治療院ブログ

2024年10月の投稿記事

ART児と自然妊娠児のリスクの違いとは?

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ART児は自然妊娠児よりも早産リスクが高い

不妊治療を進めている多くの方にとって、体外受精(ART: Assisted Reproductive Technology)は希望の光です。しかし、ARTによって生まれた子ども(ART児)は、自然妊娠児と比べていくつかのリスクがあることが知られています。その中でも特に「早産」のリスクが高まることが報告されています。この記事では、そのリスクと背景について詳しく見ていきましょう。

ART児と早産リスクの関係

さまざまな研究が示すところによると、ARTで生まれた子どもは、自然妊娠で生まれた子どもと比較して「早産」のリスクが高まることがわかっています。特に、新鮮胚移植によって生まれた子どもは、低出生体重児(LBW)や在胎週数に対して小さい赤ちゃん(SGA)のリスクが高い傾向にあります。また、凍結融解胚移植によって生まれた子どもは、逆に大きめの赤ちゃん(LGA)として生まれることが多いですが、それでも早産のリスクは依然として残っています。

Elias et al. (2020) の研究によれば、ART児は自然妊娠児に比べて早産や低出生体重のリスクが高いことが確認されています。また、凍結融解胚移植児はLGAのリスクが高まる一方、新鮮胚移植児はLBWやSGAのリスクが高まる傾向が見られます​

日本におけるARTの現状

2021年の日本産婦人科学会による最新のARTデータによれば、ARTによって年間69,797人の子どもが生まれています。この数は過去最多であり、全出生児数の約11.6人に1人がARTによる出生であることを示しています​。特に、凍結融解胚移植による出生が大多数を占めています。

凍結融解胚移植による出生児は、大きめの赤ちゃん(LGA)のリスクが高い一方、新鮮胚移植による出生児は早産や低出生体重、SGA(在胎週数に対して小さめの赤ちゃん)のリスクが高い傾向があります。

ART治療周期数のグラフ

早産リスクを理解した上での選択

ARTによる妊娠は、不妊治療を受ける多くのカップルにとって貴重な選択肢です。しかし、治療方法によっては、周産期におけるリスクが増加する可能性があることも理解しておくことが重要です。特に、早産や低出生体重といったリスクは、出産のタイミングや赤ちゃんの健康状態に影響を与えるため、妊娠中の適切な管理が欠かせません。

主治医としっかりと話し合い、治療の選択肢を理解した上で、リスクを軽減するための最善の方法を選択しましょう。凍結融解胚移植が適しているのか、新鮮胚移植が良いのか、それぞれのケースに応じて異なるため、医療チームとの連携が重要です。

まとめ

不妊治療は、多くの方にとってかけがえのない希望となる手段です。しかし、ARTによる妊娠では、自然妊娠に比べて早産のリスクが高まることを理解し、そのリスクに備えた対策を講じることが重要です。妊娠中は適切なケアを受け、早産のリスクをできるだけ軽減するために、医療チームと緊密に連携して進めていくことが推奨されます。

ART児と自然妊娠児の違いとリスクを考える親子のイメージイラスト

参考文献

  • ・Elias et al., Archives of gynecology and Obstetrics, 2020
  • ・日本産婦人科学会, ARTデータブック 2021​

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【DOHaD説②】妊娠前後の母体環境が胎児に与える影響とは?

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DOHaD:胎児期の環境が生涯の健康に与える影響

DOHaD(ドーハッド)という概念は、胎児期から幼少期にかけての環境が、将来の健康や疾患リスクに強く影響を与えるという理論です。この考え方は、現代医学において注目されており、特に不妊治療や妊娠に関連する分野で重要視されています。

DOHaDの基本的な考え方は、胎児や新生児の発育が母親の健康状態や食生活、さらには環境要因によって左右され、これが成人期の生活習慣病や心疾患、糖尿病、肥満などのリスクに影響を与えるというものです。この理論に基づき、妊娠期の母親のケアや栄養状態が、胎児の長期的な健康を左右することがわかってきています。

胎児期の影響と長期的な健康リスク

胎児期の栄養不足やストレス、母親の喫煙、環境汚染などの影響は、胎児の発達に直接的な影響を及ぼします。例えば、胎児が栄養不足の環境で成長すると、将来、糖尿病や高血圧といった生活習慣病のリスクが高まることが研究で示されています。

また、厚生労働省が発表しているように、妊娠中の栄養や環境管理は、出生体重や発育に影響を与えるだけでなく、長期的な健康に深い影響を与える可能性があることが示唆されています。母体の健康管理が重要であると同時に、出生後の乳幼児期の栄養や育成環境も非常に重要です。

DOHaD学説に基づく病気のリスク

胎児期の環境要因、特に母親の栄養状態、ストレス、環境汚染などは、将来的に以下のような病気や障害のリスクを高める可能性があるとされています。

1. 生活習慣病

  • 糖尿病
    胎児期に栄養不足や過剰摂取があると、インスリン抵抗性が高まり、成人期に2型糖尿病のリスクが上昇します。
  • 高血圧
    胎児期の発育環境が不十分であると、血圧調節機能が影響を受け、成人期の高血圧リスクが増加します。
  • 肥満
    胎児期に栄養過多やストレスがあると、肥満の傾向が強まり、成人期のメタボリックシンドロームのリスクが高くなります。

