントラーメンを完全に避ける必要はありません。

一度食べたことだけで、卵子の質や着床に影響すると心配しすぎなくても大丈夫です。

ただし、カップ麺だけの食事が頻繁に続くと、塩分や脂質が多くなり、たんぱく質、野菜、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足しやすくなります。

カップ麺を食べるときは、次のような工夫を取り入れてみましょう。

  • 栄養成分表示の食塩相当量を確認する
  • スープを全部飲まない
  • ゆで卵や豆腐などのたんぱく質を足す
  • カット野菜や冷凍野菜を組み合わせる
  • 数日単位で食事全体を整える

「食べてはいけない」と不安を抱えるのではなく、便利さを活用しながら上手に付き合うことが、妊活中の食事を無理なく続けるポイントです。

当院でよく受けるご相談

妊活中にカップラーメンを食べると卵子の質が下がりますか?

カップラーメンを一度食べたことで、卵子の質が低下すると判断できる根拠はありません。特定の食品だけではなく、普段の食事、体重、睡眠、運動、喫煙、飲酒、年齢、持病など、さまざまな要因を含めて考える必要があります。

カップ麺の汁を飲まなければ大丈夫ですか?

スープを残すことで、スープに含まれる塩分の摂取量を抑えられます。ただし、麺やかやくにも塩分や脂質が含まれているため、「汁を飲まなければ何個食べてもよい」ということではありません。

ノンフライ麺の方が妊活中にはよいですか?

ノンフライ麺は、油揚げ麺より脂質を抑えやすい傾向があります。ただし、商品によってスープの脂質や食塩相当量が異なります。ノンフライという表示だけで判断せず、栄養成分表示を比較しましょう。

カップ焼きそばならスープがないので塩分は少ないですか?

カップ焼きそばはスープを飲むことはありませんが、ソースに多くの塩分が含まれている商品があります。カップラーメンと同様に、食塩相当量、脂質、エネルギー量を確認してください。

カップラーメンを食べた次の食事はどうすればいいですか?

次の食事では、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質と、野菜、海藻、きのこ類などを取り入れましょう。食事を抜いたり、極端に量を減らしたりして帳尻を合わせる必要はありません。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊活中の食事や体調について、気軽にご相談ください

妊活中は、カップラーメンなどを食べただけでも「身体に悪かったのでは」「妊娠に影響しないかな」と不安になることがあります。しかし、一度の食事だけで妊娠の結果が決まるわけではありません。完璧を目指しすぎず、続けられる範囲で食生活を整えていくことが大切です。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、食事だけに目を向けるのではなく、月経周期や冷え、睡眠、ストレス、身体の緊張なども伺いながら、お一人おひとりの状態に合わせた妊活サポートを行っています。

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