2. 心血管疾患

胎児期の低栄養や酸素不足、ストレスの影響は、将来的に動脈硬化や心筋梗塞といった心血管系の疾患リスクを高めるとされています。特に血管の弾力性が低下することで、血流や心臓に負担がかかることが考えられます。

3. 呼吸器疾患

母親の喫煙や空気汚染への暴露がある場合、胎児の肺の発達が影響を受け、出生後の呼吸器疾患(喘息や慢性閉塞性肺疾患など)のリスクが増加することが示されています。

4. 腎疾患

胎児期に栄養不足があった場合、腎臓の発達が阻害され、将来的に腎機能障害や腎不全のリスクが増えることが報告されています。

発達障害のリスク

DOHaDの理論は、身体的な疾患だけでなく、発達障害にも関連しています。特に胎児期の環境が脳の発達に影響を与え、発達障害のリスクを高める要因になると考えられています。

1. 自閉症スペクトラム障害(ASD)

母体が妊娠中に栄養不足や特定の栄養素(葉酸やオメガ3脂肪酸など)が不足している場合、胎児の脳の発達に影響を与え、ASD(自閉症スペクトラム障害)のリスクが増加することが示唆されています。また、母親が妊娠中にストレスを受けていると、胎児の神経系に影響を与えることも考えられます。

2. 注意欠陥・多動性障害(ADHD)

胎児期や幼少期に母親が喫煙やアルコール摂取をしていると、胎児の脳発達に影響を与え、注意欠陥・多動性障害(ADHD)のリスクが増加する可能性があります。研究によれば、これらの環境要因は胎児の神経系や行動制御能力に悪影響を与え、結果としてADHDの発症リスクを高めるとされています。

3. 知的障害

栄養不足、感染症、薬物使用、環境汚染物質への暴露などが胎児期に起こると、脳の発達に影響を与え、知的障害のリスクが高まります。特に胎児期の脳の急速な発達期間中にこれらの影響が強くなるため、妊娠期の母体のケアが非常に重要です。

鍼灸でできること

鍼灸の役割に注目してください。鍼灸は、妊娠前に母体の健康を整え、ホルモンバランスの調整やストレス軽減を促すことで、妊娠しやすい身体づくりをサポートします。また、妊娠後においても、鍼灸は自律神経の調整を通じて妊娠中の不調を軽減し、母体の精神的・身体的な健康維持に貢献します。さらに、母体の健康が胎児の発育に良い影響を与えることが知られているため、鍼灸によるケアは胎児の健康にもプラスとなります。

厚生労働省も母体の栄養や生活習慣管理を強調しており、鍼灸を含む統合医療的なアプローチが、妊娠を希望する女性や妊娠中の方にとって、適切なケアを行う一つの選択肢として有益であることがわかります。鍼灸は、母体の健康を整え、胎児の発育をサポートするために重要な役割を果たすことができ、次世代の健康を守るための有力な手段の一つといえるでしょう。

まとめ

DOHaDの概念に基づくと、胎児期や幼少期の環境が成人期における生活習慣病や心血管疾患、腎疾患、さらには発達障害のリスクを高める可能性があります。特に、母体の栄養状態やストレス管理、生活環境が胎児の脳や体の発達に与える影響は大きく、長期的な健康に直結しています。

妊娠前後の母体の状態が胎児に与える影響を表す母子のイメージイラスト

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【DOHaD説①】妊娠前の栄養が赤ちゃんの健康を左右する?

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妊娠前の栄養が胎児の健康に与える影響とは?

近年、DOHaD説(発達起源健康と疾病の理論)に基づき、妊娠前の両親の栄養状態が胎児の長期的な健康に大きな影響を与えることが注目されています。特に、母親だけでなく父親の栄養状態も胎児の健康に関連していることが多くの研究で示されています。

父親の栄養と胎児への影響

父親の肥満や栄養不足は、精子の質に悪影響を与え、胚の発育にまで影響を及ぼします。研究によると、肥満の男性では胚の発育速度が遅くなり、胚盤胞形成が減少することが確認されています。また、精子の遺伝子やエピジェネティックな変化が次世代に影響を及ぼし、子供の代謝や心血管系のリスクが高まることも報告されています​

母親の栄養と胎児の健康

母親の妊娠前の栄養も重要です。例えば、母体の高脂肪食やグルコース不耐性は、胎児のエネルギー代謝に悪影響を与え、将来的な健康リスクを高める可能性があります。特に、妊娠初期の栄養管理が胎児の代謝や発育に深く関与することが知られています​。

鍼灸によるサポート

さらに、鍼灸は妊活中の栄養改善と併用することで、体の血流を促進し、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。これにより、妊娠しやすい体作りをサポートし、妊娠前の健康管理に有効な方法として取り入れることができます。

まとめ

妊娠を希望する夫婦にとって、妊娠前の栄養状態は胎児の健康に大きく影響を与える重要な要素です。男性の栄養にも注意を払い、女性の栄養とともに適切に管理することで、健康な妊娠と将来の子供の健康を促進することができます。また、鍼灸を併用することで、より効果的な健康管理が可能です。

妊娠前の栄養状態が赤ちゃんの健康に影響することを表す母子と食事のイメージイラスト

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【関西】和歌山県の妊活スポット・子宝神社まとめ

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「妊活中、どこかパワースポット巡りをしてリフレッシュしたいな…」
「和歌山に、子宝祈願で有名な神社やお寺はある?」

そうお考えのあなたへ。今回は、雄大な自然と神秘的な霊場が調和し、訪れる人々に深い癒しとご利益をもたらす和歌山県にある、子授けや安産にご利益があるとされる神社やお寺を厳選してご紹介します。

妊活は、体だけでなく心の状態も非常に大切です。パワースポット巡りは、日々のストレスを忘れ、心身をリフレッシュする良い機会になるでしょう。穏やかな気持ちで祈りを捧げることで、夫婦の絆も深まり、前向きな気持ちで妊活に取り組めるはずです。

今回は、和歌山県で「子宝神社 和歌山」と検索されている皆さんのために、知っておきたい情報をまとめました。

和歌山県の子宝・安産祈願スポット8選

1. 熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

  • ご利益: 子宝、安産、家内安全、諸願成就、厄除け
  • 由緒: 全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮であり、熊野三山(本宮・速玉・那智)の一つです。古くから「子宝の神」として信仰されており、多くの参拝者が訪れます。特に「子安石(こやすのいし)」は、子授けや安産の祈願が行われることで有名です。広大な旧社地「大斎原(おおゆのはら)」にそびえる日本一の大鳥居は圧巻です。
  • 所在地: 和歌山県田辺市本宮町本宮1110
  • アクセス: JR紀伊田辺駅からバスで約1時間40分

2. 淡嶋神社(あわしまじんじゃ)

  • ご利益: 子授け、安産、女性の病気平癒、婦人病全般
  • 由緒: 医薬の神様である少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀っており、「女性の守り神」として厚く信仰されています。婦人病の平癒や子授け、安産にご利益があるとされ、全国から多くの女性や夫婦が訪れます。
  • 特徴: 境内には、全国から奉納された20万体以上もの人形が所狭しと並べられており、その光景は非常に独特で神秘的です。毎年3月3日の「ひな流し」は有名で、人形供養も行われています。
  • 所在地: 和歌山県和歌山市加太118
  • アクセス: 南海加太線「加太駅」から徒歩約20分

3. 紀三井寺(きみいでら)

  • ご利益: 安産、子授け、厄除け、開運
  • 由緒: 西国三十三所観音霊場の第二番札所であり、厄除け観音としても有名です。境内に湧く「紀三井水」は「日本名水百選」に選ばれており、その水で身を清めることでご利益があるとされています。特に、安産や子授けにご利益がある観音様が祀られており、女性参拝者からの信仰が厚いです。
  • 特徴: 桜の名所としても知られ、早咲きの桜は和歌山に春の訪れを告げます。境内から見渡せる和歌の浦の絶景も魅力です。
  • 所在地: 和歌山県和歌山市紀三井寺1201
  • アクセス: JR紀勢本線「紀三井寺駅」から徒歩約10分

4. 丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

  • ご利益: 子宝、安産、家内安全、厄除け、開運
  • 由緒: 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている、格式高い神社です。弘法大師空海が高野山を開く際に、この神社の女神様(丹生都比売大神)から土地を譲り受けたという伝承があります。古くからの歴史と豊かな自然が調和する神秘的な場所で、子宝や安産祈願にご利益があるとされています。
  • 特徴: 境内にある「輪橋(太鼓橋)」は朱色が美しく、パワースポットとしても知られています。
  • 所在地: 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230
  • アクセス: JR和歌山線「笠田駅」からバスで約30分

5. 闘鶏神社(とうけいじんじゃ)

  • ご利益: 安産、子授け、勝運、家内安全
  • 由緒: 熊野三山の別宮的存在として、古くから信仰を集めてきた神社です。源平合戦の際に、弁慶が進言した「闘鶏(鶏を戦わせる占い)」で源氏の勝利を占ったという故事から、「勝負運」の神としても知られています。安産祈願の神としても有名で、特に子授けを願う夫婦に人気があります。
  • 特徴: 紀州の歴史と深い関わりを持ち、世界遺産の一部としても登録されています。
  • 所在地: 和歌山県田辺市東陽20
  • アクセス: JR紀勢本線「紀伊田辺駅」から徒歩約10分

6. 高野山 奥之院(こうやさん おくのいん)

  • ご利益: 子授け、安産、諸願成就、厄除け
  • 由緒: 真言宗の総本山である高野山の中でも、弘法大師空海が入定(にゅうじょう)されている場所として最も神聖視される場所です。静かで厳かな霊場として、多くの人々が巡礼に訪れます。
  • 特徴: 奥之院までの参道には、樹齢数百年の杉並木が続き、20万基を超える墓碑や慰霊碑が並んでいます。この静かな環境で、心を込めて子授けや安産の祈願を行うことで、弘法大師の慈悲に触れ、深い癒しとご利益が得られるとされています。
  • 所在地: 和歌山県伊都郡高野町高野山550
  • アクセス: 南海高野線「極楽橋駅」からケーブルカーで「高野山駅」、そこからバスで「奥の院前」または「奥の院口」下車

7. 伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)

  • ご利益: 子宝、安産、子育て、災難除け、家屋安全
  • 由緒: 日本書紀にも登場する、古くから「木の神」として知られる五十猛命(いそたけるのみこと)を祀る神社です。木の神様が新しい命を育む力を持つことから、子宝や安産にご利益があるとされています。
  • 特徴: 境内の静かで落ち着いた雰囲気は、心を穏やかにしてくれます。木の温もりを感じながら、夫婦でゆっくりと祈りを捧げましょう。
  • 所在地: 和歌山県和歌山市伊太祈曽558
  • アクセス: 和歌山電鉄「伊太祁曽駅」から徒歩約5分

8. 九度山慈尊院(くどやまじそんいん)

  • ご利益: 子宝、安産、乳がん封じ、女性の健康
  • 由緒: 弘法大師空海が高野山開創にあたり、その母である玉依御前(たまよりごぜん)のために創建したと伝えられる寺院です。空海の母を祀っていることから、「女人高野(にょにんこうや)」とも呼ばれ、古くから女性の信仰を集めてきました。
  • 特徴: 子宝や安産祈願の参拝者が多く訪れ、母と子のご縁を大切にする場所として親しまれています。乳がん封じの祈願も行われています。可愛らしい乳房型の絵馬も奉納されています。
  • 所在地: 和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832
  • アクセス: 南海高野線「九度山駅」から徒歩約15分

参拝の際に心がけたいこと

  • ご夫婦での参拝: 妊活は夫婦二人三脚です。願いを共有しましょう。
  • 体調に合わせた計画: 無理せずゆとりあるスケジュールで。
  • 感謝の気持ち: 願いだけでなく日頃の感謝も大切。
  • 交通手段の確認: 山地も多いため、公共交通機関や車のアクセスを事前確認。

和歌山県にある妊活中におすすめの子宝神社の風景 ※当サイトに掲載された情報については充分な注意を払っておりますが、その内容の正確性等に対して、保障するものではありません。ご参拝の際は、事前に各施設の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

関西の妊活子宝スポットまとめ

三重の子宝スポット巡りで、心身ともにリフレッシュできましたか?妊活に関するお悩みや、鍼灸治療についてのご質問があれば、いつでもお気軽にお声掛けくださいね。

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知っておきたい「不正出血」の原因と対処法

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見逃してはいけない不正出血

不正出血は、多くの女性が一度は経験する可能性のある問題です。しかし、その原因や対処法を理解しておくことで、適切な対応が可能になります。この記事では、不正出血の原因とその対処法、そして心配しなくても良いケースについて解説します。

不正出血とは?

不正出血とは、通常の月経以外のタイミングで出血が起こる現象を指します。この出血は、少量の軽い出血から、大量の出血までさまざまで、原因も多岐にわたります。不正出血が続く場合や、頻繁に起こる場合は、何らかの健康上の問題が関与している可能性があるため、適切な診断と治療が必要です。

不正出血の主な原因

不正出血の原因は様々ですが、以下のようなものが主に考えられます。

ホルモンバランスの乱れ

ストレス、急激な体重の増減、過労、不規則な生活習慣などが原因で、ホルモンバランスが乱れることがあります。特に、思春期や更年期の女性はホルモンの変動が大きいため、不正出血が起こりやすいです。

子宮内膜増殖症

子宮内膜が異常に厚くなる状態で、不正出血の原因となることがあります。子宮内膜増殖症は、早期に発見し治療することで改善が可能です。

子宮内膜ポリープや慢性子宮内膜炎

子宮内膜にポリープができたり、炎症が起こると、不正出血が発生することがあります。これらの状態は、子宮鏡検査や子宮内膜細胞診(BCE)検査によって診断されます。

性感染症や骨盤内炎症性疾患

性感染症(STD)や骨盤内の炎症も不正出血の原因となり得ます。これらの感染症は、早期の診断と治療が必要です。

ホルモン剤の影響

ピルやホルモン治療の副作用として不正出血が起こることがあります。ホルモン剤が効きすぎることでホルモンが減少し、身体が過敏に反応している場合は、使用方法の見直しが必要です。

心配しなくていい不正出血

すべての不正出血が深刻な問題を示しているわけではありません。以下のようなケースでは、心配しなくても良い場合があります。

  • 排卵時出血
    排卵期に起こる軽い出血は、よくあることであり、多くの場合問題はありません。
  • ピルを飲み始めたとき
    ピルを飲み始めた最初の数ヶ月間は、身体がホルモンに慣れる過程で不正出血が起こることがあります。この場合も、数ヶ月経過しても出血が続く場合は医師に相談しましょう。

不正出血の対処法

不正出血が続く場合や気になる症状がある場合は、以下の対処法を検討してください。

  • 婦人科を受診する
    不正出血の原因を特定するために、婦人科での診察が必要です。医師は必要に応じて、子宮鏡検査やBCE検査などの適切な検査を提案します。
  • 生活習慣の見直し
    ストレスを減らし、規則正しい生活を心がけることで、ホルモンバランスを整えることができます。適度な運動やバランスの取れた食事も重要です。
  • ホルモン剤の使用方法を調整する
    ホルモン剤の使用が原因の場合、医師と相談して使用方法を調整することができます。

まとめ

不正出血は、さまざまな原因によって引き起こされる可能性がありますが、適切な診断と対処によって改善することが多いです。自分の身体の変化に気を配り、必要な時には医師の助けを借りることが大切です。不正出血が気になる方は、遠慮せずに婦人科を受診し、専門的なアドバイスを受けることをおすすめします。

不正出血の原因と対処法を考える妊活中の女性のイメージイラスト

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三重県の子宝神社・子授け神社おすすめ8選【妊活パワースポット】

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「妊活中、どこかパワースポット巡りをしてリフレッシュしたいな…」
「三重県に、子宝祈願で有名な神社やお寺はある?」

そうお考えのあなたへ。今回は、豊かな自然に囲まれ、美しい伊勢湾や歴史的な神社仏閣が数多く点在する三重県にある、子授けや安産にご利益があるとされる神社やお寺を厳選してご紹介します。

妊活は、体だけでなく心の状態も非常に大切です。パワースポット巡りは、日々のストレスを忘れ、心身をリフレッシュする良い機会になるでしょう。穏やかな気持ちで祈りを捧げることで、夫婦の絆も深まり、前向きな気持ちで妊活に取り組めるはずです。

今回は、三重県で「子宝神社 三重」と検索されている皆さんのために、知っておきたい情報をまとめました。

三重県の子宝・安産祈願スポット8選

1. 椿大神社(つばきおおかみやしろ)

  • ご利益: 安産、子授け、縁結び、交通安全
  • 由緒: 「日本最古の神社」の一つとして知られ、道開きの神様である猿田彦大神を祀っています。古くから安産や子授け祈願にご利益があるとされ、全国から多くの参拝者が訪れます。夫婦で力を合わせ、新たな道を切り開く妊活において、心強い存在となるでしょう。
  • 特徴: 境内には、美しい滝や豊かな自然が広がり、清々しい空気の中で心身ともにリフレッシュできます。
  • 所在地: 三重県鈴鹿市山本町1871
  • アクセス: 近鉄鈴鹿線「平田町駅」からバスで約30分

2. 伊勢神宮(いせじんぐう)

  • ご利益: 国家安泰、五穀豊穣、子宝、安産
  • 由緒: 日本の最高神である天照大御神(内宮)と、衣食住の守り神である豊受大御神(外宮)を祀る、日本全国の信仰を集める特別な場所です。直接的な子宝・安産の神様ではありませんが、日本人の心のふるさととして、両宮を参拝することで心身が清められ、ご縁が結ばれると信じられています。
  • 参拝のポイント: 内宮にある「子安神社」では、木花開耶姫命を祀っており、子宝・安産の祈願ができます。また、内宮の別宮である豊受大神宮でも、生活の基盤を整えることから子宝にご利益があると言われています。
  • 所在地: 内宮: 三重県伊勢市宇治館町1/外宮: 三重県伊勢市豊川町279
  • アクセス: 内宮: 近鉄「五十鈴川駅」からバス約10分/外宮: JR・近鉄「伊勢市駅」から徒歩約5分

3. 松阪神社(まつさかじんじゃ)

  • ご利益: 安産、子授け、家内安全
  • 由緒: 松阪城跡に鎮座する歴史ある神社で、地域の守り神として親しまれています。安産や子授けのご利益で知られ、多くの夫婦が訪れます。
  • 特徴: 境内にある「子授け石」は、子宝を授かりたい夫婦に人気のパワースポットです。石に触れて祈願することで、ご利益が得られるとされています。
  • 所在地: 三重県松阪市殿町1356
  • アクセス: JR・近鉄「松阪駅」から徒歩約15分

4. 金剛證寺(こんごうしょうじ)

  • ご利益: 安産、子授け、開運厄除
  • 由緒: 伊勢神宮の鬼門を守る寺として「伊勢神宮の奥の院」とも称される、由緒正しい寺院です。伊勢志摩国立公園内の朝熊山山頂に位置し、静かな山中での祈願が可能です。
  • 特徴: 子宝や安産に関する仏様が祀られており、静かで厳かな雰囲気の中で、心ゆくまで祈りを捧げることができます。広大な境内からは伊勢湾の絶景も望め、心身のリフレッシュにも最適です。
  • 所在地: 三重県伊勢市朝熊町岳548
  • アクセス: 近鉄「伊勢市駅」または「宇治山田駅」からバスで「朝熊山上広場」下車、そこから徒歩

5. 猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)

  • ご利益: 子宝、安産、家業繁栄、開運
  • 由緒: 椿大神社と同様に、道開きの神様である猿田彦大神を祀る神社です。伊勢神宮の近くに位置し、夫婦岩で知られる二見興玉神社とも関連が深いとされています。
  • 特徴: 子宝や安産祈願のスポットとして広く知られており、神社内には子授けに特化したお守りも授与されています。夫婦でこれからの道を切り開く妊活において、導きと加護を求めるのにふさわしい場所です。
  • 所在地: 三重県伊勢市宇治浦田2丁目1-10
  • アクセス: 近鉄「五十鈴川駅」から徒歩約20分、またはバスで「猿田彦神社前」下車

6. 多度大社(たどたいしゃ)

  • ご利益: 子授け、安産、家内安全、厄除け
  • 由緒: 「お伊勢さんよりお多度さん」と親しまれ、古くから子授けや安産祈願で知られる神社です。「上げ馬神事」でも有名です。
  • 特徴: 特に「子安石」は、子宝を願う夫婦に人気です。この石に触れることで子宝に恵まれるとされています。美しい自然に囲まれた境内で、清らかな気持ちで祈りを捧げましょう。
  • 所在地: 三重県桑名市多度町多度1681
  • アクセス: 養老鉄道「多度駅」から徒歩約15分

7. 専修寺(せんじゅじ)

  • ご利益: 安産、子宝、厄除け、病気平癒
  • 由緒: 浄土真宗の宗祖である親鸞聖人と縁の深い、真宗高田派の本山です。広大な境内には国宝の御影堂や如来堂があり、厳かな雰囲気に包まれています。安産や子宝のご利益があるとされ、静かに祈りを捧げることができます。
  • 特徴: 信仰の場としてだけでなく、美しい庭園や歴史的建造物も多く、心の安らぎを感じられる場所です。
  • 所在地: 三重県津市一身田町281
  • アクセス: JR紀勢本線「一身田駅」から徒歩約5分

8. 二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)

  • ご利益: 夫婦円満、子宝、安産、縁結び、交通安全
  • 由緒: 夫婦円満の象徴である「夫婦岩」が沖合にそびえ立つことで有名な神社です。夫婦岩は、男岩と女岩がしめ縄で結ばれており、夫婦の固い絆を表しています。
  • 特徴: 夫婦円満のご利益から、転じて子宝や安産祈願でも人気の高いパワースポットです。神社の境内からは美しい伊勢湾が広がり、昇る朝日を拝むこともでき、心が洗われるような感動を味わえます。カエルの置物も多く、無事に帰る(かえる)に通じるとして、縁起物とされています。
  • 所在地: 三重県伊勢市二見町江575
  • アクセス: JR参宮線「二見浦駅」から徒歩約15分

参拝の際に心がけたいこと

  • ご夫婦での参拝: 妊活は夫婦二人三脚で乗り越えるものです。ぜひご夫婦で一緒に参拝し、それぞれの願いを共有し、気持ちを一つにしましょう。
  • 体調に合わせた計画: 特に妊活中は、女性の体調がデリケートな時期もあります。無理のないスケジュールを立て、ゆとりのある参拝を心がけてください。
  • 感謝の気持ち: 願い事を伝えるだけでなく、日頃の感謝の気持ちを伝えることも大切です。
  • 交通手段の確認: 三重県は広域にわたるため、車での移動が便利な場所もあります。公共交通機関でのアクセスも事前に確認し、スムーズな移動を心がけましょう。

三重県にある妊活中におすすめの子宝神社の風景 ※当サイトに掲載された情報については充分な注意を払っておりますが、その内容の正確性等に対して、保障するものではありません。ご参拝の際は、事前に各施設の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

関西の妊活子宝スポットまとめ

三重の子宝スポット巡りで、心身ともにリフレッシュできましたか?妊活に関するお悩みや、鍼灸治療についてのご質問があれば、いつでもお気軽にお声掛けくださいね。

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精液検査だけではわからない!男性不妊の隠れた原因

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妊活を始めたご夫婦にとって、まず行うことが多いのが精液検査です。精子の数や運動率、形態を評価する検査は重要ですが、「検査で問題なかった=安心」にはなりません。精液検査で見えない、男性不妊の“隠れた原因”が存在するからです。

精液検査だけでは見逃す“隠れた原因”

  • 精索静脈瘤
    静脈の逆流により精巣温が上昇し、精子質を悪化。検査ではわからず、エコー・触診が必要。
  • 精子のDNA損傷
    形や動きに異常がなくてもDNAに損傷がある場合あり。DNA断片化検査が有効。
  • 酸化ストレス
    活性酸素が精子にダメージを与え、質を低下。抗酸化物質と生活改善が対策。
  • 精子形態異常の原因
    精液検査で原因は不明。炎症・環境・遺伝など、追加検査や問診が重要。
  • ホルモンバランスの異常
    テストステロン、FSH、LHなどのバランス崩れは血液検査が必要。

精液検査は「一度だけ」では不十分

  • 精液は日々変動するため、3回程度の検査が望ましく、継続的な評価が重要です。

早期専門医相談が鍵

精液検査だけに安心せず、異常がなくても妊娠しにくい場合は、男性不妊専門の泌尿器科や生殖医療クリニックで精密検査を。

宇都宮鍼灸良導絡院が提供するサポート内容

  • 血流改善
    生殖器への循環を促し、酸素・栄養供給と老廃物排出を助けます。
  • 酸化ストレス軽減
    自律神経の調整によりストレスを減らし、精子へのダメージを和らげます。
  • ホルモンバランス調整
    内分泌系に働きかけ、精子形成に関わるホルモンを整えます。
  • 精巣温度管理
    血流改善で温度調整のサポートになります。
  • ストレス軽減・体質改善
    心身のリラックスや睡眠の質向上で、全体的な体調を支えます。

当院では丁寧なカウンセリングと個別施術で、「妊娠しやすい身体づくり」をサポートします。精液検査に一喜一憂せず、ご自身の体と向き合いましょう。

男性不妊でお困りの方、精液検査では問題ないけど不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。共に妊娠への道を歩んでいきましょう。さらに詳しいご相談や質問があれば、お気軽にお声掛けください。

精液検査だけではわからない男性不妊の原因を解説

宇都宮鍼灸良導絡院では、一人ひとりの体調やお悩みに合わせた丁寧な施術を行っております。鍼灸についての疑問や、お身体の不調についてのご相談もお気軽にどうぞ。ご予約はこちらから可能です。

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43歳(低AMH0.9)PGT-Aクリア胚・胚盤胞4BBの移植で妊娠

投稿日:

大阪市からお越しのYさん(43歳)が妊娠されました。

43歳でAMHが0.9だったYさん

Yさんが当院にお越しになったのは、2023年4月。すでに2年の不妊期間があり、不妊治療専門クリニックで体外受精(保険適用)の治療中でした。

  • 過去の経験: 一度妊娠したものの、8週で流産を経験。
  • 鍼灸開始時の状況: 3回の初期胚移植を行うも、結果は陰性。

初期胚が減っていく中で、Yさんは「次に移植するか、採卵するか」という大きな決断に迫られていました。過去に着床したときは胚盤胞だったため、できれば PGT-A(着床前遺伝学的検査)にも挑戦し、良好な胚盤胞を凍結したいという強い希望がありました。

しかし、年齢の高さと低AMH(値0.9)で一度に採れる卵の数が少ないことを考慮して、初期胚で凍結する方が安心だという気持ちもありました。

凍結融解胚盤胞(PGT-Aクリア胚)移植で妊娠

Yさんの希望に応えるため、当院ではこれまでの鍼灸レーザー施術内容を、Yさんの身体の状態に合わせて見直しました。

その後、クリニックの先生と相談し、PGT-Aに挑戦するため胚盤胞凍結・貯卵の方針を決定。鍼灸治療を続けながら、卵の成長に合わせて採卵に臨みました。

4回繰り返した採卵周期

  • 1周期目の採卵: 1回目に5個の受精卵から胚盤胞1個、2回目に4個の受精卵から胚盤胞1個を凍結。
  • 2周期目の採卵: 1回目に2個の受精卵から胚盤胞1個、2回目に5個の受精卵から胚盤胞2個を凍結。
  • 3周期目の採卵: 2個の受精卵で凍結はできず。

これらの胚盤胞をPGT-Aに提出した結果、これまでの採卵から合計1個の正常胚を得ることができました。

連続した採卵で身体に負担がかかっていることもあり、Yさんは次の周期をお休み周期とし、トリオ検査(着床不全の原因を調べる検査)を受けられました。

その後、4周期目の採卵を行い、2個の胚盤胞を凍結。これらもPGT-Aをクリアし、最終的にPGT-Aクリア胚を合計2個得ることができました。

移植周期

約6か月にわたる長い採卵期間を終え、いよいよ移植周期に入りました。

「移植後はあまり気にしすぎないように…」そう思って、お仕事されながら普段通りの生活を送られていても、やはり判定日まではソワソワしてしまったそうです。しかし、凍結融解胚盤胞移植(PGT-Aクリア胚、グレード4BB)の結果は、見事に陽性でした!Yさんは「結果を聞いてホッとした」と、安堵の表情を見せてくださいました。

現在もマタニティ鍼灸で通院されており、流産を経験した8週の壁を乗り越え、無事に安定期を迎えられています。

Yさん、この度は本当におめでとうございます。出産まで安心安全なマタニティ生活を送っていただけるよう、今後もしっかりとサポートさせていただきます。

妊活中のあなたへ:Yさんのケースから学ぶこと

Yさんの妊娠するまでの経緯は、AMHが低くても、年齢が高くても、諦めない限り希望があることを教えてくれます。

1. 身体を整えることが、胚の質向上につながる

鍼灸治療は、卵巣の血流を改善し、身体のバランスを整えることで、質の良い卵子を育む環境づくりをサポートします。これは、PGT-Aの成功率を高める上でも非常に重要です。

2. 自分の身体に合った治療法を見つける

Yさんは、クリニックの治療方針だけでなく、ご自身の身体の状態や希望に合わせて治療法を選択しました。鍼灸で身体を整えながら、納得できる形で治療を進めることが、成功への鍵となります。

3. 希望を捨てずに、二人三脚で

不妊治療は、先が見えないトンネルのように感じられるかもしれません。しかし、Yさんのように、希望を捨てずに続けることで見える光もあります。私たち専門家が、あなたの心と身体に寄り添い、二人三脚でゴールを目指します。

Yさん妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

高齢のため、原因不明不妊症で、採卵してもなかなか良好胚盤胞ができなかったため

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外受精(顕微授情・受精卵着床前検査(Pgt-a))

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

レーザー・ウォーキング・サプリメント

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

施術を受けるようになってからの採卵では、成熟卵が以前より多く採れるようになってきて、胚盤胞になる率も上がり、pgt-a正常胚を得ることができました。いつも親身になって話を聞いて下さり、精神的にも楽になることがことかできました。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など) やメッセージがあればお願いいたします

ネガティブなことを考えがちになりますが、一歩ずつ前に向くことで大きな喜びを得ることができました。諦めずに続けることの大変さはありますがそこから先にある結果を信じて頑張って下さい!

39歳患者様ご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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卵子の老化を防ぐ簡単な5つの習慣とは?

投稿日:

卵子の老化を防ぐ!今すぐできる簡単な5つの対策

妊娠を希望する女性にとって、卵子の質は非常に重要です。年齢とともに妊孕力が低下することは広く知られていますが、いくつかの方法を取り入れることで、卵子の質を改善し、妊娠の可能性を高めることができます。以下に、卵子の質を上げるための5つの方法を紹介します。

ミトコンドリアの機能をサポートする

ミトコンドリアは卵子のエネルギー源であり、その機能が低下すると卵子の質も低下します。ミトコンドリアの機能をサポートするためには、抗酸化物質を豊富に含む食品を摂取し、酸化ストレスを減らすことが重要です。具体的には、ビタミンCやビタミンE、コエンザイムQ10などが効果的です。

健康的な食生活を維持する

栄養バランスの取れた食生活は、卵子の質を向上させるために不可欠です。特に、DHEAやコエンザイムQ10などの栄養補助食品を適度に摂取することが推奨されます。また、高脂肪食を避け、カロリー摂取を適切に管理することで、卵子のミトコンドリア機能を改善することができます。

ストレスを管理する

ストレスは卵子の質に悪影響を与える可能性があります。リラクゼーションやヨガ、瞑想などのストレス管理方法を取り入れ、心身の健康を維持することが大切です。ストレスを軽減することで、卵子の質を向上させることが期待できます。

適度な運動をする

適度な運動は血行を良くし、体全体の健康を促進します。特に、有酸素運動は体内の酸素供給を改善し、卵子の質を向上させる効果があります。無理のない範囲で、日常的に運動を取り入れることが推奨されます。

睡眠の質を高める

十分な睡眠は体の回復とホルモンバランスの維持に不可欠です。質の高い睡眠を確保するために、規則正しい生活リズムを保ち、寝室の環境を整えることが重要です。良質な睡眠は卵子の質を向上させるための基本です。

以上の方法を実践することで、卵子の質を改善し、妊娠の可能性を高めることができます。日常生活に取り入れやすいアプローチから始め、継続的に実行することが成功への鍵です。

卵子の老化を防ぐための5つの対策を実践している女性のイメージイラスト

参考文献

齊藤隆和(2022)「生殖補助医療(ART)の立場から女性年齢の妊孕性に及ぼす影響―卵子のエイジング」『周産期医学』52巻3号,pp. 301-305.

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妊娠初期・妊娠中の出血は大丈夫?原因と対処法

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妊娠初期・妊娠中の出血について:流産、切迫流産、不育症の真実

妊娠中に出血があると、多くの方が「流産してしまうのではないか」と不安に感じるのは当然のことです。特に、過去に何度も流産を経験している方にとっては、その不安はさらに大きくなるでしょう。

「出血しましたが大丈夫でしょうか?」「生理のような出血がありました」

といった相談が寄せられることも少なくありません。このようなケースでは、一般的に「安静にしてください」という指示が医師から出されることが多いです。しかし、実際には安静がどの程度有効なのか、以下でご説明します。

安静の効果を検証した研究の概要

信頼性の高いレビューで知られる「Cochrane Review」では、妊娠初期の出血が見られる場合の安静の効果についてメタアナリシスが行われています。2005年に発表されたこのレビューでは、流産のリスクがある妊娠において、安静がどのような影響を与えるのかを検討しました。結果は以下の通りです

  • 安静群と非安静群の間で、流産率に有意差は認められませんでした。
  • また、入院しての安静と自宅での安静の間でも、流産率に差は見られませんでした。
  • さらに、安静にせずhCG注射を行った場合の方が、安静群よりも流産率が低かったという結果も報告されています。

これらの結果から、安静そのものが流産を防ぐ有効な手段ではないことが示唆されています。

流産と年齢、染色体異常の関係

流産は、妊娠22週未満(欧米では24週未満)に発生する妊娠の喪失であり、およそ10~15%の妊娠において見られます。その多くは胎児の染色体異常によるものであり、母体の年齢が上がるほど流産のリスクが高まります。例えば、35歳までの女性では、体外受精での流産率は17~20%ですが、40歳では35%、42歳では47%、そして45歳では65%に達します。これらは、卵子の老化が進むにつれて異常な受精卵が増加するためと考えられます。

心の安静の重要性

このように、妊娠初期の出血に対する「身体の安静」の効果は限定的であると考えられますが、一方で「心の安静」は非常に重要です。複数回の流産を経験した場合、染色体異常が原因であるケースが減少する傾向がありますが、流産回数が2~4回の場合は、依然として60%が染色体異常によるものです。医学的な原因を究明しつつも、「tender loving care」、すなわち心のケアが妊娠の継続に大きく寄与することが知られています。

過度な心配やストレスは、子宮内の血流を低下させ、胎児への影響を及ぼす可能性があります。妊娠中は、なるべく心配を避け、心を穏やかに保つことが大切です。しかし、心配すること自体を完全に避けるのは難しいことも理解しています。医療者としては、妊婦の方が安心できるような対応が求められています。

妊娠中の出血はすべてが危険なサインではない

人間と同じく、マウスなどでも妊娠初期に出血が見られることがあります。これは、胎盤が形成されているために起こる正常な現象であり、必ずしも流産のサインではありません。胎盤が子宮内膜に侵入していく過程で出血が起こることは自然なことであり、「胎盤が作られている証拠」と考えることができます。このような出血は、心配する必要がないことも多いのです。

妊娠中の出血に対して不安を感じることは当然ですが、必ずしもすべてが危険を意味するわけではないことを理解し、冷静に対処することが重要です。

妊娠初期・妊娠中の出血に不安を感じる女性のイメージイラスト

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